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投稿日:2021年01月08日更新日:2022年01月15日

【評価・レビュー】PS5版デモンズソウルが神ゲーである5つの理由、4つの欠点

PS5のローンチタイトルとして最も注目されていた作品であるデモンズソウルのリメイク版。

ようやく私もPS5本体を手に入れ遊ぶことが出来たので、早速レビューしていきたいと思います(‘ω’)ノ

結論:PS5版デモンズソウルは神ゲーであり最高のリメイクだ

いきなり結論から言ってしまいましょう。

PS5版デモンズソウルは神ゲーでした。リメイクとしても最高の出来だったと思います(*’ω’*)

死にゲーとしての完成度の高さは勿論の事、オリジナル版をしっかりとリスペクトしていて『変える部分は変え、変えない部分は変えない』が出来ているリメイク作品だと思いました。

グラフィック、サウンド、コントローラーのフィードバックといった部分は「まさに次世代」といった表現となっていて、ゲーム性・ゲームバランスはオリジナル版を踏襲しているので、『デモンズソウルをプレイしている感』をしっかりと感じられて好感が持てましたね。

これだけではレビューとして物足りないと思うので、デモンズソウルが神ゲーである5つの理由、また4つの欠点を詳細にレビューしていきます。

PS5版デモンズソウルが神ゲーである5つの理由

それでは早速、PS5版デモンズソウルが神ゲーである5つの理由を解説していきます。

1. リメイクで生まれ変わったグラフィック、サウンド、コントローラーのフィードバックが凄すぎる

PS5版デモンズソウルの最大の特徴として挙げられるのが、リメイクによって生まれ変わったグラフィック、サウンド、コントローラーのフィードバックです。これらの要素がとにかく凄いと思いました(*’ω’*)

グラフィックはPS5よりも格上のハイエンドゲーミングPC向け作品よりも精細に描かれていると感じました。

全体的な空気感を始め、建物の外壁や床などのディテール、炎や魔法のエフェクトなど全てにおいて緻密に表現されているんですよね。PC・マルチプラットフォーム向けのタイトルは部分的には凄かったりはするのですが、雑に感じてしまう部分がチラホラあるんですよね。そういう部分がPS5版デモンズソウルにはありませんでした。PS5に特化したタイトルだからこそここまでの表現が可能なのだと思います。

サウンドも凄かったです。新機能の3Dオーディオが凄いというよりは、音の1つ1つのこだわりが素晴らしいと思いました。特に良かったのが矢が着弾した時や、横切った時の風を切る音。ソウルシリーズでは弓矢は存在感が薄い武器でしたが、本作では恐怖を感じるほどのリアリティを感じました(・ω・)

コントローラーのフィードバックは控えめながら良い味付けになっていると感じました。特に印象に残っているのが、敵にガードを崩された時のコントローラーの振動ですね。盾を弾かれると大きくのけ反るのですが、本当に盾を弾かれているかのような感触があるんですよね。コントローラースピーカーから出る音と合わさり凄まじい臨場感を感じました。

これら3要素の相乗効果によりゲーム体験は大きく進化したと思いますね。

オリジナル版を遊び尽くしたプレイヤーでも、この進化を体験する為だけであっても遊ぶ価値はあると思います!

2. ロード時間が無いのでリトライ時のストレスが無い

リメイクにあたり大きく改善された部分のもう1つがロード時間の短縮です。

短縮というよりは無くなったといっても過言ではありません(厳密にはありますが、ロード画面が必要なくなるほど短縮されました)。

どのぐらい早くなったかというと、オリジナル版(PS3)では30~40秒ほどロード時間があったんですよね。それがリメイク版では1秒ほど暗転して終わりです。暗転する前にエリア転送の演出があるので実際は数秒程ロードがあると思いますが、体感的には1秒でローディング完了といった感じです。

これによりフロムの『死にゲー』の大きな欠点だったロード待ちのストレスが一切無くなり、とても快適なゲーム体験が可能になりました(*’ω’*)

3. 難しいけど繰り返しチャレンジしたくなる絶妙なゲームバランス

ここからはPS5版の感想というよりは、オリジナル版を含め『デモンズソウル』という作品に対する感想です。オリジナル版デモンズソウル自体が未プレイという人はぜひ参考にしてみてください。

