【口コミ・評判】MARVEL Tōkon(マーベル闘魂)の評価は?メタスコア85点とSteam賛否両論の理由をレビュー
2026年8月7日にPS5・PC(Steam)で発売された『MARVEL Tōkon: Fighting Souls(マーベル闘魂)』ですが、PS5版のメタスコアは85点と、格闘ゲームとしては今年屈指の高評価になっています。PlayStation Studios・アークシステムワークス・マーベル・ゲームズが手を組んだ4対4のタッグ格闘ゲームで、「『マーベル VS. カプコン』の正統な後継者」と評するメディアも多いんですよね。
ところが、Steamのユーザーレビューは「賛否両論」で、好評と不評がほぼ半々という状況です。メディアの絶賛とPC版ユーザーの評価が大きくずれているのが本作の特徴で、その理由はPC版特有の問題にあります。この記事では、Metacritic・Steam・公式情報をもとに、マーベル闘魂がどう評価されているのかを整理してみます。
※2026年10月6日時点の情報です。アップデートや追加キャラクターの配信で、評価は今後変わる可能性があります。
マーベル闘魂の海外メタスコアとユーザー評価

世界中のメディアレビューを総括するMetacriticによると、PS5版のメタスコアは85点(88件のレビュー)です。内訳は、肯定が86件(98%)、賛否が2件(2%)、否定は0件。88件中86件が肯定という、ほぼ満場一致の高評価になっています。
点数の分布を見ても、90点台が30件以上と非常に多く、最も低い点数でも70点です。一方、PC版のメタスコアは82点(18件)で、PS5版より少し低め。PC版のレビューでは、発売直後の動作の問題に触れたものが見られました。
各メディアのレビュー・評価
Metacriticに掲載されているPS5版の主なレビューを、翻訳・要約して紹介します。点数はMetacritic上の表記のままです(2026年10月6日時点)。
CGMagazine 100点
ここ数年で一番楽しかった格闘ゲームと絶賛。今後どのようにキャラクターが追加されていくのか楽しみだとしています。
GameSpot 90点
カスタムルームやランクマッチ、カジュアルマッチ、オープンロビーまで一通り遊んだうえで、ロールバック方式のネットコードのおかげでオンラインの接続は安定していたと評価しています。
Push Square 90点
新鮮なゲームプレイと前例のない制作クオリティの組み合わせを評価。とっつきやすい遊びの先に驚くほどの奥深さがあり、この先何年も格闘ゲームコミュニティの定番になってほしいとしています。
Game Informer 85点
格闘ゲームの真価は、バランス調整やコミュニティの研究が進むまで発売時点では判断しにくいとしつつ、『マーベル VS. カプコン』や『ドラゴンボール ファイターズ』の後継として十分にふさわしい作品だと評価しています。
Game Rant 80点
マルチプレイでこそ輝くゲームで、4対4のタッグバトルや美しいアート、アニメーションは見事な一方、ひとりで遊ぶ人はあまり得るものがないかもしれないと指摘しています。
Gamekult 70点
PS5版で最も低い点数のひとつです。カプコンの名作を超えるほどではないとしつつ、4対4の対戦を選んだ大胆さや、アーティストの創造力を活かしたスタイルは好意的に評価しています。
ユーザースコアは7.9
Metacriticのユーザースコアは7.9(332件)で、「おおむね好評」です。メディアの点数よりは下がりますが、PS5で遊んでいるユーザーの満足度は高めだと言えそうです。
Steamのレビューは「賛否両論」
本作はPC版も同時発売なので、Steamのユーザーレビューも確認できます。全言語のレビューは6,990件で「賛否両論」(好評3,427件・不評3,563件、好評は約49%)と、なんと不評のほうがわずかに多くなっています。日本語のレビューも114件で、好評57件・不評57件のちょうど半々でした。
ただ、不評レビューを読むと、ゲームの中身よりもPC版の環境面への不満が中心です。主な声は次のとおりです。
- カーネルレベルのアンチチートが原因でクラッシュする、起動できないという報告
- 読み込みが長い、マッチングに時間がかかる、試合から切断されるといったオンラインの問題
- PCでもPlayStationのアカウントが必要なこと
- 発売時20人というキャラクター数が価格のわりに少ない
- 経験者が初日からコンボで試合を終わらせてしまい、初心者が置いていかれる
好評レビューでは、「スマブラ、スト6、ギルティギア、ドラゴンボール ファイターズなどを遊んできたが、このゲームが一番おもしろい」「久しぶりに格ゲーにはまった」「マーベルのキャラをかっこよく動かせるだけで楽しい」といった熱量の高い声が見られます。「発売初期のPC版の不具合もだいぶ解消された」という書き込みもあり、ゲーム自体の評価は高いのに、PC版の環境問題で点数を落としているという構図なんですよね。
PS5版はこうしたアンチチートやアカウント連携の問題とは基本的に無関係なので、Steamの「賛否両論」をそのままPS5版の評価として受け取る必要はないと思います。
評価されている点

