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投稿日:2021年06月12日更新日:2024年10月25日

【評価・レビュー】リターナルは神ゲーだけどクリア出来ない鬼畜ゲー

PS5を購入した皆さんはローグライクTPS『リターナル』を遊びましたか?

前評判通り、難易度がエグ過ぎますね、でもメチャクチャ楽しいというのが率直な感想です。

20時間プレイして未だにクリア出来そうな気配すらしてこないのですが、現段階でプレイして感じた正直な感想をまとめていきます。

【追記】
30時間ほどプレイしてようやくクリアしました!前評判通り3面が鬼門でしたね。全体を通してみると一見理不尽なようで、実は絶妙なゲームバランスだと感じました。

リターナルを20時間プレイしたけど3面で詰んだ。先は長い…。

先ほども書いたように、今のところ20時間ほどプレイしたのですが3面の道中が難し過ぎて進めずにいます…( ;∀;)

聞いた話によると3面がゲーム前半部分の集大成といった感じで、ゲーム全体としても最難関エリアらしいです。この調子だとクリアまでに50時間はかかりそうですね。

また、周回要素もあるみたいなので、じっくりやり込めば100時間は楽しめそうです。何度でも楽しめるというのが『ローグライク』というジャンルなので、人によってはクリア後も延々と遊んでしまうはずです。

クリア出来なくてもそれでいい。レトロゲームに通じる魅力がリターナルにはある

はっきり言ってリターナルはダークソウルSEKIROのような『死にゲー』よりも難しいです。

ダークソウルのような『死にゲー』は誰でもクリア出来ることを前提としたゲームバランスになっていますが、リターナルは『どこまで進めるか』を競うタイプの死にゲーだと感じました。

要するに『クリア出来なくても仕方がない』そんな感じです。ファミコン時代のレトロゲームってみんなそんな感じだったんですよね。クリア出来るのは極めた人だけ。そう書くと「クリア出来ないとかクソゲーじゃん」と思う人もいると思うんですが、このハードルの高さがゲーマー心に火をつけるんですよね(笑)

私はリターナルをまだクリア出来ていませんが、それでもメチャクチャ楽しいです。何十時間かかるか分かりませんが意地でもクリアしたいと思います(‘ω’)ノ

リターナルは成長を実感でき、着実に前進していると感じるから楽しい

知っている人も多いかと思いますが、リターナルは死んだらスタート地点からやり直しです。所持品やレベルは初期状態にリセットされます。

マップや入手できるアイテムはランダムに生成され毎回変わるので、臨機応変に対応していかなくてはならないんです。

「30分進んだと思ったら死んでリセット、ようやく1時間進んだと思っても死んでリセット…」という事を数十回も繰り返すことになるわけですが、最初のうちは1面の道中でもあっさりと死んでいたのに、何度も繰り返しているうちに1面は余裕でクリア出来るようになります。この成長を実感する感覚が本当に気持ちイイんですよね。

他のゲームだと繰り返しプレイするとすぐに飽きてしまいますが、リターナルはランダム生成なので飽きないんですよね。しかも、ゲームの進捗状況によっては同じ1面でも今までは行けなかったルートが開通するなどの発見もあるので楽しいんです(*’ω’*)

ちなみに、先ほど『死んだらリセットされる』と書きましたが、キーアイテムやショートカットは引き継がれます。また、ゲームの進行状況に応じて最初から強力なアイテムが手に入りやすくなるので、ゲームが下手でも「着実に進んでいる」と実感できる良いバランス調整だと思いました。

アドレナリンが湧き出る絶妙な攻防が熱い!

リターナルって単純に操作していて気持ちイイんですよね。爽快感がありレスポンス性に優れていてアクションゲームとして良く出来ています。

それだけでなく、攻防のバランスが絶妙というか、爽快感と緊張感のせめぎ合いが凄まじいんですよね。

本作ではダメージを受けずに敵を一定数を倒すと『アドレナリン』が溜まり大幅にキャラクターが強化されます(最大5段階)。また、敵を倒すことで得るオボライトと呼ばれる通貨で購入出来る装備品も非常に強力です。比較的短時間でキャラクターがどんどん強化されていく感覚や、強化されたキャラクターで敵を一網打尽する感覚はまさに爽快の一言です。

