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更新日:2019年01月15日

【評価・レビュー】”生きたオープンワールド”を体験できる『レッドデッドリデンプション2:RDR2』は神ゲーか?クソゲーか?

 

最初に言っておこう。
レッドデッドリデンプション2は「本物のオープンワールドを求める人にとっては神ゲーである」と。

・・・

8年もの開発期間を得て遂に発売された『レッドデッドリデンプション2(RDR2)』ですが、海外レビューサイトのメタスコアは圧倒的高評価なのに対し、日本国内のユーザーレビューは賛否両論で、クソゲーだと酷評を下す人も少なくありません。

これについて「海外レビューはメーカーに忖度している!」という意見もありますが私はそうは思いません。単純に『ゲームに求めているもの』が欧米人と日本人で違うことが原因だと考えられます。実際、Amazonのレビューを見ても海外と日本で大きな開きがありました。

欧米人は”本当の意味でのロールプレイング”を好み、『自由』や『リアリティ』を重視します。一方で、日本人はある程度道筋が決まっているものを好み、『快適さ』や『ゲーム的な面白さ』を重視します。こういった傾向があるのです。

これを踏まえ、私がレッドデッドリデンプション2をプレイした感想を、良い部分、悪い部分を余すことなくレビューしていきます。

この記事の目次

オープンワールドの完成度は圧倒的!探索・冒険好きには神ゲーと言っても過言ではないレベル

まさに”生きた”オープンワールド!ただただ歩くだけでも発見があって楽しい

皆さんは、オープンワールドに印象を持っていますか?おそらく「密度が少なく味気ない…」と思っている人が多いのではないでしょうか? 綺麗なだけ、広いだけのオープンワールドは実に多いんですよね。

でも、レッドデッドリデンプション2は違います。現実のような生活感があり色々なアクシデントにも遭遇します。”生きた”オープンワールドなんですよね。

例えば、各地には200種類もの動物が生息しています。草食動物もいれば肉食動物もいます。もちろん、主人公アーサーは普通の人間なので油断すれば普通に食い殺されます…w。動物狩るの楽しいんですよね。動物毎に手に入る素材が違ったり装備や施設のアップグレードに必要になるので収集しがいがあるんです。勿論、肉は食料にもなります。皮を剥ぐのもいちいちリアルなんですよね(笑)

また、各地を適当に散歩しているだけでもイベントに遭遇します。例えば、誘拐犯が拉致の真っ最中だったり、物乞いを装った強盗だったり、瀕死の人を病院に運ぶことになったりなど…。とにかく、ブラブラとするだけでも発見があるのでオープンワールドに活気があるんです。シナリオの脚本も2200ページにも及ぶそうなので全てのイベントを見るのは大変そうです。おかげでメインのミッションがなかなか進まないという…w

これも偶然遭遇したイベントなんですが、手術シーンがリアルに作り込んであってエグイ…。ちなみに私がプレイした時は夜に発生したので、同じイベントでもプレイヤーによって全く違ったシチュエーションになるという事なんですよね。

猫好きに朗報!
リアルなのは人だけではありません。動物もなんですよね。猫を追っていたら爪砥ぎをはじめるとかホント芸が細かいですよね。

猫好きに悲報…。
鳩を咥える猫もいる模様…。

グラフィックが超絶!建物の作り込みがスゴイ!

建物の造形もかなりリアルですね。単純に美しいのではなく120年前のアメリカがそこにあるような感覚です。そう感じる理由は建物だけじゃなくて、周囲の作り込みがしっかりしているからなんでしょうね。特にぬかるみの表現が凄いんですよね。土の柔らかい感じが忠実に表現されているんです。このリアルな色彩感や質感はオープンワールド作品の中では断トツですね。

建物はハリボテではなく中に入れるものも多く、屋上に登って”屋根伝いに隣の家に飛び移る”なんて事もできます。これが地味ながら意外と楽しいんですよね。家の中の作り込みも細かく、戸棚やタンスを漁ることも出来るんですよね。

また、アメリカの歴史を知る上でも役に立ちますね。中華街がこの時代からアメリカに存在していると初めて知りました。こういう発見も楽しいですよね。

本物のオープンワールドとは何か?

