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投稿日:2024年03月29日更新日:2024年03月29日

ドラゴンズドグマ2、神ゲー派とクソゲー派で賛否両論な理由【口コミ・評判】

先日、PS5などのプラットフォーム向けに発売された『ドラゴンズドグマ2』ですが、海外メタスコアでは高評価を得たものの、プレイヤーの間では「神ゲー」という意見もあれば、「ストレスゲー」「クソゲー」といった意見もあり、まさに賛否両論といった感じです。

ドラゴンズドグマ2の海外メタスコア

世界中のメディアレビューを総括するMetacriticによると、ドラゴンズドグマ2メタスコアは87点とかなりの高得点となっています。世界的な人気を得た『ゴーストオブツシマ』が83点だったので、メディアの評価の高さが分かりますよね。

各メディアのレビュー・評価

主たるメディアのレビューを翻訳し、いくつか紹介します。

GamingBolt 100点

『Dragon’s Dogma 2』はオープンワールドのアクションRPGにおいて画期的なリリースです。没入感ある世界、素晴らしい戦闘、そして多くのシステムが生み出す驚くべきゲームプレイが特筆すべき点です。一部の人々には変わり者かもしれませんが、その変わり者たちこそがこのゲームを非常にユニークで忘れられない体験にしています。

Gamers Heroes 95点

『Dragon’s Dogma 2』は私が何年もプレイしていなかった本格的なRPGのように感じます。物語が語られているものと、まだ見つかっていないものが詰まった魅力的な世界です。モダンゲームの手取り足取りの性質に飽きたRPGファンには必見です。魔法的で、正直言って、非常に過酷な場所で迷いたい方にもおすすめです。

GGRecon 90点

遅い段階に対する私の懸念を抱えつつも、『Dragon’s Dogma 2』はほぼすべての面で非常に優れた体験であり、見逃すわけにはいかない冒険です。

Game Informer 90点

『Dragon’s Dogma 2』はオリジナルの精神をキャプチャし、優れた要素を削ぎ落とすことなく再現しています。プレイヤーの探索と発見を重視し、年間を通じて考え続けるエンディングが、『Dragon’s Dogma 2』を際立ったゲームであり、価値ある続編にしています。

IGN 80点

『Dragon’s Dogma 2』は、昔の問題に苦しむ奇妙で素晴らしいゲームです。2012年のカルトクラシックから素晴らしいアイデアを再構築しています。素晴らしいダイナミックな世界と、緻密で驚くほど複雑な物理システムを統合したジャンルで最高の戦闘を含んでいます。一方で、気難しい味方のAI、ぎこちないクライミング、カクカクしたフレームレート、最悪のタイミングで暴走するカメラなど、再び登場してほしくない「特徴」もあります。それでも、このアクションRPGは、その特異性とハンズオフのオープンワールドとクエストデザインを受け入れることができれば、豊かな報酬をもたらし、他のゲームとは比較にならないものです。

Gamepressure 75点

『Dragon’s Dogma 2』は特定の観客向けのゲームです。真に楽しむにはかなりの時間が必要です。途中でプレイを中断すると、進歩がないように感じるかもしれません。同時に、AAAタイトルが平凡で安全なものになっている今、異なるアプローチが必要です。私たちは異なる方法で物事を行えることを示すゲームが必要でした。

GamesRadar+ 70点

オリジナルのゲームと同様に、『Dragon’s Dogma 2』は、オープンワールドで仲間のポーンと一緒にいるときに最も優れています。隠れた洞窟や宝物を見つけ、モンスターと戦い、時間の経過を忘れることができます。また、オリジナルと同様に、クエストデザイン、利便性、一般的な仕上げの点で不足しています。やや保守的な続編ですが、前作の魅力を保持しています。

ドラゴンズドグマ2が賛否両論な理由

メタスコアが87点なのに対し、ユーザースコアは6.3とイマイチ伸び悩んでいます。Amazonでも星2.6と結構な低スコアになってしまっています。

メディアは独自性や革新性を評価する

あまり知られていないかも知れませんが、メディアとユーザーでは評価基準が異なります。

メディアは単純な面白さだけでなく独自性や革新性を評価する傾向にあります。

ドラゴンズドグマ2はオープンワールドゲームですが、特徴の1つに広大な世界をファストトラベルもほとんど使わず徒歩で移動するというものがあります。そうする理由はプレイヤーにリアルで過酷な体験をさせるという意図があります。

メディアはこの部分に独自性や革新性を見出し、高く評価しているという事なんですよね。

どういう作品なのか知らずにプレイする人が多かった

一方でユーザーは純粋に面白さで評価します。

メディアと同じようにドラゴンズドグマ2の独自性・革新性を評価するユーザーがいる一方で、その部分を面倒臭いと感じるユーザーもいるわけです。

また、多くの人は細かいゲーム内容を調べずに購入します。調べたところで実際のゲーム性はプレイしないと分からないですからね。そういうこともあり、「期待したゲーム内容と違った」と感じた人も多かったのだと思います。

そもそも調整不足な点が目立った

ドラゴンズドグマ2は先述した『広大な世界をファストトラベルもほとんど使わず徒歩で移動する』を始めとした、”不便”をいくつも意図的に盛り込んでいる作品ですが、この部分が調整不足なこともあり、”楽しさ”に昇華出来ていないのです。

これに近い現象が、FF15の13章でも起きていて、ひたすら薄暗い単調な道を1~2時間彷徨い続ける必要があるのですが、これは『仲間の大切さ』を実感させるように制作者が意図的に盛り込んだ要素だったわけです。ただ、これも”楽しさ”に昇華出来てなくて酷評でした。

一方で、ダークソウルシリーズは不便を楽しさに昇華出来ている好例です。『死んだら経験値を失う』という不便が、死にゲー特有の楽しさに繋がっているんですよね。

そもそも、全てのゲームには『ルール(=制限)』という不便に縛られているわけで、上手く調整すれば不便は楽しさに繋がるのです。

ドラゴンズドグマ2のレビュー動画

ドラゴンズドグマ2の有用なレビュー動画をいくつか紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ドラゴンズドグマ2のポテンシャルは高い

ドラゴンズドグマ2はクセが強く人を選ぶ作品ですが、ゲームそのものが持つポテンシャルは高いと思います。

現時点では調整不足な部分が目立つので、過去作のファンの間でも評価が二分しているような状況です。

ドラゴンズドグマ2の良さは残しつつも、アップデートで必要な調整はして欲しいですね。そうすることで本作の真の評価が分かるはずです。

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