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更新日:2020年07月01日

【評価・レビュー】ラストオブアス2が史上最悪の神ゲーである理由【良い部分・悪い部分まとめ】

 

6月19日に発売された約束された神ゲー『ラストオブアス2(The Last of Us Part II)』、皆さんはもうプレイしていますか? それとも様子見ですか?

24時間ほどかけて一通りクリアまでプレイしたので感想をまとめたいと思います(本レビューは可能な限りネタバレに配慮してます)。

結論:ラストオブアス2はメンタル弱い人には向かない”史上最悪”の神ゲー

プレイした感想を一言でまとめると、ラストオブアス2はメンタルが弱い人には向かない史上最悪の神ゲーというのが率直な感想ですね。

「史上最悪なのに神ゲー!?クソゲーじゃないの?」と思うかも知れませんが、その理由はキチンと説明するのでご安心を。

ちなみに、前作の主人公であるジョエルやエリーに深い思い入れがある人にはよりツラい体験をすることになるので、そこは覚悟しておいた方が良いです。

ラスアス2では”史上最悪”の体験が出来る

ラスアス2は『復讐』がテーマの作品。
ゲーム冒頭2時間ぐらいのところで「エリーにとって大切な人が無残に殺される」シーンがあるのですが、それがトラウマレベルの内容なんです。それをきっかけに主人公エリーが復讐心を抱くことになるのですが、同様にプレイヤーも復讐心を抱いてしまうぐらい精神的にくる内容で物語は幕を開けます。

単なる復讐の物語であればそこまで病む事は無いのですが、ストーリー中盤からプレイヤーは復讐相手であるアビーという女性を操作することになるんですよね(プレイ時間の半分近くアビーを操作することになるので第2の主人公と言えます)。これにより多くのプレイヤーが拒絶反応を引き起こすことになります。

エリー編では『復讐』と称してプレイヤーが殺してきた相手が、アビー編では良い人間として描かれているんです。エリーに襲い掛かる狂暴な犬もアビー編では人懐っこい可愛い犬として描かれているんです。なので、アビー側に感情移入すればするほどエリー編でやってきたことに罪悪感を感じるんですよね…。

復讐の物語なので当然最終的にはエリーとアビーが殺し合うことになります。感情移入した人物同士が殺し合う、それをプレイヤーが操作するわけです。言い換えれば『感情移入した愛着のある人物をプレイヤー自身の手で殺す』ということです。一言でいえば『胸糞悪い』ということです。美し過ぎるグラフィックや演出力も相まって、キャラクターを操作するのを躊躇してゲームオーバーになるぐらい抵抗感がありました…( ;∀;)

ということもあって、プレイヤーにここまで悲惨な体験をさせるという点では『史上最悪』と言えるかもしれません。正直、メンタルが弱い人は途中で投げ出してしまうと思います(実際私も胃が痛くなりながらプレイしてましたからね…w)。

ここまでプレイヤーの感情を揺さぶるのは神ゲーたる証拠

一方で、ここまでプレイヤーの感情を揺さぶるゲームも類を見ないレベルなんです。

私はこれまでもショッキングなゲームは色々とプレイしてきましたが、「もう復讐なんて終わりにしろよ…」と操作を投げ出したくなる作品はラスアス2だけなんですよね。「殺し合いを止めさせたいけど操作しないといけない」という葛藤がもはやゲームの域を超えているんです。この感覚は実際にプレイしない事には分からないことなので是非ご自身で体験してもらいたいですね。

良くも悪くもラスアス2を通して『リアルな体験』をさせてくれたのは正直スゴイと思いました。多くの人にとって史上最悪の体験になると思いますが、それだけ感情移入を出来るのは神ゲーたる証拠だと思うんですよね。かなりメンタルを抉られるので万人受けはしませんが、『かつてない体験』がしたいのなら一度は遊ぶ価値ありですよ。

ラストのエリーの決断には感動した

ネタバレになるので詳しくは言いませんが、エリーはアビー(復讐相手)との最後の闘いで『ある決断』をすることになります。

少しストーリーを遡ると、エリーはアビーによって殺された大切な人とぎくしゃくした関係だったんですよね。そんな中殺されてしまったので、エリーには『心残り』があったわけです。

そして最後の戦いで『ある決断』をしたことで、エリーの中の『心残り』が解消されるんですよね。全体的に重く救いの無いストーリーなので、エリーの心残りが解消されたことは一筋の光の様に強調され感動的でした( ;∀;)