冒頭で”本物のオープンワールド”と書きましたが、本作はまさにそれに当てはまります。

私が思う”本物のオープンワールド”とは、リアリティだと思うんですよね。グラフィックの美しさや建物の造形もそうですが、躍動感が特に重要だと思います。ただのマップではなく人々が生活している世界、これが躍動感です。レッドデッドリデンプション2の世界はこれが強く感じられるんですよね。歩いているだけでも楽しいのはこのおかげなんだと思います。

善人プレイも悪人プレイもプレイヤー次第!アウトローな世界観がたまらない

本作の主人公はギャング集団の一員なので基本的には悪人なんですが、ストーリー上仕方ない場合を除いて善悪をプレイヤーが決めることが出来ます。

人助けをしたり動物を可愛がったりするのも自由、強盗して金品を奪ったり快楽殺人を行うのもプレイヤーの自由なんです。もちろん行動には代償が伴います。善行を行えば町の人も親切にしてくれますし、悪行をすれば世間の目は冷たく賞金稼ぎに命を狙われることもあります。

基本的にこのゲームは犯罪を犯した方が大金を稼ぎ易いので、善行プレイを徹底していたはずが心揺らいで犯罪に手を染めたりしてしまうのも、このゲームの面白さだと思いました。

規制もほぼ無し!?グロすぎワロタw

気になる人もいると思いますが、このゲームにはグロテスクな表現(ゴア表現)が存在します。ご覧の通りショットガンで頭を撃てば頭が吹き飛び、手足を撃てば手足が吹き飛びます。日本版でここまでグロテスクなのはフォールアウト4ウィッチャー3ぐらいだと思います。

ただし、全く規制が無いかと言われたら実はあります。海外版のほうが断面がリアルだったり、ちぎれた手足が画面上に残ります(先ほど紹介した手術シーンが規制されていないのが不思議です。医療行為ならOKなんでしょうか…笑)。

あとは、最初に行く街『バレンタイン』近くの高架下で死体がぶら下がっているんですが、ここも規制されているんですよね。

海外版だと頭と足が無くて内臓がデローンと出ている状態なんですが、日本版だとただ吊るされているだけです。ただし、日本語版でも切断された頭と足は近くに存在するので、まるで2人が犠牲になっているように誤解してしまうんです。こういった考察に影響を与えるような規制はなんとかしてもらいたいですね(そもそも、上で紹介したように欠損表現自体は出来てるわけですからね)。

中盤以降ストーリーの盛り上がりがヤバい!ただ欠点も

前作でもストーリー終盤の展開には度肝を抜かされましたが今作も負けず劣らずですね。

チャプター3の後半あたりになると雰囲気が一変します。序盤はギャング集団とはいえ平穏さが感じられたんですが、ここからはヒリヒリするような展開のオンパレードなんですよね。ホント目を覆いたくなるような衝撃のシーンばかりです。

特に、主人公アーサー・モーガンの心情の変化が何とも言えない気持ちにさせてくれます。

アーサーは少年期にギャングのリーダーであるダッチに命を救われた恩義を感じ、ダッチの右腕として生きてきたわけですが、次第にダッチの行動に疑問を感じるようになっていくんです。その心情の変化が物語の結末に繋がっていく感じがホント熱いんですよね。アーサーの”覚悟”は涙無しには語れません

ちなみに本編はマルチエンディングで、プレイヤーの行動によって変動する名誉レベルと、最終局面での選択肢によって分岐します。確認した限りだと4パターンあるようですね。どれも『無法者のギャングならではの結末』といった感じで考えさせられるものがあります。

プレイヤーが置いてきぼりなストーリー序盤はマイナス

ストーリー序盤は主人公アーサーとギャングメンバーの関係性が分かり難く、人数も多いので名前と顔が一致しないんですよね。しかも、キャラクターが背を向けながら話すことが多いので、『誰が喋っているのか分からない』という状況が続きます(オプションで字幕に喋っている人の名前を表示することが可能)。

また、序盤は地味な展開が多いので尚更キャラクターを覚えにくいんですよね。印象的なシーンがあれば一発なんですが…。そんな中でもストーリーは進行していくので『置いてきぼり』な状態なんです。

というわけで、2周目をプレイすること推奨ですね。キャラクターの関係性を把握した状態でプレイする2周目は「あれはそういう事だったのか!」という発見があるので新鮮味があって楽しいですよ。

