【2025年版】後悔しないPS5・PS4対応SSDの選び方&おすすめ製品比較

PS5およびPS4のゲーム体験を劇的に向上させるSSDですが、特にPS5のM.2 NVMe SSDは毎年進化しており、最適なモデルが変化しています。2025年最新のトレンドを踏まえ、後悔しないSSDの選び方とおすすめ製品を紹介します。
この記事の目次
2025年におけるSSD選びの基本戦略
SSDを選ぶ上で、まず「どの用途で使うか」を明確にしましょう。
| 用途 | 規格/接続方法 | 選び方の重要ポイント | 2025年時点のトレンド |
| PS5の容量拡張(PS5ゲーム用) | 内蔵 M.2 NVMe SSD | 速度、ヒートシンク、信頼性 | 7,000MB/s級のPCIe Gen4が主流。Gen5はオーバースペック気味。 |
| PS4の容量拡張 or 高速化 | 外付け ポータブルSSD | コスパ、容量、耐久性 | 内蔵SATAより手軽で、PS5でもPS4ゲームの倉庫として使える。 |
| PS4の内蔵HDDの換装 | 内蔵 2.5インチ SATA SSD | 信頼性(故障率の低さ) | 選択肢として優先度は低い。外付けSSDの方がメリット大。 |
【PS5】内蔵M.2 NVMe SSDの選び方とおすすめ(PS5ゲーム対応)
PS5のゲームデータを保存・プレイするための内蔵SSDは、ソニーが定める厳しい動作要件を満たす必要があります。
PS5内蔵SSDの動作要件
- インターフェース: PCI-Express Gen4x4対応 M.2 NVMe SSD
- シーケンシャル読み込み速度: 5,500MB/秒以上を強く推奨
- 放熱機構(ヒートシンク): 必須。放熱機構込みのサイズ規定あり(幅最大25mm、高さ最大11.25mm)
選び方のポイント:速度よりも「安定性」と「PS5への最適化」
2025年現在、市場には読み込み速度7,000MB/sを超えるモデルが多数あります。PS5の要求速度は5,500MB/sですが、速ければ速いほど良い、というのが基本です。
ただし、PCIe Gen5規格の超高速モデル(10,000MB/s以上)も登場していますが、PS5がそのフルスピードに対応しているわけではなく、発熱や価格の面で、PS5に最適化された信頼性の高いGen4モデルを選ぶのが最もバランスが取れています。
2025年 おすすめ PS5内蔵M.2 NVMe SSD(2TBモデル推奨)
| 順位 | 製品名 | 特徴 | 読み込み速度(参考) |
| 1位 | SanDisk WD_BLACK SN850P | プレイステーション公式ライセンスモデル。あらゆる性能で優等生。信頼性を最優先するならこれ。 | 7,300MB/s |
| 2位 | Samsung 990 PRO with Heatsink | 業界トップクラスの性能とブランド力。低発熱設計にも優れ、安定性が高い。 | 7,450MB/s |
| 3位 | Crucial T500 | コストパフォーマンスと高性能を両立させた人気モデル。PS5での実用性に優れる。 | 7,400MB/s |
| 番外 | Seagate FireCuda 530 | 圧倒的な耐久性(TBW)を誇り、長期間安心して使いたい人に最適。 | 7,300MB/s |
💡ヒートシンク付きモデルを選ぼう:
PS5増設ではヒートシンクが必須です。上記モデルの多くは「ヒートシンク付き」バージョンが販売されているため、そちらを選びましょう。
【PS4/PS5兼用】外付けポータブルSSDの選び方とおすすめ
外付けSSDは、PS4のゲームを保存・プレイするための最も手軽で賢い選択肢です。
外付けSSDのメリット(2025年時点)
- PS5でも使える: PS5本体ストレージの空き容量を圧迫することなく、PS4のゲームを外付けSSDから直接プレイできます。
- 価格と手軽さ: 内蔵M.2 SSDよりも安価で、USBケーブルを挿すだけで簡単に増設できます。
- 信頼性: データ消失のリスクを避けるため、信頼性の高い実績のあるメーカーを選ぶのが最重要です。
選び方のポイント:「実績」と「コスパ」
外付けSSDは、内蔵SSDほどの最大速度は出ませんが、PS4の内蔵HDDよりはるかに高速です。そのため、最優先すべきは実績・知名度、そしてコストパフォーマンスです。
| おすすめのブランド | 特徴 |
| BUFFALO (バッファロー) | 日本メーカーの安心感と豊富なラインナップ。動作確認済みモデルも多く、サポートも充実。 |
| I-O DATA (アイ・オー・データ) | バッファローと並ぶ国内メーカーの雄。静音性や耐衝撃性に優れたモデルも多い。 |
| Crucial (クルーシャル) | フラッシュメモリの製造元であるMicron傘下。コスパに優れ、信頼性も高い。 |
| Samsung (サムスン) | 高速モデルが多く、デザイン性にも優れる。 |
💡PS4内蔵SSDからの乗り換えを検討している方へ:
2025年現在、PS4で内蔵SSD(SATA)に換装するよりも、外付けポータブルSSDを接続する方が、手軽さ・コスト・PS5への流用性を考えると圧倒的にメリットが大きいです。PS4の内蔵SSDの高速化の恩恵は、外付けSSDと比べても限定的です。
【PS4】内蔵2.5インチ SATA SSDの選び方(補足)
もしPS4の内蔵HDDを交換(換装)したい場合は、引き続き2.5インチ SATA SSDを選びます。
選び方のポイント:「ランダム読み出し」と「故障率の低さ」
- ランダム読み出し(IOPS)が高いもの:ゲームのロード時間短縮に最も影響するのが「ランダム読み出し速度」(IOPS)です。この数値が高いモデルを選ぶことが重要です。
- 信頼性の高いメーカー:データ消失のリスクを避けるため、故障率が低く、実績のあるメーカー(Crucial、Samsung、SanDiskなど)を選びましょう。
2025年 おすすめ PS4内蔵SATA SSD
| 製品名 | 特徴 | ランダムリード (IOPS) |
| Crucial MX500 | 総合的なコスパと信頼性のバランスが非常に良い定番モデル。 | 95,000 IOPS (参考) |
| Samsung 870 EVO | SATA SSDとしてはトップクラスの性能と高い信頼性を誇る。 | 98,000 IOPS (参考) |
PS4の内蔵換装を検討している場合、上記のCrucial MX500かSamsung 870 EVOを選べば間違いありません。ただし、前述の通り、特別な理由がない限り、外付けSSDの増設を推奨します。
まとめ
2025年現在、PS5/PS4のSSD選びは、用途によって最適な選択肢が異なります。
| 機種 | 最適なSSDの選択肢 | 結論となるおすすめ製品/メーカー |
| PS5 | 内蔵M.2 NVMe SSD | WD_BLACK SN850P や Samsung 990 PROなど、ヒートシンク付きの高速・高信頼性モデル(Gen4) |
| PS4 | 外付けポータブルSSD | BUFFALO や I-O DATAなど、実績のある日本メーカーの製品 |
| PS4ゲームをPS5で遊ぶ | 外付けポータブルSSD | PS4と同様。手軽に容量を増やせ、PS5内蔵ストレージを節約できる |
最も重要なのは、「データは補償されない」というSSD/HDDの特性を理解し、故障率の低い実績のあるメーカーを選ぶことです。特にPS5の内蔵SSDは、速度だけでなくPS5での動作実績と安定性を重視して選びましょう。PS4ユーザーは、手軽で汎用性の高い外付けSSDを選ぶのが、最も賢い選択と言えるでしょう。