デモンズソウルは『死にゲー』の金字塔と呼ばれるソウルシリーズの元祖です。1作目にして既に絶妙なゲームバランスが構築されていると感じました。

他のソウルシリーズと比較して中間地点が少ないので、ボスまでの道中は非常にシビアな立ち回りが要求されます(というかボスエリアが中間地点になるので、ボスを倒すまでは中間地点はありません)。ショートカットもほとんど無いので、ボスで負ければエリアの最初からやり直しという鬼畜仕様( ;∀;)

でも、それが良いんですよね。エリアの最初から最後まで気が抜けない感じがデモンズソウルの魅力だと思っています。救いは他のソウルシリーズよりもボスが弱めということでしょうか(必要レベルに達していれば数回リトライすれば倒せるバランス)。

SEKIROがボス戦に特化した死にゲーなら、デモンズソウルはステージ攻略に特化した死にゲーといった感じです。

この絶妙なゲームバランスがチャレンジ精神を刺激し、何度も繰り返し遊びたくさせるんですよね。

4. 武器の使い分けが楽しいステージ攻略

デモンズソウルは他のソウルシリーズよりも武器の使い分けが重要です。

ダークソウルシリーズではロングソード1本で最初から最後まで難なく攻略することが可能でしたが、デモンズソウルではそうもいきません。

デモンズソウルの敵は耐性がハッキリしていて、例えば斬撃ではダメージがほとんど通らない敵がいます。そこで、刺突武器や魔法などを使い分けて攻略していくことになるんですよね。

この感覚がとても新鮮で、試行錯誤している感が強く感じられてとても楽しめました(*’ω’*)

5. 周回プレイが飽きないキャラ育成

これは他のソウルシリーズにも継承されている要素ですが、キャラ育成が楽しいです。

敵を倒すことで得られる『ソウル』を捧げることでレベルアップし、レベルアップで得たポイントを好きなステータスに割り振ることでプレイヤー独自の成長をしていくというシステムです。

伸ばすステータスによってプレイスタイルは大きく変わってくるので、新鮮な気持ちで周回プレイができるんですよね。

また、周回するたびに敵は強化されていくので手応えのある攻略を長く楽しめるのも良いと思います(‘ω’)ノ

PS5版デモンズソウルの4つの欠点

続いてPS5版デモンズソウルの欠点についてレビューしていきます。

欠点というよりは『好みが分かれる部分』といった感じでしょうか。その点を踏まえてご覧いただければと思います。

1. ゲームバランスや要素などはオリジナル版とほぼ同じなので新鮮味は薄い

今回のリメイクは、ゲーム性に関してはオリジナル版にかなり忠実です。

グラフィックやキャラクターのモーションは一新されているものの、攻撃パターンや攻撃が当たるタイミングは同じなので、新規のゲームを一から攻略する感覚は皆無です。

また、敵の配置やギミックもそのままなので、オリジナル版を既プレイだと『死にゲー』ならではの緊張感が感じられないのも少し残念でした。

2. キャラクターデザインが変更されているので抵抗感があるかも

グラフィックの一新に合わせる形でキャラクターデザインも変更されています。

オリジナル版より良くなったキャラクターもいますし、逆に悪くなったキャラクターもいます

オリジナル版とデザイナーが異なるので当然といえば当然なんですが、オリジナル版のキャラクターに愛着がある人は違和感や抵抗感があるかもしれませんね。特に人間キャラクターのデザインに関しては「ブサイクになった」といった意見が多いようです。しかし、乙女アストラエア(上の画像)はリメイク版でも美人だと思います(*’ω’*)

個人的には全体的にディテールが精細になったので好意的に見ています。特にデーモンのデザインはより不気味さが強調されお気に入りです(‘ω’)ノ

3. 回避アクションボタンが海外仕様に変更された

PS5になってから海外仕様に合わせ全てのゲームにおいて決定ボタンとキャンセルボタンが入れ替わりましたが、デモンズソウルに関しては回避アクション(ローリング)まで海外仕様に変更されているんですよね。

