【ライズオブローニン】メタスコア低いけどメチャクチャ楽しい!どんなゲームか解説【口コミ・評判】
先日発売された幕末を舞台にしたPS5タイトル『Rise of the Ronin(ライズオブローニン)』ですが、メタスコアの低さに反して、なかなか良く出来た作品だったので紹介します。
この記事の目次
ライズオブローニンの海外メタスコア
世界中のゲームメディアのレビューを統括するMetacriticによるライズオブローニンのメタスコアは76点となっています。この点数は「ぎりぎり良ゲー」といった感じですね。
コーエーテクモゲームスの過去タイトルで言うとウォーロンが80点、仁王が88点、仁王2が85点といった感じなので、ライズオブローニンは低めの点数という事になります。しかし、ユーザースコアは8.4と高評価を記録していて、これら過去タイトルと比較しても優れていたりもします。
各メディアの傾向としては、アクションやストーリーは高く評価していますが、オープンワールド要素には目新しさが無く、評価が伸び悩んでしまっているといった感じです。
各メディアのレビュー・評価
一部メディアのレビューを翻訳したものを紹介します。
PlayStation Universe 95点
「Rise of the Ronin」は、他のゲームからの影響を溶け合わせたような作品で、多くのジャンル仲間が持たない、魅力的なオープンワールドデザインを確信を持って描いていることが明確に示されています。視覚的なプレゼンテーションは少し荒れているかもしれませんが、それでも「Rise of the Ronin」は、Team Ninjaがこれまでに手がけた中で最もアクセスしやすく、野心的なゲームの一つであり、ハードコアなアクションRPGファンとオープンワールドアドベンチャー愛好者の両方に受け入れられるでしょう。
GamingTrend 90点
「Rise of the Ronin」は野心的であり、その野心はPS5のリリースから期待されるほど洗練されていないゲームにつながっていますが、行動が本当に重要な魅力的なストーリーを語ることに成功しています。ユニークなボンドメカニックや、やや繰り返しのある戦闘システムを活用しながら、さまざまなタスクを完了するために寝不足になることでしょう。次の「Nioh」のようにアプローチする人は失望するかもしれませんが、Team Ninjaの最新作にはいくつかの荒れた部分がある宝石が隠されています。
Gamersky 85点
「Rise of the Ronin」は、Team Ninjaの最も野心的で詳細で成熟した作品です。豊かなマップ、魅力的なストーリー、息をのむような戦闘が、幕末時代の忘れられない物語を作り出しています。Team Ninjaは新しいデザインのコンセプトを探求しており、Team Ninjaのファンに見逃せないタイトルです。
GamesHub 80点
「Rise of the Ronin」は、ごろつきを狩ることと剣を振るうことを中心にしたゲームですが、実際の歴史に基づいた、驚くほど層のある魅力的なストーリーが展開されています。遅い江戸時代のゲームの描写にはドラマと映画のようなリアルな感覚があり、各クエストが物語に引き込んでくれます。
The Games Machine 75点
「Rise of the Ronin」は、優れた戦闘システムを備えたサムライの遊園地であり、豊かな活動が魅力的でよく語られたプロットから注意をそらすことがあります。これは「Assassin’s Creed」よりも「Souls-like」やTeam Ninjaの以前のゲームに近いものであり、技術的な問題が少なければさらに良くなった可能性があります。
IGN 70点
「Rise of the Ronin」は、クールな歴史的な設定と、Team Ninjaの厳しいが公正な戦闘の熟練、そして賢明なRPGデザインを組み合わせて、即座に魅力的で友達と一緒にさらに楽しいゲームを作り出しています。敵にグラップリングロープで何かを投げたり、グライダーから馬に降りたりするなど、クールな小さな要素でいっぱいです。残念ながら、マップがごちゃごちゃしている、膨張したシステムがある、そして信じられないほどのジャンクアイテムがあるゲームでもあります。私は喜びを感じないすべてのものを片付け、これらの非必須のシステムに対処する時間を過ごしたことで、もっとスリムで、もっと鋭い、より焦点を絞ったゲームを求めました。 「Rise of the Ronin」は、自分自身であり、挑戦的で報酬のある戦闘に立ち向かう勇気を持つときに優れていますが、しばしば自分が何であるべきかと期待されていることの間で葛藤しているように感じ、最高の侍でさえそれに打ち勝つことはできません。
GameSpot 70点
いくつかの欠点はあるものの、「Rise of the Ronin」を終えた後もまだやることがたくさんあり、50時間以上経っても、自分が見逃した部分を見て歴史を変えようと思っています。ゲームのうまくいっている部分は、弱点を上回っています。そして、「Rise of the Ronin」の戦闘のリズムを見つけるのに時間がかかったとしても、その速さ、複雑さ、強度は、常に素晴らしい勝利を感じさせる素晴らしい戦いを生み出しています。 「Rise of the Ronin」は、少し時間がかかるかもしれませんが、そのコミットメントは価値があります。