ちなみに、ゲームプレイ部分(探索・戦闘)に関しては誰の目から見ても文句の付けようが無いぐらい良く出来ていると思いました。

・・・

全体を通しての感想はこんな感じです。
続いて良かった部分・悪かった部分などを項目別にレビューしていきます。

ラストオブアス2の良い部分

続いてラストオブアス2の良い部分を紹介します。

戦慄するぐらい衝撃的な展開

ラスアス2の最大の見所は前作以上にショッキングな展開だと思います。前作もかなり衝撃的なシーンが多かったわけですが、今作はその非ではないですね…。

前作では衝撃的なシーンでは場面が暗転したり、カメラがそちらを向かない事が多かったので表面上はそこまで衝撃的では無かったのですが、今作は過酷で残酷なシーンも鮮明に描写されます。先ほども書いたように冒頭から2時間あたりの重大なイベントシーンの描写は相当エグかったです…( ;∀;)

ちなみに「ラスアス2は前作未プレイでも楽しめる」と公式が言っていますが、前作をプレイした方が感情移入がしやすいので、これからラスアス2をプレイする人はまずは前作プレイをオススメします。

「ここまでやるか?」というぐらい復讐相手の描写が丁寧

前作では敵対する組織についてはあまり詳しく描写されていませんでしたが、ラストオブアス2では敵対組織(復讐相手)がとにかく濃密に描かれています。

復讐相手が第2の主人公として描かれ、プレイヤーが操作していくことになるので、最初は憎しみの感情だったのが、次第に共感し憎めなくなっていくんですよね。

個人的には敵側のバックボーンにも興味がそそられるので、双方向から物事を体験出来るのは単純に楽しかったです。「復讐相手に感情移入させようとするな!」と抵抗感がある人も多いと思いますが、個人的には英断だと思いました。

また、戦闘で戦うモブ1人1人にも名前があって、仲間が死んだりすると名前を叫んだりするのもリアルだと思いました。ただの戦闘がイベントシーンのように濃密に描かれていて、こだわりが半端じゃないんですよね。

プレイを遮らない自然なイベントシーン

ラストオブアス2ではイベントシーンの見せ方も上手いと思いました。違和感なくプレイ部分からイベントシーンに移行します。

最近はそういうゲームが増えてきましたが、プレイ部分からイベントシーンへの切り替えがシームレスなので、映画をプレイしているような感覚に陥るんですよね。むしろ、「自分のプレイが映画になる」といった感覚に近いかも知れません。

あと、キャラクターの表情が異様なまでに作り込まれていると思いました。喜怒哀楽がここまで表現出来た作品は他に無いと思います。苦痛に顔をゆがめるシーンなんかはゲームとは思えません。

没入感を高める超美麗なグラフィック

PS4になって美麗なグラフィックの作品はかなり増えてきましたがラストオブアス2は別格ですね。

キャラクターの造形はもちろんの事、建物や風景そして小物なんかまでもが精巧に作り込まれているんです。

個人的に特に凄いと思ったのが生い茂る草木の表現ですね。他の作品だと草木の表現はそこまでリアルではない事が多いのですが(ハードの性能的に表現が難しい為)、ラスアス2は本当にリアル。PS4の限界を突破した表現力だと思います。むしろ、今年発売予定のPS5に匹敵する表現だと感じました。

また、廃墟マニアにはたまらない作品でもあると思います。数々の廃墟を訪れることになるわけですが、探索欲求を掻き立てられる作り込みなんですよね。特にボロボロになった高層ビルの作り込みは圧巻でした。

自由度が高くリアリティのあるアクション

ラストオブアス2のアクションは基本的には前作を踏襲した緊張感があるステルスアクションとなっています。

「物陰に隠れながら背後から忍び寄り一撃で倒す」というのが気持ち良いんですよね。また、落ちてるレンガやビンを投げつけて気をそらしたり、草むらや車の下に身を潜めてチャンスを伺ったりするのも楽しいです。

また、戦闘の緊迫感が凄まじく、命懸けの死闘をしているという感覚を見事に表現されていると思いました。

今作では『移動に関するアクション』も強化されていて、段差をよじ登ったり、建物から建物へと飛び移ったりとスムーズなアクションが可能です。これを戦闘に取り入れることでより戦略的な戦いが可能になるんですよね。

カスタマイズ性の高い難易度設定

ラストオブアス2はゴリ押しが難しいステルスアクションということもあり、デフォルトでは少々難易度が高めに感じると思います。

しかし、ストーリーだけを楽しみたいという人でも不自由なく遊べるように、5段階の中から難易度を選べるようになっています。

更に、項目別に難易度をカスタマイズも出来ます。これがゲーム性に広がりを与えているんですよね。

例えば、「敵は強さ」はハードにして「資源量」はイージーにすれば、ステルスアクションではなく手応えのあるTPSとしても楽しめるわけです。人のよって遊び方を変えられるのは素晴らしいと思いました。

