【SEKIRO・ダクソ・ブラボ】PS4死にゲーおすすめランキング【フロムソフトウェア】
PS4の『死にゲー』と言えば、フロムソフトウェア(通称フロム)のSEKIRO、ダークソウル、ブラッドボーンが有名です(フロムゲーとも言われていますね)。PS4ユーザーの方であれば一度は耳にしたことがある作品だと思います。
死にゲーといえばコアなゲーマー向け作品のように思う人が多いかと思います。でも、フロムの死にゲーは違うんですよね。初心者でも遊び易く作られているんです。
理不尽な難しさでセンスのある人しかクリア出来ない死にゲーが多い中、フロムの死にゲーは着実にステップアップ出来るゲームデザインなので、何度も挑戦すれば誰もがクリア出来る絶妙なゲームバランスなんですよね。これがフロムゲーが世界で大きく評価されている理由なのだと思います。
ゲーム歴30年以上の私ですが、PS4で発売されているフロムの死にゲーは歴代ゲームの中でも上位にランクインするぐらいオススメ出来ます。何度も死んで悔しい思いをするわけですが、ついつい再挑戦してしまう魅力があるんですよね。
PS4で発売されているフロムの死にゲーはどれも名作ですが、当然ながら評価に違いはあります。というわけで、今回は私の独断と偏見で決める『PS4のフロムソフトウェアの死にゲーランキング』を発表します!ランキングだけではなく各作品の特徴なんかもまとめていきますので、これからフロムの死にゲーを遊んでみようと思っている方は参考にしていただければ嬉しいです(*’ω’*)
この記事の目次
おすすめはこれ!PS4フロムの死にゲーランキングTOP5
2019年8月時点で、PS4で発売しているフロムの死にゲーは、SEKIRO、ダークソウル1~3、ブラッドボーンの5タイトル。これら5タイトルを早速ランク付けしていきます。勿体ぶらず早速1位から紹介していきます!
1位 SEKIRO(隻狼)
フロムの死にゲー1位は断トツでSEKIROですね。
SEKIROは発売当初は「難しすぎる」と不満の声も多かったんですが、少し時間が経ってクリアする人が出てくると評価が一変して絶賛されるようになったんですよね。その理由はSEKIRO独自のシステムに慣れるのに時間がかかるからだと思います。
SEKIROの最大の特徴は『弾き』
操作性はダークソウルに似ているものの、もっと軽快で柔軟です。
主人公は忍なので非常に俊敏な動きが出来ますし、スタミナも無尽蔵で尽きることがありません。攻守の切り替えもスムーズで白熱した戦闘が楽しめるのも魅力です。
最も特徴的なシステムが『弾き』です。ダークソウルで言うところパリィに当たるものですが、似ているようで全く違うんですよね。
ダクソのパリィは一撃必殺の手段として使われますが、SEKIROの弾きは『体幹』にダメージを与える手段として使われます。一撃必殺ではないんです。
この弾きのおかけで剣戟(チャンバラ)を忠実に再現出来てるんですよね。『刀と刀がぶつかり合って火花を散らす』映画とかでよく見るアレが自分の手でプレイ出来るんです。
これが本当に爽快で延々とプレイしてしまうんですよね。やり込み要素はそこまで多いわけではないですが気付けば300時間プレイするぐらい個人的にはハマりましたね(*’ω’*)
SEKIROは探索よりもボス戦に特化した内容
SEKIROは形式的にはダークソウルやブラッドボーンのように『ステージを探索してエリアのボスを倒す』といった形になっていますが、実際のところはボス戦に占める比重がかなり高くなっているんですよね。
1周目こそくまなくステージを探索しますが、それ以降はそんなに探索しなくなりますし、鉤縄による空中移動が可能なので雑魚もスルーが基本。
その代わりボス戦に費やす時間はダークソウルやブラッドボーンの比ではないんですよね。ボス1人に2時間とか当たり前ですし、ラスボスなんて5時間ぐらいかかります(私は10時間かかりました…w)
こう書くと「理不尽に難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、そうではないんですよね。ダークソウルやブラッドボーンはある程度ゴリ押しでも倒せるんですが、SEKIROは敵の行動パターンをしっかりと見極める必要があるんです。反射神経はほとんど必要ではないので時間をかければ誰でも攻略可能な絶妙なゲームバランスなんです。
繰り返しになりますが、SEKIROはボス戦を楽しむゲームなんです。
とある中ボスのプレイ動画を収録したので参考までにどうぞ。刀と刀がぶつかり合う感じ、ワクワクしてきませんか?(*’ω’*)
頼れるのは己の技のみ。鍛錬すべし!
