【口コミ・評判】Hell Let Loose: Vietnamの評価は?メタスコア72点・Steam「賛否両論」の理由をレビュー
2026年8月14日にPS5でダウンロード版が発売された『Hell Let Loose: Vietnam』ですが、メタスコアはPS5版で72点と「賛否両論」の評価に落ち着いています。Steamのレビューも「賛否両論」で、「ハマる人には最高、合わない人には地獄」というはっきり好みが分かれる作品なんですよね。
本作は、第二次世界大戦を舞台にした大規模FPS『Hell Let Loose』シリーズの新作で、舞台をベトナム戦争に移しています。開発はExpression Games、パブリッシャーはTeam17で、対応機種はPS5・Xbox Series X|S・PC(Steam)です。最大100人(50対50)で戦うオンライン専用のタクティカルFPSで、PS Storeでの価格は通常版が5,060円、デラックスエディションが7,590円。PS5のパッケージ版は、Game Source Entertainmentから2026年10月29日に発売予定です(税込6,578円)。
この記事では、Metacritic・Steam・PS Storeの評価をもとに、Hell Let Loose: Vietnamがどう評価されているのか、なぜ評価が大きく割れているのかを整理してみます。
※2026年10月6日時点の情報です。
Hell Let Loose: Vietnamの海外メタスコアとユーザー評価

世界中のメディアレビューを総括するMetacriticによると、PS5版のメタスコアは72点(6件のレビュー)で、評価区分は「Mixed or Average(賛否両論)」です。内訳は、肯定が4件(67%)、賛否が1件(17%)、否定が1件(17%)でした。
PS5版はレビュー数が少ないので、参考としてPC版も見てみると、PC版は71点(21件)で、肯定12件(57%)・賛否9件(43%)・否定0件です。機種を問わず「70点前後」で、高評価と賛否がほぼ半々に分かれていることが分かります。
各メディアのレビュー・評価
Metacriticに掲載されている主なメディアのレビューを、翻訳・要約して紹介します。点数はMetacritic上の表記のままです(2026年10月6日時点)。
Loot Level Chill 90点(PS5版)
銃撃戦の手触りが素晴らしく、兵科ごとの役割がそれぞれしっかり機能していると評価しています。反射神経だけでなく、頭も同じくらい使う戦略と戦術が求められる点を高く評価していました。
PlayStation Universe 75点(PS5版)
大規模ミリタリーシミュレーターとしての材料はすべてそろっていて、それがかみ合ったときはPS5で屈指の緊張感と満足感が味わえるとしています。過酷で遅く、容赦がないからこそ上達したときの手応えがある、という見方です。ただし、現状は技術的な問題が足を引っ張る場面が多すぎるとも指摘しています。
DualShockers 80点(PC版)
何度も戦場に出るうちに本作にほれ込んだとし、歴史的に不正確な部分には目をつぶってでも、2003年の『Vietcong』以来のベトナム戦争シューターだと絶賛しています。
GamesRadar+ 80点(PC版)
『Battlefield 6』のような手軽な作りではないものの、戦いには深く引き込まれるとしています。一度の死の重みも、一人を倒したときの達成感も大きい。ただし、入った分隊のメンバーがまともなマイクを持っていることを祈るしかない、とも書いています。
Eurogamer 60点(PC版)
豊かなジャングル、厳格な指揮系統、コミュニケーション重視の作りは、うまくいけば魅力的な戦争シミュレーターだとしています。一方で、さまざまな要素が絡み合う分、すぐに退屈な狙撃合戦に陥りがちだという評価です。
COGconnected 49点(PS5版)
Metacriticで唯一の否定評価です。前作がノルマンディーで実現したような、ベトナム戦争ならではの大規模で没入感のあるシューターを作る必要があったのに、ほとんどすべての面でかみ合っていない、と厳しく批判しています。
ユーザー評価も割れている
MetacriticのPS5版ユーザースコアは4.6(5件)、PC版を含むページ全体では5.4(33件。肯定45%・賛否9%・否定45%)でした。ユーザーの評価も、ちょうど半々に割れています。
また、日本のPS Storeでは、5,287件の評価で平均3.19(5段階)でした。内訳は星5つが39%、星1つが31%と、両極端に分かれているのが特徴的です。
なお、国内大手ゲームメディアの点数付きレビューは、今回の調査時点では確認できませんでした。
Steamのレビューは「賛否両論」
本作はPC版も同時発売なので、Steamのユーザーレビューも確認できます。Steamストアの表示では、すべてのレビューが11,197件中61%が好評の「賛否両論」、過去30日間のレビューも1,118件中64%が好評の「賛否両論」でした。日本語のレビューは28件で、好評13件・不評15件とこちらも半々です。
レビューでは、次のような声が目立ちました。
- ゲーム自体は面白く、シミュレーター系の中では操作がカジュアル寄りでストレスなく遊べる
- 兵士の育成要素があり、レベルを上げるほど有利な装備が使える
- サーバーが落ちる、部屋が見つからないといった不具合がある
- 移動中に地形に引っかかる、2本の棒でできた柵が弾を防ぐなど、作り込みの甘さ
- AMD製GPUで起動・プレイできないなど、PC版の最適化不足
- ゲームの修正より先にスキン(見た目のアイテム)を売り出したことへの不満
- 家庭用機とのクロスプレイでエイムアシスト付きのプレイヤーと当たることへの不満
評価されている点

