ゲーム
投稿日:2019年11月04日更新日:2019年11月15日

賛否両論?ゲーム性を徹底解説!デス・ストランディングの口コミ・評判まとめ

日本が世界に誇るゲームデザイナー小島秀夫監督による待望の新作『デス・ストランディング』が2019年11月8日にいよいよPS4用で発売されます。

デス・ストランディングは小島監督がコナミを退社・独立してからの初めての作品であり、4年ぶりの新作ということで世界的に注目されているんですよね。

しかし、先行プレイしたレビュー誌各社によると賛否両論の意外な評価となっていました(;゚Д゚)

この点を踏まえ、まだ購入を迷っている人の為に「デス・ストランディングがどういうゲームなのか?」「海外レビューの評価はどうなのか?」「世間の口コミ・評判はどうなのか?」といったことをまとめていきます。

【追記】
私も購入し、現在25時間ほどプレイしてようやくストーリー終盤といったところです。詳しいレビューは後日投稿しますが、個人的には今年のゲームTOP3に入る神ゲーですね。

ゲーム前半はRDR2(レッドデッドリデンプション2)に近い感覚でのんびり世界観に浸りながらミッションを進め、後半からは色々とメタルギアっぽくなります(笑)

好みは分かれる作品ですが、個人的にはかなりオススメです。遊ばないと勿体ないですよ(*’ω’*)

デス・ストランディングが世界的に注目されている理由

まず、デス・ストランディングがこれだけ注目されている理由について説明します。

メタルギアシリーズの小島秀夫監督による待望の新作

これだけ注目されているのはシンプルに小島秀夫監督の新作だからです(笑)

小島監督の代表作メタルギアシリーズは世界的人気を誇るので、注目されないわけが無いんですよね。

私も初代プレステのメタルギア・ソリッドからプレイしていますが、やはり無条件に小島作品の新作を期待してしまうんですよね。それだけのめり込んでしまう世界観があるんです(*’ω’*)

全く新しい革新的なゲーム性

革新的なゲーム性も注目されている大きな理由です。

あとで詳しく書きますが、デス・ストランディングでは『歩行』そのものを再定義しているんですよね。

本来、ゲームにおける歩行はとても退屈なものですが、デス・ストランディングではただの歩行ですら楽しめるようにデザインされているんです。

また、ソーシャル・ストランド・システムと呼ばれる新たな取り組みも導入しています。これについても後述します。

小島監督が作り出すイノベーションに世界中が期待しているのです。

主役にウォーキング・デッドでお馴染みノーマン・リーダスを起用

主役には超人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』でお馴染みノーマン・リーダスを起用しています。

独立後、初の作品で超大物俳優を起用するとか凄すぎですよね!でも実は小島監督がノーマンを起用するのは初めてではないんです。

2014年にPS4で配信された幻のホラーゲーム『P.T.』にもノーマンは出演しているんですよね。幻と言われる理由は、早々と配信が終了してしまった事もありますが、この本編とも言える作品『Silent Hills』の発売が中止になってしまったからなんですよね(小島監督とコナミの間にいざこざがあり…)。

そして2回目の起用となったデス・ストランディングではノーマンがゲーム内で様々な演技をするわけですが、アドリブで小ネタを色々と仕込んでいるようなんです。このことから小島監督とノーマンの信頼関係の良さがよく分かりますよね(*’ω’*)

なお、ノーマンが出演しているウォーキング・デッドを見るならHuluがオススメです。1日あたりわずか30円程度で5,0000本の動画が見放題なのでコスパ最強です。2週間無料トライアルも利用できるので気になる方はまずは登録してみると良いかと思います。

メタルギアシリーズを彷彿とさせる演出・声優陣

デス・ストランディング日本語版のプロモーション映像を見ると分かりますが、メタルギア・ソリッドの主役であるスネークの声優を務める大塚明夫さんが今回も起用されているんですよね。私の中では『小島作品=大塚明夫さん』というイメージなので、このキャスティングはかなり嬉しいですね。

また、映像的な演出にはメタルギア・ソリッドで培ったノウハウが生かされているように感じました。メタルギアとは全く違う世界なのにどことなくメタルギアを感じてしまう、それだけ小島監督の色が強く反映されているという事なんだと思います。