SEKIROはオフラインシングルプレイ専用タイトルなので、他のプレイヤーに助けてもらうことが出来ません。
さらに、ダークソウルやブラッドボーンの様なレベル制ではないので、キャラクターの育成も限られているんですよね。
つまり、頼れるのは己の技のみ、プレイヤーの実力で勝負するしかないんです。
そして、最初は全然勝てません。ボコボコにやられます。
でも、何度も戦っていくうちに敵の動きが見えてくるんですよね。己の技が磨かれていくのが実感できるんです。ダークソウルやブラッドボーン以上にその感覚を強く感じるんですよね。
この気持ち良さはフロムの死にゲーに限らず、あらゆるゲームと比較しても突出して優れていると感じました。
というわけで、1位は断トツでSEKIROでした!
2位 ダークソウル3
2位はフロムソフトウェアの知名度をここまで広めたと言っても過言ではないダークソウルシリーズ3作目ですね。
シリーズ完結作にして集大成であり最高傑作
ダークソウルと言えば死にゲーの金字塔とも言える作品ですが、シリーズ3作目にして完成度は頂点に達したと感じています。
前作、前々作よりも操作性が大幅に向上していて、キャラクターを気持ちよく操ることが出来るんですよね。
全体的にスピーディーな戦闘が可能になったので「ダクソ特有の重厚感が損なわれるのではないか」と思いきや、演出を大幅に強化したことでこれまでの重厚感は損なわれていませんし、むしろパワーアップしているんですよね。
ラスボスもファンが嬉しくなるような内容で、非常に満足度の高い作品でした。
遊び易さを追求しながらもヒリヒリとした駆け引きが楽しめる
ダークソウル3は死にゲーでありながら、遊び易く配慮された作品です。
1作目よりも篝火(チェックポイント)の数が増え、それぞれの行き来は転送(ファストトラベル)で簡単に出来るようになって非常に便利になりました。その代わり、これまでの作品よりもボスが手強くなっているんですよね。しっかりとパターンを覚えないと勝ちにくくなりました。
従来以上に駆け引きが楽しめるようになっただけでなく大幅に演出が強化されたので、ヒリヒリとした手に汗握る戦いがとても上手く表現されているんですよね。
スタミナという概念が独自の中毒性を生む
ダークソウルと言えば『スタミナ』の概念。
今回紹介する死にゲーではSEKIROを除いて全作品に採用されているシステムです(番外の仁王、コードヴェインにも採用)。
攻撃、防御、回避、ダッシュなどあらゆる行動にはスタミナを消費し、これが無くなると一切の行動が出来なくなり無防備になってしまうんです(でも安心してください、スタミナは2、3秒程度で回復します)。
このシステムのおかげで戦闘に独自の駆け引き・戦略性が生まれるんですよね。攻撃と防御(回避)の配分を考えて行動しないとザコ相手でも苦戦します。この緊張感が中毒性を生むことに成功しているんです。
SEKIROがアクションに特化した死にゲーである一方で、ダークソウル3はRPG要素に力を入れた死にゲーです。アクションだけでなくキャラクターの育成やマップ探索も存分に楽しみたい人にオススメです。
3位 ブラッドボーン
3位はブラッドボーンです。PS4独占タイトルの死にゲーです。これもかなりの名作ですね。
ガードを廃止したアグレッシブな戦いが魅力
ブラッドボーンの操作性は基本的にはダークソウルを踏襲しているのですが、大きな特徴としてガードが廃止されたということです。なので敵の攻撃は回避して立ち回る必要があります。
ダークソウルで盾受けするのに慣れている人はかなり戸惑うと思いますが、慣れてくると非常に気持ち良く操作ができるんですよね。
というのも、プレイヤーキャラクターが非常に俊敏なので敵を翻弄している感じが気持ち良いんですよね。
さらに、リゲインと呼ばれる「一定時間以内に反撃すれば食らったダメージを回復出来る」システムのおかげでガンガン攻めることが可能なので気持ち良さはより加速します。しかし油断するとあっと言う間にやられてしまうので、常に緊張感と隣り合わせなのも熱いんですよね。
人知を超えた巨大な敵を力でねじ伏せる爽快感が味わえる
ブラッドボーンのボスは人知を超えた巨大な獣や怪物がほとんどで、まるで『ベルセルク』の様な世界観なんですよね。
ビジュアルだけでも圧倒的なんですが、それに加えて雄叫びやBGMが絶望感を演出してくれます。
その絶望感の中、血に塗れながら死闘を繰り広げ、見事勝利した時は最高のカタルシスを感じることが出来ます。
ゲーム性だけでなく世界観にも絶望感を感じたい人は一度遊んでみる価値ありです!