不便さがリアリティを生み出すことに成功している

個人的にはレッドデッドリデンプション2は神ゲーだと自信を持って言えるぐらい優れた作品だと思いますが、いくつかの欠点があります。しかし同時にこの欠点がゲームのリアリティを高めているんですよね。

何をするにも時間がかかる。だがそれが良い

本作は何をするにも時間がかかります。例えば、狩った動物を捌くのにいちいちナイフを使って皮を剥ぐ模様を見せられますし、狩った動物は馬に乗せて自力でキャンプまで運ぶ必要があります。そしてその道のりが長い…。本当に時間がかかるんです。

これが「面倒臭い!」と思う人も多いかと思いますが、この面倒臭さがリアルな狩りを演出する事にも繋がるわけです。そういった面倒臭さも世界観に浸る為の要素だと思うんですよね。

要するにレッドデッドリデンプション2はゲームではなくシミュレーターなんですよね。

とはいえ操作性の改善は必要あり

大半の面倒臭さは演出として楽しむことが可能ですが、理不尽に面倒臭いものも一部存在します。

例えば、『ボタンの長押し』です。このゲームでは何をするにも長押しする事が多く、バックを開くにもアイテムを寄付するにも長押しする必要があるんですよね。演出とは関係ない部分で長押しを強要されるのは流石にストレスなので改善してもらいたいですね。

また、このゲーム『操作がとても複雑』です。全てのボタンをフル活用するので覚えるのが大変なんです。さらに、似た動作でも押すボタンが異なる場合もあったりするので混乱するんですよね。最初の5時間ぐらいは操作ミスによる死亡は覚悟する必要があります…。

また、日本語吹き替えが無いのも残念ですね。とにかくセリフが多い作品なので字幕を追うのが大変です。一度聞いただけではストーリーを理解できない事もありました(ストーリーミッションはリプレイ可能)。また、ミッションに関係のないセリフには字幕すら付かないのももったいないと思いました。

あとキャラクターの動きがリアル過ぎてもっさりしているという人も多いですが、個人的にはアリですね。この世界に入り込む為には必要な要素だと思います。

チュートリアル長すぎ問題

ストーリーは主人公が属するギャング集団が大強盗に失敗して雪山に逃げ込んでくる所から始まりますが、この雪山での一連の出来事がチュートリアルとなります。これが結構長さで2、3時間ぐらいかかります。

もちろん、ストーリーに絡む部分なのでチュートリアルとはいえ退屈はしません。しかし、自由に行動できるオープンワールドの醍醐味は味わえないので、もしかしたら退屈に感じる人は多いかも知れませんね。

ただ、メインストーリーを追うだけでも65時間のボリュームがあるので、そのうちの2、3時間と考えると短いのかも知れません。

さくさくクリアしたい人にはクソゲーに。最低でも100時間は腰を据えて遊ぶつもりなら神ゲーに!

このゲームは遊ぶ人によって大きく評価が割れると思います。

「さくっとクリアしたい」という人には面倒臭いだけのクソゲーになると思います。一方で「じっくり腰を据えて長く遊びたい」という人には神ゲーになると思います。

最低でも100時間は遊ぶ心構えじゃないと本作は楽しみにくいと思います。5時間遊んでやっと面白さが分かってくるようなスルメ作品です。

あとはコンプリートにこだわる人もイライラしてしまうでしょうね。気ままにのんびりギャング生活を満喫したい人はハマれると思います。

サブクエはメインストーリーと並行して遊ぶべし

『先にメインストーリーをクリアしてからサブクエを楽しむ』という遊び方をする人は多いと思います。

しかし、本作ではそれはオススメしません。なぜなら、メインストーリーが進むと消滅するサブクエストが多いんですよね。

なので、サブクエ優先でゲームを進めていくことがゲームを隅々まで楽しむ秘訣となります。

レッドデッドオンライン(RDO)ベータ版をプレイした感想について

11月30日にいよいよ全ユーザーがレッドデッドオンライン ベータ版をプレイする事が出来るようになりました!実際プレイしてみての感想を書こうと思います。

基本的ゲーム内容はRDR2本編と同じ。ストーリーも存在する

レッドデッドオンラインの基本的な進め方は本編同様ミッションの依頼人に話しかけることで進んでいきます。本編ほど長くはありませんがメインストーリーもありますし、イベントムービーが用意されているサブクエも数多くあるのでストーリー重視の人でも十分楽しむことが出来ます。