Horizon Zero Dawnのゲリラゲームズと共同開発

個人的には技術的な面でも期待が大きいです。

デス・ストランディングは名作『Horizon Zero Dawn』のゲリラゲームスと共同開発なんですよね。正確には Horizon Zero Dawn で使ったゲームエンジンを独自にチューニングし提供してもらっているという感じです。

元々は小島監督がゲームエンジンの提供をお願いしただけだったらしいんですが、ゲリラゲームスの方が「ぜひ、一緒に作りましょう!」と協力を申し出たそうなんですよね。

それだけ、ゲームファンに限らずゲーム業界までもが小島監督に期待しているという事なんだと思います。

デス・ストランディングの世界観

ノーマン・リーダスが演じる主人公サム・ポーター・ブリッジズが、『デス・ストランディング』と呼ばれる謎の現象によって”バラバラに分断された都市と人々を再び繋ぎ合わせる”というのが本作の主な目的です。

この世界には『時雨(タイムフォール)』と呼ばれる生物の寿命を急激に進めてしまう雨が降るため、地上で生物が生き続けることは出来ません。なので人々は地下で生活をしています。

また、『BT』と呼ばれる”あの世の存在”が地上には現れ、人と接触することで対消滅(ヴォイドアウト)し、辺り一面が吹き飛び巨大なクレーターが出来ます(当然、その人は死にます)。これに抵抗出来るのは『死から帰還できる能力』を持つ主人公のサムのみ。必然的にサムが運び屋となりその役割を果たすことになります。

バラバラに分断された都市と人々を再び繋ぎ合わせた先に何が待っているのか? そもそも、デス・ストランディングとは何なのか?

小島監督のことですから、我々が予想もしない展開が期待できるのではないかと思います。

デス・ストランディングのゲーム性

続いてデス・ストランディングのゲーム性について説明していきます。

ゲームにおける『歩行』の再定義。奥が深すぎる『荷物運び』

先ほど簡単に触れましたが、デス・ストランディングでは『歩行』を再定義しています。

ゲーム開始時は都市は分断された状態なので道路は整備されていません。なので、草木に覆われた荒れた地を歩いて物資を運ばないといけないんですよね。

また、効率的に物資を運ぶ為に、なるべく多くの荷物を背負って歩く必要があります。面白いのが背負う荷物の積み方はプレイヤーが自由に決められて積み方によって歩きやすさが変わってくるんです。

プレイヤーは荷物を落とさないようにLボタン・Rボタンを使ってバランスを取りながら歩く必要があります。

また、地形にも注意が必要です。近道をしようと川を渡ったり、岩場を登ったりすることも出来ますが転倒のリスクが伴います。

「じゃあ、近道しなればいいのでは?」と思うかもしれませんが、荷物は雨にさらされることで劣化し、ミッションクリア後の報酬・評価が低下します。だから、人間心理として近道がしたくなるんですよね。

今までのゲームは歩行は『ただの移動』でしかありませんでしたが、デス・ストランディングでは歩行に『戦略的要素』が盛り込まれているんです。

なお、「歩行なんて地味じゃない?」って思うかも知れませんが、爆速で斜面を下るのは爽快の一言です(*‘ω‘ *)

ソーシャル・ストランド・システムによる他のプレイヤーとの間接的な繋がり

デス・ストランディングならではの特徴と言えばソーシャル・ストランド・システムです。

これによりマルチプレイとは違った間接的な繋がりを実現しています。

プレイヤーには他のプレイヤーの姿は見えませんが、プレイヤーの行動によって他のプレイヤーの世界に影響を与えることが出来るんですよね。

例えば、本来は草木が生い茂る草原が、数々のプレイヤーが通ることで踏み慣らされ”道”となります。

また、プレイヤーが捨てたアイテムが他のプレイヤーの世界では何かの役に立つかもしれません。

他のプレイヤーが川に橋を架ければ、自分もそれを利用することが出来ます。

見えないプレイヤーと協力して大きな建築物を作成することも可能です。

一人だけど一人じゃない。
プレイヤーの何気ない行動が他のプレイヤーに影響を与え、多様なゲーム体験が可能。

これがデス・ストランディングなんです。

戦闘もあるが基本的には「いかに効率的に荷物を運ぶか」が求められる

デス・ストランディングにも戦闘はあり、メタルギア・ソリッドシリーズでもお馴染みのTPSによる銃撃戦が楽しめるようです。物資を奪ってくる配達症候群の元配達員、容赦ないテロリスト、BTと呼ばれる異形の怪物との交戦があります。