VideoGamer 60点
「Rise of the Ronin」は、過剰な膨張を抱える、能力のあるオープンワールドゲームです。ストーリーのペース設定の問題や意味のない相互作用が多すぎる一方で、「Rise of the Ronin」はNiohのシステムをオープンワールドゲームに翻訳した最高のバージョンです。
Press Start Australia 60点
まだ適切なソウルライクな体験ではありますが、『Rise of the Ronin』はTeam Ninjaのカタログの中で自分自身のアイデンティティを見つけるのに苦労しています。異なる方向に引っ張られているようで、第三幕では自身の野心の下で崩壊し始めています。それでも、ここには『Nioh』と『Wo Long』のDNAが触れられており、Team Ninjaのファンはこのオープンワールドデザインへの初めての挑戦を楽しむことでしょう。
Comicbook.com 60点
『Rise of the Ronin』は必ずしもひどいゲームではありませんが、非常に目立たないゲームです。このプロジェクトが2022年に初めて発表されたとき、私はTeam Ninjaがオープンワールドジャンルに取り組む姿を見ることに興奮し、スタジオが独自のアイデアをどのようにこのフォーマットに持ち込むか興味津々でした。しかし、Team Ninjaが『Rise of the Ronin』で行ったことは、ジャンル内の増加するゲームの洪水から差別化するのに十分なものではありません。この領域で選択肢が多すぎるため、はるかに優れた選択肢があります。
Push Square 60点
『Rise of the Ronin』は悪いゲームではありませんが、議論の余地があるのはそれよりもずっと忘れられるゲームです。時代遅れのオープンワールドデザインと単調な物語にもかかわらず、Team Ninjaのタイトルのクラッキングコンバットはそのままにされています。タイトルを受け入れられる形にすることに成功し、そのBondsシステムと文化の衝突により、楽しめる体験をほぼ形成しています。問題は、オープンワールドがこれらの機能とメカニクスと不可分に結びついているため、それらを尊重すべき時間の長さで楽しむことは不可能だということです。『Rise of the Ronin』はTeam Ninjaの過去のタイトルよりも広い観客を引き付けるように設計されていますが、彼らが見つけるものは彼らを遠ざけるかもしれません。
Het Nieuwsblad 40点
「Rise of the Ronin」は、19世紀の日本を舞台にしたオープンワールドアクションゲームで、Soulsの要素と「Assassin’s Creed」の探索要素を組み合わせています。多くのことを試していますが、どれも優れていません。
ライズオブローニンってどんなゲーム?
ライズオブローニンを20時間程プレイした感想をザックリとまとめましたので、購入の参考にしてもらえると幸いです。
ゴーストオブツシマのようなオープンワールド
オープンワールド要素はゴーストオブツシマに近く、馬に乗って探索を進め、依頼をこなしたり、各地の野盗を倒して治安を維持するといった感じですね。
悪く言えばありきたりなオープンワールド要素ではあるものの、コンテンツ量も充実しているのでやり応えは十分です。また、移動も軽快なのでテンポが良く、ストレス無く遊べるのが良いですね。
仁王のような死にゲー&ハクスラ
戦闘システムはソウルライクであり、仁王やウォーロンをベースにしたものになっています。
『石火』と呼ばれるパリィアクションを駆使した立ち回りが基本となっていて、敵の動きをしっかりと覚えて対応するゲーム性です。そこまでシビアな操作では無いものの試行錯誤は必要です。
また、装備品の収集にはハクスラ要素を採用していて、これも仁王をベースにしていますね。ウォーロンのハクスラは薄味でしたが、ライズオブローニンのハクスラはしっかり濃い内容です。
敵を倒しまくって、ドロップ品を取集し、装備を厳選して、どんどんキャラクターを強化していくのが楽しいんですよね。
幅広い難易度設定で初心者から上級者まで満足
ライズオブローニンは3段階+α の難易度設定が可能で、初心者から上級者まで幅広く遊ぶことが出来ます(イージーのみ+αで追加設定が可能)。
難易度を下げればかなりカジュアルに楽しめますし、最高難易度であれば仁王並みの手応えになります。
また、難易度を上げるとドロップ報酬を向上させることが出来るので、高難易度に挑戦する意欲が増すようになっているのもポイントですね。
ライズオブローニンはカジュアルにもディープにも楽しめる傑作!
といった感じで、ライズオブローニンのメタスコアや、ザックリとした感想・紹介でした。
ライズオブローニンは以下の人にオススメです。
- 幕末に興味がある人
- 軽快なオープンワールドを楽しみたい人
- 緊張感のある戦闘を楽しみたい人
- 死にゲーを楽しみたい人
- ハクスラを楽しみたい人
- 仁王が好きな人
興味のある人は是非遊んでみてください。良い作品ですよ。