ラストオブアス2の悪い部分

続いてラストオブアス2の悪い部分を紹介します。

前作の主人公ジョエルやエリーへの思い入れが強いほど拒絶反応が出る可能性が高い

ラストオブアス2は復讐の物語であるため、色んな人物が悲惨な目に合う事になります。それはジョエルやエリーも例外ではありません。

とにかく暗く重いストーリーなんですよね。前作の様な殺伐とした中にも心温まる『親子の絆』のようなものを期待すると、相当ショックを受けるかと思いますね…。

画面酔いしやすい

本作は非常にグラフィックが美しいので景色を見渡したり隅々まで探索したくなります。

必然的にカメラを頻繁に動かすことになる為、画面酔いを引き起こす可能性が高まるんですよね。

過去にレビューしたDaysGoneほどではありませんが、人によっては遊び方を工夫する必要があるかも知れません。

安易に他人にオススメ出来ない過激な描写の数々

これはゲーム自体の悪い部分ではないのですが、「内容的にショッキング過ぎて安易に人にオススメ出来ない」というのが正直なところです。冒頭に書いた通りラスアス2は神ゲーですがオススメはしません。

繰り返しになりますが、冒頭2時間プレイしたところで起きる重大イベントはトラウマになるレベルなんですよね。人によっては体調を崩すぐらいの描写があります…(海外ドラマ『ウォーキングデッド』のニーガン編に近い描写があります)。

ラストオブアス2の賛否が分かれる部分

続いて、ラストオブアス2の賛否が分かれる部分を紹介します。

性的描写がある

ラストオブアス2の主人公エリーは19歳という年頃です。となると恋愛もするでしょう。

恋愛だけなら良いのですが性的描写もあるんですよね。いわゆる『濃厚接触』の場面があります。

家族の前では遊ぶのはキツいと思いますし、単純にそういった表現が苦手な人も多いと思うので、よく検討してから遊んだほうが良いかも知れません。

かなりショッキングでグロテスクな描写がある

何度も書いている通り、かなりショッキングでグロテスクな描写があります。

海外ドラマのグロテスクな描写に慣れている人なら問題ないと思いますが、前作の内容でギリギリだった人は今作は厳しいかも知れません…。個人的には見た目のグロテスクさよりも精神的キツかったです(ギリ許容範囲内でしたがw)。

また、『復讐』というテーマなので、思い入れがあるキャラクターが殺し合いをする場面があります。プレイヤーが操作しないといけないので感情移入しやすい人はかなり抵抗感があると思います。

自由度が増した探索要素

ラストオブアス2では探索要素がかなり強化されていて、ちょっとしたオープンワールドの様なマップになっています。

ゲームとしての楽しさは増した一方、「ストーリーを追う」という意味では蛇足になってしまうので、「若干テンポが悪くなった」と感じる人もいるかも知れません。

とはいえ、くまなく探索するかどうかはプレイヤー次第なので、個人的には許容範囲内かなと思います。

ラストオブアス2の得点

98 / 100

※この得点はどのくらいオススメなのかを表すものです。グラフィックやサウンドがイマイチでもそれを上回る魅力があれば高得点になります。

項目別評価

グラフィックス ☆☆☆☆☆
圧巻の一言。PS5のタイトルと言っても通用するクオリティ。
サウンド ☆☆☆☆☆
声優の迫真の演技、リアルな環境音など文句無し。
熱中度 ☆☆☆☆☆
止め時が分からなくなるほど先が気になるストーリー(ただ、先を見たくないという葛藤もある)。
ボリューム ☆☆☆☆★
クリア時間は24時間ほどで同種のジャンルとしてはボリュームは多い。ただ、やり込み要素は少ない。
遊びやすさ ☆☆☆☆☆
前作をブラッシュアップした内容で確実に遊び易くなっている。

ラストオブアス2はゲーム史に残る問題作であり、神ゲーでもある

というわけで以上がラストオブアス2のレビューとなります。

改めて言うと、ラストオブアス2はプレイヤーにかつてない悲惨な体験をさせてくれる、ある意味『史上最悪』の神ゲーです。

これほどまでに心を揺さぶられた作品は他にありません。この感覚を受け止められるかどうかはあなた次第です。

覚悟がある人は遊んでみてください。かつてない体験が出来るのは間違いないでしょう(・∀・)

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