【ペルソナ5】ノンデリ竜司を嫌いな人って多い?ある誤解とモルガナとの重要な関係性【ネタバレ考察】
ペルソナ5ザ・ロイヤルがYoutube配信で人気沸騰中ということで、便乗して考察記事を書こうと思います。
今回は仲間の一人である坂本竜司について話していきます。
竜司は基本的に仲間想いで良い人ですが、ストーリー中盤ぐらいで仲間の一人モルガナと対立し、その時の言動で「嫌い」になったという人も多いんですよね。
ただ、それは誤解というか、モルガナとの関係性を知れば印象は変わるかも知れません。
というわけで今回は、竜司とモルガナの関係性について書いていきます。
この記事の目次
坂本竜司について
坂本竜司は金髪でヤンキーのような見た目で、素行的にも不良生徒っぽいですが、場を盛り上げるムードメーカーでもあります。
そして、困っている人がいたら率先して助ける熱い人間なんですよね。
ただ、言動に子供っぽく未熟な部分が見られたり、デリカシー皆無なので誤解されやすい側面もあります。
個人的には一二を争う好きなキャラクターですね。
モルガナについて
モルガナはペルソナ5のマスコット的な存在です。
主人公たちよりも先に怪盗として活動していることもあってか、マウントを取る傾向があります。特に竜司をバカにする言動が目立ちますね。デリカシーの無さは竜司と同レベルです。
仲間の高巻杏にベタ惚れしていて、早く人間の姿に戻ることを切望しています。
また、主人公とはギブ&テイクの関係でいることを望んでいます。
坂本竜司とモルガナの対立について
続いて本題である、多くの人が竜司が嫌いになるかも知れない、モルガナとの対立について話していきます。
モルガナは「ここには自分の居場所はない」と悟って、仲間の元を離れていくわけですが、これを竜司のせいだと思っている人が結構多い印象です。
しかし、実は竜司のせいというわけではないんですよね。
モルガナが仲間と離れたのは竜司のせいではない
モルガナが仲間の元を去る際に、竜司がモルガナに対して「実際、お前より役に立ってたじゃねえか」と発言した場面がフラッシュバックするので、「竜司のせいだ」と誤解してしまいがちなんですが、実はこれは原因ではないんですよね。
このセリフの前に、以下のやり取りがあります。
佐倉双葉が仲間になる際、双葉が「(怪盗団に入っては)ダメか?足手まといか?」と尋ねるわけですが、竜司は「むしろ頼もしいぐらいだ。な、モナ?」とモナに同意を求めます。
この時点では、竜司の言葉にはモルガナに対して『頼りない』というニュアンスは感じません。
例えば、「むしろ頼もしいぐらいだ。な、杏?」でも「むしろ頼もしいぐらいだ。な、蓮(主人公))?」でも成立するわけです。いたって普通のコミュニケーションなんですよね。
この何気ない同意を求める発言に対して、モルガナは「なんでワガハイを見る?力不足とでも言いたいのか?」と発言します。
つまり、このセリフからモルガナは以前から怪盗団での自分の存在意義に疑問を感じていたことが分かるわけです。
当初からモルガナは主人公とギブ&テイクを望んでいたこともあり、それが果たせていないという思いも強かったと思いますし、真や双葉の加入で、自分の影が薄くなったことで自信を無くしたのでしょう。
よって、竜司の発言のせいでモルガナが仲間の元を離れたわけではないという事なんですよね。
竜司はモルガナのノリに合わせていただけ
そもそも、モルガナは仲間になった当初から竜司をバカにしているので、竜司はモルガナのノリに合わせているだけなんですよね。
通学での何気ない会話を思い返してみてください。
モルガナ「さすがはアン殿。どっかのバカ猿とは大違いだな。」
竜司「あ?テメェの方が脳みそ小っせえくせに、偉そうに言うなよ。」
モルガナ「『無用の長物』って知ってるか?デカくても、スカスカじゃ意味ないぞ。」
杏「あーもう、朝からうるさい!」
といった感じで、平常運転なことが分かります。
また、仲間たちも竜司とモルガナのこのやり取りを「相変わらず2人はじゃれ合ってるから放っておこう…」という感じで流しているので、何気ない日常のやり取りでしかなく、モルガナ自身の内面の問題であることが伺えます。
竜司のおかげでモルガナは言いたいことが言える
モルガナにとって竜司はある意味『無くてはならないサンドバック』と言えると思います。
竜司がいなければ、モルガナは言いたいことも言えず、黙って仲間の元を去っていたと思います。
竜司に不満をぶつけることが出来たおかげで、問題が表面化して解決に繋がり、仲間との絆も深まったと言えるはずです。
モルガナが仲間の元を去ったのは竜司のせいではないとはいえ、一言ぐらい謝っても良かったとは思いますが(厳密にはメメントスで一度謝っていますが、直後のノンデリ発言で台無しに…w)、普段から軽口を言い合う竜司とモルガナの関係性を考えれば、あえて謝らないのもアリなのかなと思いました。モルガナも竜司への暴言は謝罪無しですからね。
モルガナが悩んでいるのを知ってるのはプレイヤーだけ
そもそも、モルガナが自身のアイデンティティで悩んでいる事を仲間たちは知りません。知っているのは神目線であるプレイヤーだけなんですよね(主人公が少し知っているぐらい)。
つまり、モルガナがメンバーを離れる直前の口論は、竜司からすれば急にモルガナに悪態を付かれた形になるので、竜司が怒るのも仕方ないんですよね…。
メメントスでモルガナを見つけた真も「そろそろ機嫌直してくれない?」と言っているので、仲間はモルガナの悩みの深さに気付いてない事が分かりますよね。
竜司はデリカシー無いけど、行動で示せる一番の仲間想い
2人は仲間になった当初から軽口を言い合う仲だったので、謝罪して関係性が丸くなってしまうのもなんか違う気がしますし、2人は軽口を言い合う仲のままでいて欲しいと思います。
それに竜司は、仲間の危機に、真っ先に体を張って助けることが出来る”最も仲間想いな人間”なので、竜司とモルガナの間ではその方が”らしさ”があって良いと思いました。
竜司とモルガナのその後の関係
竜司とモルガナが騒動後どうなったかと言うと”相変わらず”ですね。
モルガナは竜司に対し「能天気で鈍感」とバカにして、竜司は「猫は黙ってろ」と応戦しています。
ただ、以前ならモルガナが「猫じゃねーし!」「許さんぞ!」などと言っていたところを、今はさらっと受け流しています。つまり、自分の中の問題が完全に消え去ったという証拠なのでしょう。
というわけで今回は、ペルソナ5ザ・ロイヤルの配信人気に便乗して、坂本竜司とモルガナに関するエピソードについて考察しました。
竜司好きの自分としては、竜司がモルガナ離脱の原因として扱われるのは悲しいので、この記事をきっかけに誤解が解けると嬉しいです。
竜司はノンデリでトラブルメーカーですが、情に厚く、仲間の危機には体を張れるいいヤツです。モルガナの生意気なキャラクターが引き立つのも竜司の存在があってこそですし、竜司のバカな行動にメンバーが総ツッコミするのも見どころですからね。
ちなみに、ペルソナ5 ザ・ロイヤルのパッケージ画像には、竜司とモルガナの関係性が分かりやすく描かれていて好きです(笑)
ペルソナ5は人物の掘り下げがとても良く出来ている名作なので、未プレイの方は是非遊んでみてください!
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ペルソナ5ザ・ロイヤルで追加されたストーリー部分に関する考察記事も投稿しているので、興味がある方は是非読んでいただけると嬉しいです。
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