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投稿日:2023年08月26日更新日:2023年08月26日

【ペルソナ5】竜司とモルガナが喧嘩した理由は、『仲間』の定義が互いに違うから【それぞれの仲間の意味を解説】

ペルソナ5(ペルソナ5 ザ・ロイヤル)の物語中盤で、メンバーの竜司とモルガナが喧嘩をして険悪な状態になる場面があることは、先日記事に書いた通りです。

お互いのデリカシーの無さが喧嘩を引き起こしたわけですが、さらに紐解いていくと2人の『仲間』の定義の違いに行きつくんですよね。

竜司にとって『仲間』とは?

竜司にとって仲間とは『はみ出し者』という同じ境遇であり、価値観を共有できる人です。

ペルソナ5のメンバーは”何らかの問題”を抱えています。

  • 主人公・・・前科者で保護観察中
  • 坂本竜司・・・教師に暴力を振るい、自分のいた陸上部が廃部に
  • モルガナ・・・正体不明の生き物
  • 高巻杏・・・問題教師と関係を噂される
  • 喜多川祐介・・・育ての親が大罪人
  • 新島真・・・主人公を監視する学校側のスパイ、姉がモラハラ気味
  • 佐倉双葉・・・引きこもり、ハッカー
  • 奥村春・・・父親が大罪人

それに加えて、全員が『改心』と呼ばれる「私刑 = 犯罪行為」を行っていますね。

言ってしまえば、損得勘定関係なく心を通わせられる相手が竜司にとっての仲間という事です。

その模様はメンバーで鍋を囲んだ際のやり取りで分かります。

モルガナの「ワガハイには、振り返れるほどの記憶は無いからな…」という寂しげな発言に対し、竜司は「何言ってんだ。お前以上のはみ出しモンなんて世界中探したってそういるかよ。」と受け入れているんですよね。

モルガナにとって『仲間』とは?

一方、モルガナにとっての仲間は『取引相手』です。

モルガナは出会った当初からギブアンドテイクにこだわっていて、先輩怪盗としての意地もあったりするのでしょう。

ただ、次の項目で説明する騒動後はその傾向もだいぶ変化しました。

その後も「ショバ代分、しっかり働いてやる」と発言していますが、これは取引・ギブアンドテイクというよりは、”無条件に自分を受け入れてくれた仲間への照れ隠し”でしょう。

竜司とモルガナ、お互いの『仲間』の定義が噛み合わない事が亀裂を作り出した

そして、この両者の『仲間』の考え方の違いが大きな亀裂を生むことになるわけです。

竜司は損得勘定無しに仲間だと思っているからこそ、深く考えずにその場のノリで「実際、お前より役に立ってたじゃねえか」とモルガナに言ってしまいます。

この言葉は仲間を取引相手だと思っているモルガナとっては致命的です。竜司の言葉は本心ではないとはいえ、「役に立っていない」は取引が成立しない事を意味するからです。

ただこれは、モルガナが普段から竜司をバカにしていたからこそ生まれたノリなので、この問題の発端はモルガナにあるのですが、竜司にもう少しデリカシーがあれば防げていたかも知れません。ただ、高校2年生という未熟な年齢なので、そこまで察するのは難しいかも知れませんが…(;^ω^)

一方で、関係に大きな亀裂が生じることになった日、モルガナは「やれやれ…オマエら、まとまり無さすぎだぜ。尻込みか?見てらんねえよ!」と言いますが、切り込み隊長の竜司にとって『尻込み』という言葉は致命的なんですよね。頭が悪いことを自覚しているからこそ、切り込み隊長として貢献しているわけですからね。それで二人は言い合いになり、結果モルガナはメンバーを脱退する事態になってしまうわけです。

竜司もモルガナがわざとその言葉を言ったわけではないことを理解しているからこそ、ばつが悪そうに口数が多くなってしまうわけです。

紆余曲折ありつつも無事二人の間の亀裂は修復されました。

竜司とモルガナはお互い腹を割って話せる一番のケンカ友達だと思います。

本作の後日談を描いたペルソナ5スクランブルでは、竜司とモルガナが敵に向かって「バーカバーカ!!」と煽るシーンがありますが、根本的なところが似た者同士なんですよね(笑)

竜司とモルガナの対立については、以下の記事にもまとめているので、興味がある人はぜひ読んでもらえると嬉しいです!

【ペルソナ5】ノンデリ竜司を嫌いな人って多い?ある誤解とモルガナとの重要な関係性【ネタバレ考察】

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