しかし、サムの目的は『荷物を無事に届けること』なので、極力戦闘は避けることが望まれます。

避けようと思っても最短ルートには敵の拠点があるはずです。そこで、以下のような決断を迫られるわけです。

  • 迂回して遠回りするか
  • ステルスで上手くやり過ごすか
  • リスクを覚悟して強行突破するか
  • ミッションを受注する前に敵を殲滅しておくか

こういった選択肢で頭を悩ませるのも本作の魅力だと思います。

上の項目の4つ目にさらっと書きましたが、本作では『ミッション受注前に敵の拠点を壊滅させておき安全な状態で荷物を運ぶ』という手段も取れるんですよね。

多種多様な選択が取れるのはホント魅力的だと思います。

雪山登山がメチャクチャ楽しいらしい

デス・ストランディングは広大なオープンワールドです。

小島監督いわく「雪山登山が病み付きなるぐらい楽しい」らしいです。これのせいでストーリーがなかなか進まない人もいるとのこと(笑)

『歩行』することを再定義した本作なので、最も過酷な歩行が求められる雪山登山は確かに楽しそうですよね(*’ω’*)

おそらく、この雪山にも様々なサブクエストが用意されているのではないでしょうか?期待は膨らむばかりです。

復旧が進むと新たな問題も…

プレイヤーは物資を運ぶ以外にも『国道を復旧する』という役目もあります。

国道の復旧が進むと乗り物を快適に走らせることが出来るようになり、ゲームの進行もスムーズになるはずです。異文化・異人種交流も盛んになります。

ただし、人と人が繋がり始めると同時に争いも生まれます。

こういった部分もデス・ストランディングでは描いていると小島監督が言っていました。

「良かれと思ってやったことが、必ずしも良い結果を招くとは限らない」といった感じでしょうか。考えさせられますね…(‘ω’)

なお、国道の復旧をするかはプレイヤー次第なので、ある種のやり込み要素的ですね。人気ゲーム実況者の2BRO.のおついちさんはストーリーそっちのけで国道復旧に専念しているようです。(笑)

デス・ストランディングの海外メタスコア

デス・ストランディングが海外ではどう評価されているか見てみましょう。

Metacriticが公表している海外レビューを総合的に数値化したメタスコアでは84点を獲得しています。

平均点はかなりの高水準となっていますが、レビュー誌各社の点数は大きくバラツキがありました。

  • Gaming Age: 100/100
  • TheSixthAxis: 100/100
  • Millenium: 98/100
  • Gaming Nexus: 95/100
  • COGconnected: 93/100
  • GameSpot: 90/100
  • God is a Geek: 90/100
  • IGN Spain: 87/100
  • Guardian: 80/100
  • Game Informer: 70/100
  • IGN: 68/100
  • Stevivor: 35/100

こういった感じで、100点から35点まで本当に幅が広いです。

100点を付けたTheSixthAxisは「”今世紀最高のゲーム大賞”を狙える作品だ!」と絶賛し、93点を付けたCOGconnectedは「今までにプレイしたことが無いタイプの作品」と独創性を評価しています。

一方で、68点を付けたIGNや、35点をつけたStevivorはゲームの単調さについてマイナス評価をしていました(言ってしまえばこのゲームでやることは荷物運びですからね…)。

なお、IGN Japanのレビューは9.5(10点中)をマークしているので、同じIGNという名の企業でもレビュアーによって評価が大きく変わる作品であると言えますね。