アークシステムワークスらしい圧倒的なビジュアル
最も多くのメディアが絶賛しているのが、アニメ調のビジュアルです。GamesRadar+は「ここ数年で最も美しい格闘ゲーム」と評し、ヒーローやヴィランがコミックの原点に敬意を払いつつ新鮮な姿で描かれていると評価しています。『ギルティギア』や『ドラゴンボール ファイターズ』で知られるアークシステムワークスの得意分野がそのまま活きている部分ですね。PS5 Proでは高画質化技術PSSRによる4K表示にも対応しています。
初心者にも優しい4対4のタッグバトル
本作は4人でチームを組んで戦う「4v4タッグ制」で、体力ゲージをチームで共有する仕組みが特徴です。公式によると、操作は従来の入力方式とシンプルな入力方式の両方に対応していて、プレイ中に状況に応じて使い分けられます。Insider Gamingは「アシストを重視した設計のおかげで、4対4なのに驚くほどとっつきやすい」と評価していて、Steamの日本語レビューでも「4対4といっても1キャラ使えればいい設計」という感想が見られました。
練習モードとシングルコンテンツの充実
Screen Rantは、格闘ゲームを触ったことがない人にもぴったりの練習モードの充実ぶりを評価しています。キャラクターごとの物語を楽しめるエピソードモードの評価も高く、DualShockersは「夢中になれるストーリー」と書いています。さらに最大64人が参加できるオープンロビーもあり、ひとりでも、みんなでも遊べる内容がそろっています。
批判されている点

キャラクターとステージの少なさ
発売時点のプレイアブルキャラクターは20人で、Press Start AustraliaやGamersRDなど複数のメディアが「この手のゲームとしては少ない」と指摘しています。Eurogamer Portugalはステージ数の少なさも挙げています。今後、Year 1パスで4人のキャラクターと1ステージが追加される予定で、公式ブログではフェニックスとサイクロップスの参戦が発表されています。
オフラインモードの物足りなさ
Game RantやEurogamer Portugal、PSX Brasilは、オフラインで遊べるモードが物足りないと指摘しています。対戦が楽しめる環境がない人にとっては、長く遊ぶ理由を見つけにくいかもしれません。
発売直後のオンラインとPC版の不安定さ
PS5版のレビューでも、Indigo GEEKやVgamesなどがオンライン周りの粗さに触れています。Combo Infinitoは、PC版の初期の技術的問題がクロスプレイやマッチングを通じてPS5の体験にも影響したと書いています。ただ、IGN Beneluxは「スムーズな発売ではなかったが、今はしっかり着地した」としていて、改善は進んでいるようです。
なぜ評価が割れるのか
PS5版とPC版で体験が大きく違う
評価が割れる一番の理由は、機種による体験の差です。PS5版はメディア・ユーザーともに評価が高い一方、PC版はアンチチートやPlayStationアカウントの必須化など、ゲームの外側の問題で多くの不評を集めています。Steamの点数だけを見ると「微妙なゲーム」に見えますが、実際は中身ではなく環境面の問題が大きいんですよね。
格闘ゲームの「入口」と「洗礼」
操作はシンプルでも、オンラインでは格闘ゲームに慣れた人と当たることが多く、初心者が「何もできずに負けた」と感じやすい面があります。メディアは練習モードの充実や設計のとっつきやすさを評価していますが、実際の対戦で心が折れてしまう人もいるので、ここでも評価が分かれやすいと思います。
マーベル闘魂は買いなのか?

個人的には、PS5で遊ぶなら、マーベルファンにも格闘ゲームファンにも自信を持っておすすめできる一本だと思います。メタスコア85点、88件中86件が肯定という数字は、メディアの評価がほぼ一致していることを示しています。PS5版のスタンダードエディションは7,980円(PlayStation Store、2026年10月6日時点)です。
向いている人
- マーベルのヒーローやヴィランが好きで、かっこいいアニメ調の演出を楽しみたい人
- 『マーベル VS. カプコン』や『ドラゴンボール ファイターズ』のようなタッグ格闘が好きな人
- 格闘ゲームを始めてみたいけれど、複雑なコマンド入力に不安がある人
向いていない人
- オンライン対戦はせず、ひとりでじっくり遊べるモードを中心に楽しみたい人
- キャラクター数の多さを重視する人
- 対戦で負けが続くことに強いストレスを感じる人
なお、オンラインプレイにはPS Plusへの加入が必要です。発売後の追加キャラクターを遊びたい人は、Year 1キャラクター&ステージパスが含まれるデジタルデラックス版(10,480円)も検討してみると良いと思います。












