韓国のゲーム製作会社『シフトアップ』が手掛ける『ステラーブレイド』ですが、PS5タイトルで最も優れた評価を得たことで話題になっています。
しかし、この件について素直に喜べない理由があります。
というわけで、今回はこれについて解説していきます。
ステラーブレイドがMetacriticのユーザースコアで最高評価を獲得
Metacriticと言えば世界中のレビューを統括したメタスコアでお馴染みですが、ユーザーによる評価(ユーザースコア)も存在します。
ステラーブレードは、そのユーザースコアで9.3を獲得し、PS5タイトルで最も高い評価(2024年時点)となりました。
参考までに、歴代PS5タイトルで上位タイトルは以下の通り。
- 9.0点 FF7 リバース
- 9.0点 The Talos Principle 2
- 8.9点 マーヴェルスパイダーマン2
- 8.9点 バルダーズゲート3
- 8.9点 Hi-Fi Rush
- 8.8点 ウィッチャー3
- 8.7点 Rise of the Ronin
- 8.6点 龍が如く8
- 8.6点 プリンスオブペルシャ 失われた王冠
- 8.5点 ペルソナ3 リロード
- 8.5点 デビル メイ クライ5 SP
- 8.4点 グラブル リリンク
といった感じなので、現時点では単独首位という事になりそうです。
PS5「ステラーブレイド」
Metacriticのユーザースコアが9.3点となり、PS5で最もユーザーから評価されたゲーム
+2024年最もユーザーから評価されたゲーム(全機種対象)に。https://t.co/98ceQT3rd3
🔽参考:これまでのPS5高評価ゲーム
9.0点 FF7 リバース
9.0点 The Talos Principle 2
8.9点… pic.twitter.com/1LiQl1Qrso— れんか (@Renka_schedule) May 1, 2024
ステラーブレイドの偉業を素直に喜べない理由はポリコレが評価に絡んでいるから
上記X(旧ツイッター)のれんか (@Renka_schedule)さんの投稿には、現時点で7件のリプがありますが、その全てがポリコレ絡みの内容なんですよね…。
れんか (@Renka_schedule)さん自身は、ポリコレに触れたり、それに誘導するような事を全く言っていないのにも関わらず、リプ欄はポリコレで埋め尽くされるという異様さ…。
一応プライバシーに配慮してモザイクを入れてます(リプを直接見れば名前は分かるので意味無いですが)。
ステラーブレイドは『ポリコレに配慮しなかったタイトル』として、反ポリコレ派によって過度に持ち上げられることが多いことは有名です。
つまり、ユーザースコアがPS5タイトルで1位になったのも、そういった反ポリコレ派による『高評価荒らし』が影響している可能性があるのではないかと疑ってしまうんですよね。
実際、ステラーブレイドとは真逆で、ポリコレに配慮した作品である『ラストオブアス2』はゲームオブザイヤー受賞タイトルであるのにも関わらず、ユーザースコアは5.8と低評価を付けられ荒らされた事実があります。
誤解が無いよう念押ししておきますが、ステラーブレイド自体はかなりクオリティの高い名作です。私も現在プレイ中ですが、85~90点を期待出来る内容に仕上がっている作品だと感じました。
しかし、正直『PS5で一番優れたタイトル』とは言えないのも事実です。改善点や課題もちらほら見かけますし、ゲーム史を変えるような独創性の高いタイトルというわけもありません。
何より、先ほど紹介した投稿のリプライがポリコレに終始してしまっているのが、作品が正当に評価されていない事の裏付けになってしまっていると思います・・・(ユーチューバーなんかも、この作品を紹介する時に、「ポリコレに屈しなかった!」みたいな謳い文句を入れてる物が多いですからね)。
そもそもですが、この手の描写に関しては、だいぶ前に発売された『龍が如く極』のゲーム内にある『メスキング』というコンテンツの方がだいぶ攻めた内容でしたが、ほとんど騒がれませんでしたし、変に評価に影響するということもありませんでしたね。
ゲームファンとしては思想は抜きにしてゲームを評価してもらいたい
いちゲームファンとしては、作品の評価にポリコレ・反ポリコレといった思想を持ち込まないで欲しいですね。
ステラーブレードのように高評価につり上げられるのも、ラストオブアス2のように低評価荒らしをされるのも不快でしかありません。ゲーム開発者の方々も苦労して開発した作品が、不当に評価がつり上げられても嬉しくはないでしょう。
一方、ゲーム開発者が自身の思想を作品に反映することは自由です。ポリコレに配慮するのも、配慮しないのもクリエイターが決めることであり、ユーザーはそれを尊重すべきです。