4位 ダークソウル(リマスタード)
4位はダークソウル(PS4版は1080P、60fpsのリマスター版)です。1作目にして完成された作品ですね。
記念すべきシリーズ1作目。剣と盾そして鎧の重量感を実感出来る死にゲーの金字塔
ダークソウルはここから始まりました(PS3ですが前身となるデモンズソウルもオススメ)。
基本システムはこの時点で完成されているんですが、ダクソ3と比較するとこちらのほうが剣、盾、鎧の重量感がしっかりと感じられる作りになっています。
重たい甲冑を着れば移動速度は遅くなり、回避動作のローリングをすればズシンっと音をたて立ち上がるにも一苦労といった感じです。個人的にはリアリティがあって好きですが好みが分かれる部分かも知れません。
立体的に作り込まれたマップの探索が楽しい
初代ダークソウルの魅力と言えばマップの作り込みです。
立体的に入り組んでいて探索するのが楽しいですし、エリアとエリアの繋がりにも「こことここが繋がるのか!」みたいな驚きがあるんですよね。現実世界で言うところの「見知らぬ道で迷っている時に、見覚えのある道を見つけた時の安堵感」これに近いものがあります。特に序盤から中盤にかけてのマップ構成が神がかっていると思います。
なんだかんだで繰り返し遊びたくなってしまうのは1作目ですね。
【評価・レビュー】多くのプレイヤーを苦しめたダークファンタジーRPGの金字塔が再び…『ダークソウル リマスタード』をプレイした感想
5位 ダークソウル2
5位はダークソウル2。良い作品だとは思いますが4位のダークソウルよりも評価は低めになります。
ダクソシリーズ最大のボリュームを誇る大作
ダークソウル2の特徴は膨大なボリュームですね。ストーリー自体は非常に長く感覚的には前作の1.5倍ぐらいはあるのではないでしょうか。
武器や防具の種類も非常に多く、さらに特徴的なのが『二刀流モーション』が追加されたことで戦略の幅が広がっています。
使う武器を変えて攻略するだけでも楽しめるのがダクソ。じっくりと長時間楽しみたい人には良い作品と言えるかもしれません。
ダクソ2だけディレクターが異なる為違和感があるかも?
