オススメはどっち?『JUDGE EYES』と『龍が如く』の5項目を比較!
先日、キムタクが主演している事で話題になったPS4ソフト『JUDGE EYES(ジャッジアイズ)』が発売されましたが、あなたはもうプレイしましたか?それとも、購入しようか迷っているところでしょうか?
ジャッジアイズは同じ開発スタジオが手掛ける『龍が如く』シリーズの後継作品なんですが、シリーズを未プレイな人は「ジャッジアイズと龍が如く、どちらがオススメなの?」と思うかも知れません。全作品遊ぶほど時間もお金もある人ばかりじゃないですからね。
というわけでジャッジアイズと龍が如くシリーズ全作品をクリア済みの私が、それぞれの特徴・違いなどを比較していきます。
この記事の目次
『JUDGE EYES』と『龍が如く』の比較5項目
分かり易いように比較項目を5つに分けて説明していきます。
1. 最大の魅力!ストーリーを比較
ジャッジアイズも龍が如くも『神室町』という新宿歌舞伎町をモチーフとした街を舞台にストーリーが展開していきます。
ジャッジアイズは探偵・弁護士が主人公のリーガル・サスペンス、龍が如くは極道が主人公の任侠ものといった違いはありますが、同じ繁華街が舞台なので双方『極道』、『裏社会』が関わってきます。
龍が如くシリーズは『大人向けのエンタテインメント作品』というコンセプトで作られただけあって、重厚な世界観やストーリーが好評で人気に火が付いた作品なんですよね。まさに『ドラマ・映画のようなゲーム』といった感じです。
このコンセプトはジャッジアイズにも引き継がれるだけでなく大幅に強化されていると感じました。龍が如くは基本的に極道世界の中での話でしたが、ジャッジアイズはその枠の外側(医療業界や政界)にまで話が展開していくので、一般人でもリアリティを感じやすいストーリー展開になんです。
また、ジャッジアイズは探偵・弁護士という性質上、事件の真相にジリジリ迫っていくんですよね。パズルのピースが少しずつハマっていく感覚が実に楽しいんです。一方、龍が如くは『漢気』を楽しむことに特化したストーリー展開と言えるでしょう。とにかく熱いんですよね。
2. ゲームのリアリティを左右する!?役者・声優を比較
龍が如くシリーズは桐生一馬という架空のCGキャラクターが主人公であるのに対し、ジャッジアイズは木村拓哉ことキムタクが演じるキャラクターが主人公です。
桐生一馬は『漢気の塊』みたいな存在で、声優の実力も高く『ゲーム史に名を残すレベル』のキャラクターなんですが、CGキャラクターという性質上「現実にはいないんだろうな」と思ってしまうんです。悪く言えばリアリティに欠ける存在なんです。
桐生の兄貴分である真島五郎なんか『THEフィクション』というレベルのキャラクターですからね。それ故に現実ではあり得ないレベルの漢気を生み出すことに成功してはいるんですけど。
一方で、ジャッジアイズの主要キャラクターはCGキャラクターではなく実在する俳優が演技しているので、まるでドラマや映画を見ているかのようなリアリティがあるんですよね。ゲームの登場人物ではなくドラマ・映画の登場人物なんです。
両作品とも役者・声優のレベルはかなり高いんですが、リアリティという部分ではジャッジアイズに軍配が上がるといった感じです。
3. 爽快感がたまらない!バトルを比較
両作品を語る上で欠かせないのはバトルシーンです。ド派手で爽快なのが魅力なんですよね。
ジャッジアイズは龍が如くをベースに作っているので基本的な部分は同じです。
あえて違いを挙げるなら、ジャッジアイズは中国拳法を駆使したバトル、龍が如くは様々道具を駆使して戦う喧嘩バトルです。一応、ジャッジアイズでも看板や椅子などを振り回したりすることが可能ですが、龍が如くのように刃物や拳銃は扱えません(キムタクは極道じゃないですからね)。
派手さを重視するなら龍が如くのバトルの方が優れていますが、格闘ゲームとしてバランスはジャッジアイズの方が優れている感じです。龍が如くは装備をガチガチに固めてゴリ押しになりがちでしたが、ジャッジアイズは立ち回りを考えながら気持ち良く戦える絶妙なバランスだと思いました。
4. ストレスの原因?ゲームシステムや操作性を比較
どんなにストーリーに魅力がありバトルが爽快でも、ゲームシステムや操作性が不出来ならクソゲー扱いされてしまう可能性があります。この辺りについてはジャッジアイズも龍が如くも及第点ではあると思います。
ジャッジアイズは龍が如くのゲームシステムや操作性を改良して、更に遊び易くなっているのでサクサク遊べるようになっています。
例えば、龍が如くではダッシュをするとスタミナを消耗してバテてしまい目的地までサクッと行き難かったのですが、ジャッジアイズではスタミナの概念が無くなり快適に移動できるようになりました。また、×ボタンを押しっぱなしにしなくても走れるようになったので指が疲れにくくなりました。
ただ、ジャッジアイズの新要素である『ドローン』や『ピッキング』の操作が難しいんですよね。これが結構ストレスになるんですよね。私以外にも不満を言ってる人が多いです。でも、難易度変更や操作方法の変更が可能なのでギリギリギリ許容範囲内といった感じでしょうか。
5. 豊富なミニゲーム・プレイスポットを比較
龍が如くシリーズと言えば豊富なミニゲーム・プレイスポットが有名です。
例えば、新宿歌舞伎町をモチーフにした神室町には実在するゲームセンター『クラブ セガ』が登場するんですが、この中のゲームが実際に遊べるんですよね。例えば『バーチャファイター』や『スペースハリアー』といった名作がフルで遊べてしまうんですよね。
何が遊べるかは作品によって異なりますが、嬉しい事にこれはジャッジアイズでも踏襲されています。ちなみにジャッジアイズでは『バーチャファイター5 FS』や『スペースハリアー』の他に『ファイティングバイパース』、『KAMURO OF THE DEAD(The House of the Deadのパロディ)』といった作品も遊べます。
この他に、龍が如くではギャバクラ遊び、キャバクラ経営、カラオケ、ポケサー(ミニ四駆)、クランクリエイター(戦略シミュレーション)といった本編顔負けの要素が盛り沢山なんですよね。まさに至れり尽くせりといった感じでしょうか。
一方、ジャッジアイズにはゲームセンター以外のプレイスポットがほとんどありません。しかし、操作が難しいと不評なドローンレースはパーツをカスタマイズ出来たりとやたら充実しています。(;^ω^)
なお、麻雀、将棋、ダーツ、バッティングセンター、カジノといった要素は両作品で遊べます。
まとめ
結論としては今遊ぶならジャッジアイズの方がオススメですね。やはり旬なうちに遊んだほうが気分的に楽しめますし、一本で完結しますからね。サクッと遊べます(とはいえメインストーリークリアするだけでも30時間かかります)。
ストーリーの濃厚さやリアリティ、バトルのバランスといった部分ではジャッジアイズの方が優れていると思いました。一方で、遊び易さや娯楽性では龍が如くの方が上だと思います。
ただ、最終的には人それぞれの好みですね、リーガル・サスペンスが好きか、任侠ものが好きかで選べばいいと思います。どちらも素晴らしい作品には違いないので。
なお、龍が如くは初代のリメイク作品である『極』と『極2』、主要キャラクター桐生一馬と真島吾朗の過去が描かれた『0』を遊んでおけばOKです(他作品は蛇足なので)。
遊ぶ順番的には『極』→『0』→『極2』がオススメです。
各作品のレビュー記事も書いているので良かったらこちらもどうぞ!
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