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投稿日:2021年01月20日更新日:2021年01月22日

PS5やパソコンでHDRを有効化するメリット・デメリットを徹底解説!

 

先日PS5が発売されましたが、それに合わせてHDR対応モニターへの移行を考えている人は多いかと思います。実際、私はPS5の購入をきっかけに4K HDRモニターに乗り換えました(‘ω’)ノ

というわけで今回は、実際にHDRモニターをPS5やパソコンで使ってみて、感じたメリット・デメリットをレビューしていきたいと思います。

HDRモニターの購入を検討している方の参考になれば幸いです(*’ω’*)

HDRを使う3つのメリット・長所

まずはHDRを使うメリットから解説していきます。

4K画質と合わさることで最上級の映像体験ができる

HDRのメリットを一言でいってしまえば、4K画質と合わさることで最上級の映像体験が可能ということです。

もちろん、ゲームタイトルによって凄さの度合いは変わってくるのですが、スパイダーマン:マイルズ・モラレス のようなリアリティ重視の作品だとかなり映像が強化されます。他にはサイバーパンク2077デモンズソウルなんかでも恩恵を十分に感じられました。

HDRを体験する前はマイナスな意見を多く耳にしていたので、正直そこまで体感出来るものではないと思っていたんですが、実際に体験してみて思った以上に画質の進化を感じられました(*’ω’*)

どのぐらい進化したかを皆さんにも伝えたいところですが、実物を見て体験してもらうしか無いんですよね…( ;∀;)

ただし、カメラ越しにHDR対応・非対応の違いを捉えた比較映像がありますので、参考程度にしてもらうのはアリかもしれません(HDRのほうが色合いがハッキリしているのが分かるかと思います)。

なお、こちらの動画で紹介されているモニター(BenQ EW3270U)のリンクを下記に載せておくので、気になった方は購入を検討してみてはいかがでしょうか(Amazonのレビューを見てもかなり評判が良いみたいです)。

鮮明でリアル(現実的)な表現が可能になる

HDR表示だと現実に近い色合いになります。今まではカメラ越しに見た映像でしたが、HDR表示だとカメラを通さず直接見たような色合いになるんですよね。

上で紹介した比較動画を見てもらうと分かりますが、HDRオフだと全体的に白っぽく見えると思います。現実世界だと霧でも出てない限りはこういった見え方にはならないわけです。

HDRオンだとこの白っぽさが無くなり、現実的な空気感が表現できるようになるんですよね。

表現できる輝度が広がる為、従来だと白飛び・黒潰れしていた部分がハッキリ表示されるようになる

HDRのもう一つの特徴が、輝度が広がり従来だと白飛び・黒潰れしていた部分がハッキリ表示されるようになることです。

具体的には極端に明るい部分や暗い部分での表現力が多彩になります。

分かりやすいのがパナソニックの解説ページに掲載されている下記の画像。

SDR(非HDR)の太陽の部分を見てみてください。白飛びして太陽の光がぼやーっと広まってメリハリが無いように見えますよね。

一方、HDRのほうは太陽の輪郭がハッキリと出ていて、青空とのコントラストも美しく見えます。

HDRを使う3つのデメリット・短所

続いてはHDRを使うデメリットについてです。

状況に応じてHDRのオン/オフを切り替える必要がある

現時点でパソコンでHDRを使う場合は、状況に応じてオン/オフを切り替える必要があるので、結構面倒臭かったりします…(;^ω^)

なぜ切り替える必要があるのかというと、HDRを有効にするとHDRに対応していないコンテンツ(例えば、WEBサイトなど)まで色味が変わってしまうんですよね。

なので、WEBサイトやHDR非対応のゲーム・動画を楽しむ場合はHDRを無効にする必要があります。色味を気にしなければずっと有効にしていても問題ありませんが、そもそもHDRを使う人は色味を気にするわけですからね…。

また、検証はしていませんがおそらくPS5やPS4でHDR非対応のゲームを遊ぶ時も、同様の理由で本体設定でHDRを無効にしたほうが良いかと思います。

環境によって見え方が結構異なる

HDRの見え方はディスプレイやコンテンツといった環境によっても変わってきます。

ただ、SDR(非HDR)でもディスプレイによって見え方が変わるので、HDRだけのデメリットとは言えないかも知れませんね。

それよりも個人的に気になったのはコンテンツによる違いでしょうか。

具体例を挙げると、PS4初期のHDR対応タイトルである『インファマス セカンドサン』という作品(ゴーストオブツシマを開発したメーカーとして有名)。

この作品はHDR有効だとかなり画面が暗くなってしまいプレイするのが辛くなるレベルなんですよね。おそらくですが、元々はSDR前提で開発していて、後付けてHDRに対応させたから調整が不十分でこのような結果になってしまったのではないかと考えられます。

この作品以外でもPS4初期の作品はこういった問題が抱えているものが多いと感じました。

プレイ動画の配信やスクリーンショット撮影が難しい

動画を配信したり、スクリーンショットを撮影してツイッターなどでシェアする場合でも不便に感じると思います。

HDR有効時にスクリーンショットを撮影してシェアしたところで、相手がHDRディスプレイを使っていなければ意味無いですし、そもそもツイッター自身がHDR画像に対応していないんですよね(おそらく)。

非対応な環境ではHDRが無効になるだけなら良いのですが、無理やり変換される形になるので色味がおかしくなってしまうんですよね…。

なので、動画配信したりスクリーンショット撮影する場合は、前もってHDRを無効にしてプレイする必要があるのです( ;∀;)

HDRはまだまだ成長過程。今後改善されていく可能性は高そう

HDRの普及はまだまだこれからといった感じで、PS5の普及が進むことで4K HDRディスプレイも浸透していくでしょう。

それに合わせて、この記事で取り上げたHDRのデメリットも解消されていくものと思われます。

特にPCは現時点だとHDRのオン・オフが結構面倒なので、このままだとHDRの普及を妨げることになりかねないですからね。改善されると信じたいところです…。

ちなみに私が使っている4K HDRモニターは以下のLG製(43UN700-B)です。42.5インチとパソコン用モニターとしては最大級の画面サイズで、画質も美しいので、作業用としてもゲーム・動画鑑賞用としてもオススメ出来る製品ですよ。レビュー記事も投稿しているのでぜひ参考にしてみてください(‘ω’)ノ

【評価・レビュー】43型PCモニターLG 43UN700-B が絶妙なサイズ感でオススメ!【4K HDR】

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