日本語版ソウルシリーズでは×ボタンで回避アクションでしたが、それが〇ボタンに変更されたわけです。

キーコンフィグで変えられれば良いのですが、なぜが変更不能で強制されます。

数時間も遊べば慣れるのでとりあえずは良いのですが、他のソウルシリーズを遊んだ時に混乱するんですよね…。

この1点だけは、PS5版デモンズソウルの誰の目から見ても欠陥と言えるのではないでしょうか?アップデートでボタン変更出来るようにしてもらいたいですね…。

4. 他のフロムゲーと比べボスが弱い

これも人によっては欠点になるかもしれません。

デモンズソウルのボスは最近のフロムゲー(SEKIROダークソウル3)のボスと比べるとだいぶ弱く感じると思います。

しかし、これはゲームデザインの違いによるものと考えます。

SEKIROやダークソウル3はステージ攻略とボス攻略は切り離されています。中間地点が多くてボスまでの道のりが楽。つまり、「ステージ攻略をした後はボス攻略に専念してください」というスタンスで、切り離されているからこそボスを強く出来るわけです。

一方、デモンズソウルはステージ攻略とボス攻略は一体型となっています。中間地点が無くボスまでの道のりが険しい。「ステージ攻略の〆としてボス戦を楽しんでください」というスタンスだからボスが弱く設定されているわけです。〆のボスがSEKIROやダークソウル3並みに強かったら詰みますからね(;^ω^)

「中間地点を増やしてボスをもっと強くすべきだ!」という意見もあると思いますが、個人的にはこれはこれで一つの完成形だと思います。

新要素フラクチャードワールドについて

PS5版デモンズソウルにはリメイクの新要素として『フラクチャードワールド』というものがあります。

いわゆる左右反転した世界を楽しむことができ、その世界でしか入手できないアイテムがあったりもします。

「左右反転しただけじゃ新鮮味も何もないだろう」と思っていたのですが、3D空間が反転すると思った以上に新鮮味を感じることができました(不思議と道に迷います)。

ただ、大きな問題があって画面酔いするんですよね。

おそらく、反転する前のオリジナルの世界を想像しながらプレイすることで脳が混乱してしまい、その結果酔ってしまうのだと思います。

フラクチャードワールドだけに存在する『とあるアイテム』を集めることで、オリジナル版のファン必見の装備が入手できるので、ぜひ集めたかったのですがそういう理由で断念しました…( ;∀;)

PS5版デモンズソウルの得点

95 / 100

※この得点はどのくらいオススメなのかを表すものです。グラフィックやサウンドがイマイチでもそれを上回る魅力があれば高得点になります。

項目別評価

グラフィックス ☆☆☆☆☆
2021年1月時点ではハイエンドゲーミングPC作品をも上回る圧倒的なグラフィック
サウンド ☆☆☆☆☆
効果音一つ一つのクオリティが素晴らしく、没入感の向上に貢献している
熱中度 ☆☆☆☆☆
ソウルシリーズの元祖としてふさわしい完成度。未体験の人はぜひプレイしてほしい
ボリューム ☆☆☆☆★
リプレイ性は高いものの他のソウルシリーズと比較すると1周あたりのボリュームは少なめ。完成度が高いだけにDLCが無いのも悔やまれる
遊びやすさ ☆☆☆☆★
オリジナル版の欠点だったロード時間の長さが解消。ロード待ち時間ゼロでストレスフリー。ただし、回避ボタンの変更は納得いかない

まとめ:PS5版デモンズソウルはローンチタイトルにふさわしい『死にゲー』最高峰だ

というわけでPS5版デモンズソウルのレビューでした。

まとめると、オリジナル版を忠実に再現したリメイクの見本みたいな作品ですね。

デモンズソウルの核となるゲーム性はそのまま踏襲し、グラフィック、サウンド、コントローラーからのフィードバックは最新のテクノロジーで一新しているので、誰もが進化を感じることが出来る素晴らしいリメイクだと思いました。もちろん、ローンチタイトルとしてPS5のポテンシャルの高さをアピール役割も果たしたとも思います。

ゲーム性に関しては既にオリジナル版が『死にゲー』最高峰の出来なので文句無しです。

SEKIROやダークソウル3ほどボスが強くなく、行き詰まってしまうことも少ないと思うので、『死にゲー』入門としてもオススメですよ。私自身の『死にゲー』デビューがデモンズソウルでしたからね。

購入して損は無いクオリティの高い作品なので、気になる方はぜひ遊んでみてください(‘ω’)ノ

おまけ

最後にオススメのデモンズソウル配信動画を紹介しておきます。

みすみのはらわたチャンネルのみすみゆうかさんの動画、メチャクチャおすすめです。

深夜の10時間超え配信をものともしない強靭な精神力、どんな時も変わらない喋りのトーン…うっ…頭が…!

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