しかし、一発でも敵からダメージを食らうと『アドレナリン』によるキャラ強化はリセットされてしまいます。また、敵から入手できるオボライトは一定時間で消えてしまうので、効率よく集めるには敵陣に突っ込む必要が出てきたりもします。当然、それで死んだら最初からやり直しです。この緊張感もヤバいんですよね。

慣れないうちはリスクを恐れチキンプレイになってしまうのですが、慣れてくるとキャラ強化のために積極的に敵陣に突っ込むようになります。それと同時に凡ミスで得たものを全て失う可能性も増えたりもするんですが、この爽快感と緊張感の振れ幅の大きさがリターナル独自の中毒性を生んでいると感じました。この感覚は自分でプレイしてみないと分からないので、少しでも気になっている人は一度遊んでみてください(‘ω’)ノ

賛否両論の『中断セーブ無し』について

リターナルではダンジョンの途中でゲームを終了して、その場所から再開することが出来ません。

ダンジョンの途中でゲームを終了した場合は『死亡』扱いになりスタート地点に戻され所持品もリセットされます(キーアイテムやショートカットは保持されます)。

要するに『風来のシレン』を始めとするローグライクではお馴染みの『中断セーブ機能』が無いということです。

しかし、個人的には20時間ほどプレイした限りでは『中断セーブ』の必要性は感じませんでした。少なくとも3時間以上まとめてプレイ出来る環境であれば問題ないと思います。

なぜなら、死なずに3時間以上プレイすることは稀だからです。死んだタイミングでゲーム終了すれば何の問題もありません。ソニー公式は中断セーブの代わりにPS5の『レストモード』の使用を推奨していますが、それすら使わずに済んでいますからね(*’ω’*)

リターナルの中毒性が高い理由

とにかくリターナルは中毒性が高いです。

ひたすら死ぬし、死んだらリセットという凶悪っぷりですが、それでもつい繰り返し遊んでしまうんですよね。その理由には以下の3つがあると思います。

死ぬ度にガチャを引くような感覚

『死んだらリセット』というとマイナスイメージがあるかも知れませんが、ある意味ガチャを引くようなものなんですよね。

リターナルではほぼ全てのアイテムをランダムに入手することになります。武器にはランダムに特殊効果が設定されていて、同じ武器でも全く使い勝手が違ったりします。さらに、アーティファクトと呼ばれるキャラ性能を高めるアイテムもあり、どのアーティファクトを入手するかで攻略のしやすさは大幅に変わってくるんですよね。

このガチャ感のおかげで毎回プレイが新鮮なんです。

死にゲーのトライ&エラーを繰り返す感覚

リターナルは『死にゲー』的な要素も強いです。強い装備を入手しただけでは簡単には攻略させてくれません。

何度も繰り返し遊び、敵の行動パターンを覚えることで活路を見出していくわけです。手探り感がたまらないんですよね。

『死にゲー』好きな人ならこの楽しさは分かってくれるかと思います(*’ω’*)

アクションゲームとしての出来の良さ

これは先ほども触れましたが、単純にアクションゲームとして良く出来ていて、操作していて気持ちイイんですよね。

他の部分がどんなに良く出来ていても、基本的な部分が悪ければ台無しになりますからね。

PS5のコントローラー性能を生かした操作感覚もそうですし、意外とシンプルな操作性で遊びやすいんですよね。

キビキビと動くキャラクターも良いですし、敵を射撃する感覚も気持ち良く作られています。

個人的にはPS4以降の作品ではTOP5に入るぐらいの操作性の良さを感じました。

ここさえ改善すれば…。リターナルの不満点

個人的にリターナルは神ゲーだと思います。けど欠点が無いわけではありません。

武器のバリエーションが少ない?

