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投稿日:2021年12月11日更新日:2021年12月13日

【無料プレイ】PS5の本気を見た…。UE5最新デモが凄すぎた件【The Matrix Awakens】

私たちが思っている以上にPS5の性能は凄いのかも知れません…。

12月10日、PS5などの次世代ゲーム機向けに『The Matrix Awakens』が配信されました。これがとにかく驚愕の内容だったんですよね(;^ω^)

17日に公開される映画『マトリックス リザレクションズ』に合わせたプロモーション的な意味もあるのでしょう。

ちなみに本タイトルは次世代ゲームエンジン『Unreal Engine 5』のデモンストレーションとして開発され、無料ダウンロード可能となっています。

今回はこちらを触ってみたレビューをしていきます。

» PS5版『The Matrix Awakens』のダウンロードはこちら

The Matrix AwakensはUnreal Engine 5のデモンストレーションであり、ゲームではない

まず最初に言っておくと、本タイトルはゲームではありません。

あくまで、Unreal Engine 5 の技術デモであり、主に映像表現部分に着目した内容となっているようです。

とは言っても、ある程度遊べるようには作られています。

デモの内容は2パートに分かれていて、1つはアクションパート、1つはフリーローム(オープンワールド)といった具合です。

アクションパートはショートムービーの合間に簡単な銃撃戦を楽しめるといった感じですね。本格的なものではなく『画面に表示されるマーカー合わせてボタンを押す』程度となっています。

最初、ショートムービー部分は実写映像だと思っていたんですが、銃撃戦に移行してからCGによって作られたキャラクターであることに気付かされました。それぐらい実写と見分けが付かないくらいのクオリティです(*’ω’*)

また、CGによって再現されたキアヌ・リーブスやキャリー=アン・モスを見られるだけでもファン必見だと思いますよ!


圧倒的過ぎる!次世代のオープンワールドに驚愕した…

本作品の最大の見どころは何と言ってもこのオープンワールドでしょう。「PS5ってこんなに凄かったんだ…」と思わせてくれるクオリティです。

本格的にレイトレーシングを採用したフォトリアルな映像表現

まず見どころの1つが本格的にレイトレーシングを適用していることでしょうか。

今までだと、先日レビューしたForza Horizon 5のように一部のモードにしか適用されなかったり、Watch Dogs Legionのように全面的に適用されていても品質が悪かったりするタイトルが多かったんですよね。

唯一満足できる適用をされていたのがマーベルスパイダーマンなのですが、本作ではそれを凌駕していると感じました。

その理由はレイトレーシングの品質だけではなく、全体的な空気感だったり、遠景まで精細に描かれていることなどが影響しているのだと思います。

PS5の性能ではマーベルスパイダーマンが限界だと思っていたんですが、本作はそのワンランク上を行ってるので、技術の進歩の早さを感じさせてくれますね。ハードウェア性能を上げなくてもソフトフェアの最適化だけでもこれだけの進化が可能なのは驚きです。

一つ残念だったのが30fps固定だったことですかね。流石にPS5の性能的に60fpsは難しいと思いますが、それを差し引いてもこの映像には大きな魅力があります(シネマティックなタイトルなら30fpsでも十分ですしね)。

密度が凄い!交通量や群衆の量が他の追随を許さないレベル

マップ自体の作りも凄いのですが、それ以上に密度・物量が凄いと思いました。

多くのオープンワールドゲームに欠けているのは密度・物量なんですよね。今までは広大なフィールドに対して人や車が少なすぎて不自然に感じてしまう事が多々ありました。「近景は大丈夫でも遠景は物量が減る」なんて作品は多いですからね(そうすることで動作を軽量化・最適化しているので)。

しかし、本作ではリアルな密度・物量なんですよね。遠景までしっかり描画されています。オープンワールドゲームにありがちな「パッと人が消えたり現れたりする現象」に遭遇することはありません。

下の画像のように設定で車をハイライトすることが出来るのですが、しっかり遠くまで交通網がシミュレーションされていることが分かります。

また、デモンストレーションでありながら、車の衝突シミュレーションもしっかり演算されているので、車に乗って爆走する遊びも楽しめたりします。

ただ、車の操作性は取って付けたような感じなので期待してはいけません。ここさえ完璧ならオープンワールド・ドライブゲームとして成立するレベルなんですよねw

音響もリアル!場所によって音の伝わり方が異なる

これもUnreal Engine 5の機能として注目されていた部分ですが音響がかなり凝っています。

例えば、高架下では車の低音が響き渡ります。トンネルと同じような感じですね。逆に上空だとロードノイズが拡散される感じです。

場面によって音を使い分けている作品は他にもありますが、このようなシミュレーションに基づくであろうサウンドというのは初めてですね。

ちょっとした探索要素もある

本作品はゲームではないので『遊び』という要素はほぼ無いに等しいのですが、一応収集要素というか探索要素みたいなものがあります。

マップの各所には本作品の豆知識が書かれた『碑』のようなものが置かれています。これを探してみるのも良いかも知れませんね。


画像ギャラリー

これまで紹介したもの以外にも、いくつかのゲーム画面のスクリーンショットを載せておきます。


↑太陽に向かって一直線い伸びる道


↑ビルの屋上に設置された貯水タンク


↑湾岸にそびえ立つビル群

The Matrix Awakensの製品版は発売されるのか?

本作『The Matrix Awakens』ですが、製品版は発売されるのかという疑問があるかと思います。

特に公式のメッセージはありませんが、あくまで『Unreal Engine 5』の技術デモとして開発されたコンテンツなので、直接的な形でこれが製品化する可能性は低いと思います(過去の技術デモも製品化はされていない為)。

ただ、これだけ広いオープンワールド作った以上、間接的に利用される可能性はありそうですね。何億円もの開発費がかかっているはずなので、今回限りでお役御免とはしたくないはずです。龍が如くスタジオなら10年は流用することでしょう(笑)

なお、本作のプレイ映像がYoutubeに投稿されているので紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね(‘ω’)ノ

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