ジャングル戦の緊張感と没入感
多くのメディアが真っ先に挙げているのが、ベトナム戦争ならではの戦場の雰囲気です。GameBlastはジャングル戦の恐ろしいほどの雰囲気と優れたマップデザインを評価していて、IGN Franceは「戦争ゲームを遊ぶのではなく、兵士の目を通して戦争を体験する」と書いています。
密林の中で敵の姿がほとんど見えないまま撃たれる緊張感は、まさにこのシリーズならではの体験だと思います。
チームワークが決まったときの達成感
Hell Let Looseシリーズの最大の特徴は、分隊長・指揮官・衛生兵・工兵などの役割を分担し、ボイスチャットで連携しながら戦う点です。PCGamesNやDexertoは「チームで遊べば最高に楽しい」と評価していて、IGN Benelux(PC版85点)も「全員が自分の役割を果たしたときは忘れられない体験になる」としています。
ベトナム戦争ならではの新要素

KeenGamerによると、6つの兵科に新しい役割が加わったほか、米軍専用のヘリコプターなど、ベトナム戦争の題材を活かした要素が追加されています。公式の説明でも、トンネルの構築やヘリの操縦などが紹介されていて、川を哨戒艇で進むといった新しい戦い方も評価されていました。
前作Hell Let Looseと比べると?
前作との比較については、メディアの見方が分かれています。Softpediaは、ゲームプレイ・マップデザイン・役割のシステムは前作から一歩前進したと評価しています。一方、CGMagazineは「Hell Let Looseとしてはまあまあだが、ベトナム戦争FPSとしては最高」とし、前作からの改善というより「横への移動」だと表現していました。KeenGamerも、基本的な遊び心地は前作とほぼ同じだとしています。前作をやり込んだ人には新鮮味がやや薄い一方、シリーズ初体験の人にとっては入りやすい新作だと思います。
批判されている点
バグや最適化などの技術的な問題
最も多い不満は、技術面の問題です。PlayStation Universe、Softpedia、GamingBolt、The Games Machineなど多くのメディアが、バグや最適化不足を減点理由に挙げています。MetacriticのPS5版ユーザーレビューでも、Pingが40台なのに高Pingで試合から追い出されるという声がありました。
Steamでも「未完成でテスト不足」「定価で売っているのに中身はアーリーアクセス」という厳しい声が目立ちます。前作のファンほど、完成度の差にがっかりしているようです。
学習コストの高さと「仲間ガチャ」
Metro GameCentralは「習得にはかなりの献身と練習が必要」と書いていて、SECTOR.skは「良い分隊メンバーがいないと体験が大きく損なわれる」と指摘しています。50対50のチーム戦なので、誰と同じチームになるかで面白さが大きく変わるんですよね。コミュニケーションを取らない味方が多いと、ただ待たされて撃たれるだけの時間になりがちです。Edge Magazine(50点)も、見せ場よりも待ち時間の方が長いと評価していました。
コンテンツ量と「前作と同じ」感
Game8(海外版・62点)は「舞台が変わっただけで2021年の前作と同じ」とし、テクスチャの古さも指摘しています。Gamelinerはコンテンツ不足と成長要素の少なさを挙げていて、Steamでも「マップがどれも似ていて単調」という声がありました。
課金要素
本作は買い切りのゲームですが、PS Storeでは「ゲーム内課金あり」と表示されていて、ユニフォームなどの追加コンテンツが330円から販売されています。2026年第3四半期・第4四半期にはANZAC&NVAパックなどの追加も予定されています。見た目のアイテムが中心ですが、「修正より先にスキンを売るのか」という不満はSteamで多く見られました。
なぜ評価が割れるのか

Hell Let Loose: Vietnamの評価が割れている理由は、Gamereactor UKの「このゲームはあなたにとって最高のシューターか、最悪の悪夢のどちらかで、中間はない」という言葉に集約されていると思います。
連携の取れた分隊で遊べる人にとっては、ほかでは味わえない緊張感と達成感がある一方、野良で入って味方と連携できないと、ジャングルで見えない敵に撃たれ続けるだけの体験になってしまいます。そこに技術的な問題が重なっていることが、評価を押し下げている原因だと言えそうです。
Hell Let Loose: Vietnamは買いか?
買いだと思う人
- ボイスチャットで連携する本格的なチーム戦が好きな人
- 前作Hell Let Looseや、ミリタリーシミュレーター系のFPSが好きな人
- ベトナム戦争を題材にした大規模FPSを待っていた人
- 一緒に遊べるフレンドやクランがいる人
買わなくてもいいと思う人
- CoDやBattlefieldのような、テンポの速い撃ち合いを求める人
- ボイスチャットや指示に従うプレイが苦手な人
- バグや不具合にストレスを感じやすい人
- オフラインで一人で遊びたい人(オンライン専用です)
気になる人は、10月29日発売予定のパッケージ版を待つ間に、アップデートで不具合がどこまで改善されるかを見てから決めるのもおすすめです。