まだ全てをプレイしたわけではありませんが、前半部分の3面途中までプレイした限りでは武器のバリエーションが少ないように感じました。

特殊効果やセカンダリファイア(2つ目の攻撃方法)の組み合わせ次第ではそれなりの数にはなりますが、基本となる武器の種類(ハンドガン、ショットガン等)が少ないんですよね。正直2倍はあっても良かったと思います。

背景グラフィックに魅力がない

公式的にはグラフィックの美しさも本作の魅力としているようですが、個人的にはそうは思いませんでした。

リターナルでは4K60fpsを実現し、ライティングにレイトレーシングを使っているので技術力が高いことには間違いないと思いますが、ロケーションが薄暗い森の中だったり閉鎖的な遺跡だったりするので、PS5のグラフィック能力の高さを示すのには適していないと感じました。

【追記】リターナルをクリアしてみて感じた事

先述したように、このレビューを最初に投稿した頃はクリア出来る見通しが立たない状況でしたが、結果的に30時間ほどプレイして無事クリアすることが出来ました。

ちなみに中断セーブが無いのでバグが怖かったのですが、私の場合クリアまで進行不能になったりエラー落ちすることは一度もありませんでした(‘ω’)ノ

真のエンディングがあるようなので2周目をプレイしているところですが、メチャクチャ楽しかったですね(*’ω’*)

そして、一通りクリアして感じたのは「そこまで理不尽に難しくは無い」という事です。というよりはプレイスタイルによっては難しくも易しくもなるんですよね。キャラクター強化をせずに先に進めば鬼畜ゲーに、じっくり育てればほど良い難易度のゲームになります。また、アイテムは惜しまずにどんどん使うのも有効ですね。

ちなみにクリアまでの死亡回数は65回でした。前半部分の3面クリアまでに60回死に、後半部分の6面クリアまでは僅か5回しか死んでいません。実は後半からプレイスタイルを変えて、じっくり強化しながら攻略する方針にしたんですよね。そうしたら思いのほかあっさりクリア出来ました。

また、ローグライクというジャンルの性質上、アイテムの『引き』と『選別』がかなり重要だと思いました。特に、恒久的に能力強化する『アーティファクト』が重要で、これをどのように選別していくかが大きく攻略のし易さに影響します。アーティファクトの種類は多く、欲しい物ばかりが出現するわけではないので、毎回安定した攻略が出来るというわけではありませんが、そのランダム性により次のプレイに期待してしまい、ついつい遊び続けてしまうんですよね。

あと、ステージ数はもう少し多ければよかったと思いますね。DLCで追加ステージとかがあれば嬉しいです。

リターナルの得点

89 / 100

※この得点はどのくらいオススメなのかを表すものです。グラフィックやサウンドがイマイチでもそれを上回る魅力があれば高得点になります。

項目別評価

グラフィックス ☆☆☆☆☆
4K60fpsによる滑らかな映像。弾幕の美しさや破壊表現は素晴らしい。
サウンド ☆☆☆☆☆
違和感を感じない自然なサウンド。小山茉美さんによる日本語吹き替えも味わい深い。
熱中度 ☆☆☆☆☆
難しいが故にエンドレスに遊んでしまう中毒性の高さ
ボリューム ☆☆☆☆★
何度でも遊べるゲーム性は魅力的だが、ステージや武器のバリエーションがもっとあれば良かった。
遊びやすさ ☆☆☆☆☆
『死んだらリセット』『中断セーブが無い』という部分は賛否あるが個人的には文句無し。そして、アクションゲームとして非常に良く出来ていると感じた。

まとめ:リターナルをオススメ出来る人、出来ない人

というわけで、今回はPS5のローグライクTPS『リターナル』をレビューしました。

簡単にまとめると、そう簡単にはクリアさせてくれない鬼畜ゲーではあるものの、何度でも挑戦したくなる中毒性の高い神ゲーだと思います。ゲーマー心を絶妙にくすぐるんですよね(*’ω’*)

万人向けとは言えないですが、レトロゲームのように誰でもクリア出来るようにお膳立てされているのではなく、「どこまで進めるかをチャレンジする」というゲーム性を楽しめる人なら間違いなくオススメです。逆に、多くのゲームのように『クリア出来て当たり前なゲームバランス』を期待する人や、クリア出来ない事にストレスを感じてしまう人にはオススメ出来ないと思いました。

リターナルはとにかく遊び応えがある骨太な作品なので、コアゲーマーな人はぜひ遊んでみてください。ハマること間違い無しですよ(‘ω’)ノ

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リターナルの世間の口コミ・評判についてのまとめ記事も投稿しているので良ければこちらもどうぞ(‘ω’)ノ

難しいけど面白い!PS5リターナルが好評。世間の声まとめ【口コミ・評判】

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