また、本編同様ミッション以外の楽しみも色々あります、平原を走り回っていたら野盗にいきなり襲われたりしますし、逆に襲われている他のプレイヤーを助ける事も可能です。

それとレッドデッドオンラインではお金が非常に貴重なのでサバイバルの重要性も増していますね。本編ではあまり意識しなかった事をオンラインでは意識必要があるので、また違った感覚で楽しめるのは良いと思いました。

いつ他のプレイヤーに撃ち殺されるか分からない緊迫感が漂う

レッドデッドオンラインでは同じチーム(民警団)の人以外には攻撃(PK)可能です。

これのおかげで街には銃弾が飛び交いカオスな光景が広がっているんですよね。ゲーム開始数秒でヘッドショットを食らって死んだこともあります…(笑) でも、実際ギャングの抗争はこういうものでしょうから、このカオスな感じは間違っていないかも知れませんね。

マッチングはスピーディー。フレンドがいなくても楽しめるマルチプレイ

ストーリーミッションはスタート時に自動でマッチングされ最大4人でプレイする事になるのですが、GTA5オンラインでのノウハウがあるおかげかマッチングは非常に早くサクサク遊べます。ただマッチングは強制なのでマナーの悪いプレイヤーとマッチしてしまった場合は萎えます。シングルプレイも選べるようにしてもらいたいところ。

サブクエはマッチングの強制は無いので基本的には一人でも遊べますが、同じフィールド上にいる他のプレイヤー32人が常時介入する事が可能なので、一人で遊んでいるつもりでも実は32人でマルチプレイをしているような状態なんですよね。この緩い繋がりのマルチプレイが個人的には丁度良く感じました。

また、コールオブデューティーやバトルフィールドのようなコンクエストやチームデスマッチといった大規模戦闘も楽しめるので、ひたすらドンパチ戦いたいという人でも十分に楽しむことが出来ます。

課金不要でも楽しめるゲーム性

ベータ版ではまだ実装されていませんが正式版では課金要素もあるようです。

課金することでゴールドを入手することができ、ゴールドを使うことでキャンプの装飾アイテムを購入したり、武器のビジュアルを変える事が出来るようです。また、ランク制限のあるアイテムの早期解放などにも使えるようです。

ただ、ソシャゲのように課金すると有利になるようなゲーム性でも無いので、無課金でも十分楽しめるようになっているかと思います。キャンプやコスチュームなどをカスタマイズして他のプレイヤーに自慢したい人や、さっさと全てのアイテムを使えるようになりたい人以外は無理に課金する必要は無いと思います。

レッドデッドリデンプション2の得点

99 / 100

※この得点はどのくらいオススメなのかを表すものです。グラフィックやサウンドがイマイチでもそれを上回る魅力があれば高得点になります。

項目別評価

グラフィックス ☆☆☆☆☆
とにかく作り込みがスゴイ!PS4の限界を超えたグラフィック
サウンド ☆☆☆☆☆
効果音、声優の演技、BGMなど完璧
熱中度 ☆☆☆☆☆
ハマれる人なら時間を忘れてプレイしてしまう
ボリューム ☆☆☆☆☆
密度が凄い!圧倒的なコンテンツ量
遊びやすさ ☆☆☆★★
操作性や吹き替えの面では改良の余地あり

結論:リアルなギャングライフを体験したいなら購入すべき!

まだまだ遊んでいる途中ですが、レッドデッドリデンプション2は先日発売された神ゲー『マーベル スパイダーマン』とは違ったベクトルの神ゲーだと思いました。ホントに楽しい。

アクションやストーリーも楽しいですが、それ以上に『生きた本物のオープンワールドを満喫したい』という人には間違いなくオススメです。そういう人には唯一無二のゲームになると思います。これは海外レビューサイトの受け売りですが『欠点も多いですがそれを帳消しに出来るぐらいの魅力』が本作にはあります。オンラインのボリューム感も凄く、今後のコンテンツ展開にも期待が持てますね。

このレビュー記事を読んでちょっとでも気になると思ったら是非遊んでみてください。8年の歳月をかけて作った作品ってだけはありますよ!

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