デス・ストランディングの口コミ・評判

デス・ストランディングについて世間の口コミ・評判・期待の声などをまとめました。

ここからは実際にデスストをプレイしたい人の感想です。

こんな感じでした。

全体的な評価としてはグラフィックのクオリティの高さを評価する声が非常に多い印象ですね。海外メジャータイトルに引けを取らないレベルという意見もありました。

また、『歩行』を再定義したゲームシステムについては、「面倒くさそうだけど面白そう」といった作品の奥深さを評価する声が多いですね。

一方で辛口意見には「(監督が中盤から面白くなってくると言ったことに対し)最初から最後まで楽しませてくれ」というような指摘がありました。

確かに、私が最高にハマったフォールアウト4という作品は、最初の5時間は何をしたらいいか分からず、十分に楽しめませんでしたからね…。それでユーザーが離れてしまっては元も子も無いわけですから、全く新しい革新的な作品であっても、最初から楽しさを感じられるように作るのがゲームクリエイターの役割だと思います。

また、プレイした人は概ね高評価で、各々が独自のスタイルでデスストを満喫しているようです(*‘ω‘ *)

IGN Japanによるレビュー動画と、先行プレイヤーによるクリア後のトーク動画も載せておきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、人気ゲーム実況者の2BRO.(弟者、兄者、おついち)の方々が小島監督と対談し、実際に本作を実況プレイしていますので、ぜひこちらの動画も参考にしてみてください!

更に、けいじチャンネルさん(←下ネタ大好きおじさん)がゲーム序盤5時間をレビュー動画を投稿しているので、こちらも購入の参考になると思います。

デス・ストランディングの初週売上本数は?

デス・ストランディングが発売されてから1週間が経過したので追記します。

気になる初週売上本数ですが18万6,000本という事でした。DL版を含め30~35万本ぐらいと割と順調な売上だと思います。

今年大きな話題になった死にゲー『SEKIRO』が初週15万本、昨年発売された広大なオープンワールドを舞台にした超大作『RDR2(レッドデッドリデンプション2)』が初週13万本ということを考慮すれば予想以上の売上ですね(ただ、豪華ハリウッド俳優を多数起用しているので利益が出るのか微妙なところですが…)。

デススト発売から1週間が経過してAmazonの評価に変化があった模様

デス・ストランディングが発売されて2、3日目ぐらいはAmazonのレビューがかなり賛否両論だったんですよね。星5つの高評価が40%ぐらい、星1つの低評価が20~30%ぐらいあったかと思います。

ところが、発売されて1週間が経ち、Amazonレビューを確認して見たところ評価はこうなっていました。

星1つの低評価が10%まで減り、星5つが50%にまで増えています。

この逆転現象は上で紹介したRDR2でも起きています。「チュートリアルが長すぎる」という事で発売当初は低評価が多かったんですよね。でも、発売から時間が経ち評価が見直され神ゲー認定されています。

要するにデス・ストランディングも発売から時間が経ったことで「本来の面白さが分かってきた」という人が多いのではないでしょうか。

デス・ストランディングはオススメ?発売日は?

デス・ストランディングは小島監督いわく賛否の分かれる作品であり、面白さが分かるまで少し時間がかかります

ゆったりと世界観に浸ったり、コツコツと積み上げることが好きならオススメです。逆に「さっさとクリアしたい」と最短攻略を目指す人には合わない作品だと思います。

また、メタルギアソリッドシリーズの”多様なゲームプレイ”が好きならオススメだと思います。なぜなら、本作でも様々なアプローチによる攻略が可能だったり、攻略以外にも多種多様な遊び方が出来ますし、映画的な演出やキャスティングの豪華さにも、どことなくメタルギアソリッドっぽさを感じるからです。

個人的に特に惹かれた部分は、「他のプレイヤーの行動によって、世界に変化が起こり攻略方法が変わってくる」という事ですね。

小島監督率いるコジマプロダクションによる待望の新作『デス・ストランディング』PS4版の発売日は11月8日です(PC版は2020年夏頃発売予定)。

これからPS4本体を購入する人は同梱パッケージもオススメですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事のご意見・ご感想は下記ツイートに返信お願いします!

今注目のPS5・PS4ソフト

PS5本体の購入・予約はこちら

Amazonでも普通にPS5が購入可能になりました(一部のエディションを除く)! PS5に最適化したゲームはロード時間がほぼ無いので快適なプレイが楽しめますよ!