ダクソ2ではディレクターが宮崎英高さんから渋谷知広さんに交代したことで毛色が違う作品になっているんですよね(ここで紹介しているフロムの死にゲーはダクソ2以外は全て宮崎さんがディレクターを務める)。
「ディレクターが変わるとここまで変わるの?」というぐらい変わるんですよね。具体的には以下の3つ。
- 操作感
- 戦闘のバランス
- マップの作り
まず操作感にちょっと違和感を覚えました。前作よりもダッシュジャンプがやたらと低空飛行になり、その割には「ブォン!」という風切り音がなるので不自然なんですよね。『致命の一撃』と呼ばれる必殺攻撃もペタンと尻もちをつく動作が加わりダサいと思いました…。
次に戦闘のバランス。フロムの死にゲーは「難しいけど慎重に立ち回ればなんとかなる」という絶妙なバランスで作られているんですが、ダクソ2は数の暴力で攻めてくることが多いので、慎重なだけではどうにもならないケースが出てくるんですよね。そうなると必然的に「レベルを上げて火力でゴリ押す」という選択を取るようになってしまうんです。
最後にマップの作り。ギミックが非常に多くなったと思います。特に隠し扉だったり、キーアイテムで開通するような場所が非常に多いんですよね。探索の楽しみが増す一方、面倒くささを感じてしまったのも事実です。
一言でいうならダクソ2は「従来のRPGに寄せたダークソウル」だと思います。レベル上げの重要性がかなり増し、探索の比重が増えました。ダクソとは別のゲームとして割り切ると普通に楽しめると思います。
死にゲーはフロムだけじゃない!他社のダクソライクな作品を紹介
ダークソウルをリスペクトして作られた他社の作品もいくつか紹介したいと思います。
番外1:仁王
仁王は和風ダークソウルとして一時期話題になった死にゲーですね。開発はコーエーテクモゲームス内のTeam NINJAです。
仁王はハクスラ要素に重点を置いた死にゲー
仁王の基本システムはダークソウルとかなり似ています。プレイヤーが任意でポイントを割り振っていくレベルアップシステムや、スタミナの概念なんかも同じですね。ただ、忍者の様な非常にスピーディーな立ち回りが可能という違いがあります。
最大の特徴はハクスラ要素があることです。敵を狩ってドロップした武器を収集したり、合成したりすることで最強のキャラクターを作り上げることが一つの目的でもあります。
また、ダクソと違いミッション制でストーリーが―進行していきます。本編クリア後は高難易度ミッションをひたすら挑み高みを目指すことになります。
ダクソよりも「敵の動きを見切る楽しさ」は控え目ですが、武器の収集や育成、高難度ミッションといったやり込み要素は満載です。じっくり長時間楽しみたい人にはオススメです。
番外2:コードヴェイン
コードヴェインはバンダイナムコゲームスのコッドイーター開発チームが制作した死にゲーですね。1年の発売延期を経てようやく発売といった感じですね。
ストーリーと共闘感が魅力のダクソリスペクト作品?
コードヴェインはレベルアップシステムこそ違うものの、その他に関してはまんまダークソウルですね(笑)
ゲーム性を似せてるだけではなくマップやボスなんかも「あれ?ダクソで見たような…w」というものを度々みかけます(笑)
ゲームバランスはかなり大味な印象で、NPCと共闘して火力でごり押しするのが基本ですね。ダクソのようにソロで挑むとかなり理不尽な状況に追い込まれます。
グラフィックはアニメ調で世界観も中二感満載で好みが分かれますが、ストーリーはなかなか好評ですね。
ダクソを期待すると肩透かしを食らいますが、NPCが非常に心強く、ストーリーも楽しめるので、死にゲー入門には良いかも知れません。
『困難を乗り越える楽しみ』をフロムの死にゲーで体感しよう!
というわけでフロムの死にゲーを紹介してきました。
今回紹介した作品は番外の2本を含めどれも水準以上の出来なのでどれもオススメです。
あえて一言というならば「その作品のシステムを十分理解して遊ぶ」という事ですね。これが出来ないと楽しさが半減するだけでなく挫折することになりかねないんですよね。
例えば、SEKIROをダークソウル感覚で遊ぶと、無駄に戦闘が長引いてシンドイだけのゲームになってしまいます。SEKIROの『弾き』システムを活用すれば2分で倒せる敵も、ダクソの様にヒット&アウェイ戦法で戦うと20分かかってしまうなんてことも珍しくないんです。なので、まずはゲームシステムを理解することに努めましょう。
システムを理解するには慣れが必要ですし、慣れても簡単にはクリアさせてはくれません。でも、その困難を乗り越えた時の快感はひとしおですし、困難を乗り越える行為そのものが楽しいんですよね。
これまで死にゲーを躊躇してきた人はこれを機に是非遊んでみてください(・∀・)
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