そろそろ増設が必要?PS5公式ライセンス品M.2 NVMe SSDを選ぶメリット・デメリット解説
最近になってようやくPS5本体が普通に買えるようになりましたが、実際に買ってみて「思った以上にSSDの容量が少ない」と感じる人は少なくないと思います。
最近発売したFF16も100GB近い容量が必要だったりするので、大作ゲームをよく遊ぶ人だと10本程度で容量が一杯になってしまいます。
そこで、SSDの増設が必要になります。
PS5で使用可能なSSDには内蔵SSD(M.2 NVMe)と外付けSSDがありますが、PS5ソフトをインストールできるのは内蔵SSD(M.2 NVMe)のみとなります。
内蔵SSD(M.2 NVMe)にはプレイステーション公式ライセンス品が存在しますが、今回はこれを選ぶメリット・デメリットを解説していきます。
この記事の目次
プレイステーション公式ライセンス品 M.2 NVMe SSD(WD_BLACK SN850P)について
プレイステーション公式ライセンスを取得しているM.2 NVMe SSDは、2023年7月時点ではこのウエスタンデジタル製だけのようです。
プレイステーションのロゴが印刷されているのが目印です。
発売日は2023年7月3日という事でリリースしたばかりですが、先代モデルが丁度1年前に発売されていて、読み書き速度が向上しての新発売ということになります。
最大7300MB/秒の読み出し速度、最大6600MB/秒(2、4TBモデル)の書き込み速度ということで十分な性能を持っていますね。
また、ヒートシンクはPS5用に専用設計されているので、放熱処理が最適化されており、熱暴走のリスクを軽減出来るはずです。
容量は1TB、2TB、4TBの3バリエーションが用意されており、メーカー小売り希望価格は下記の通り。
- 1TB:15,200円(税込)
- 2TB:25,080円(税込)
- 4TB:42,800円(税込)
内蔵SSDは1つしか増設出来ないので、予算に余裕があるなら2TBあるいは4TBがオススメです。
外付けSSDと違って気軽に取り外しが出来ないので、どの程度ゲームを遊ぶかをよく考えて容量を選びましょう。
公式ライセンス品 M.2 NVMe SSDを選ぶメリット
続いて、公式ライセンス品 M.2 NVMe SSDを選ぶメリットを話します。
信頼性が違う
まず、一番のメリットが信頼性が他とは違う事です。
公式ライセンスという事はソニーが責任の半分を持つ(もう半分は製造元のウエスタンデジタル社)という事です。
当然、責任を持つ以上、ソニー自身も商品の動作確認・検証を行っているはずです。
安心・安全を求める日本人の国民性的にも、信頼性の高さというのは大きな魅力ですよね。
スペック的な不安が無い
公式ライセンス品なので、おのずとPS5用内蔵SSDの動作用件をすべて満たしていることになります。
なので、あまり知識が無い人であっても公式ライセンス品を選んでおけば失敗が無いという事です。
公式ライセンス品 M.2 NVMe SSDを選ぶデメリット
続いて、公式ライセンス M.2 NVMe SSDを選ぶデメリットを話します。
価格が高い
一番のデメリットは価格が高いことでしょう。
この商品と同じメーカー、同じスペックの非ライセンス品も発売されているのですが、それと比べて2~3割ぐらい割高なんですよね(ただし、記事執筆時点ではセールで公式ライセンス品のほうが安かったです)。
ヒートシンクがPS5用に専用設計されているので、その部分の製造コストと、『ソニーが責任を負う』という信頼性の部分に価格が上乗せされている形ですね。
さらなる高みが望めない
公式ライセンス品よりも高性能なM.2 NVMe SSDが既に販売されています。
つまり、公式ライセンス品を選ぶということは、それよりもスペック的に劣る商品を選ぶという事になります。
ただおそらく、その影響は微々たるものだとは思います。
なぜなら、プレイステーション公式が定めるM.2 NVMe SSDには動作要件があり、その要件の中で十分なパフォーマンスが発揮できるように最適化されるはずだからです。
M.2 NVMe SSDの動作要件
インターフェース | PCI-Express Gen4x4対応M.2 NVMe SSD(Key M) |
ストレージ | 250GB~4TB |
対応サイズ | 2230 / 2242 / 2260 / 2280 / 22110 |
放熱機構を含むサイズ | 幅:最大25mm 長さ:30 / 40 / 60 / 80 / 110mm 高さ:最大11.25mm(基盤から上8.0mmまで / 基盤から下2.45mmまで) |
シーケンシャル読み込み速度 | 5,500MB/秒以上を推奨 |
ソケットタイプ | Socket 3(Key M) |
プレイステーション公式ライセンス品 M.2 NVMe SSDはAmazonで購入できるのでリンクを載せておきます。ぜひご活用ください。
私がオススメするM.2 NVMe SSD(PS5動作確認済み)を紹介
公式ライセンス品の信頼性の高さは魅力的ですが、非ライセンス品の信頼性が低いわけでは無いという事を強調しておきます。
とは言っても、海外の無名のメーカーだと流石にリスクが高いですが、それなりに実績のある国内メーカーの商品であれば問題無いでしょう。もちろん、ソニーが定める動作用件を満たす必要はありますが。
そこで紹介するのが、現在私が愛用中のこのM.2 NVMe SSDです。
SUNEAST(株式会社旭東エレクトロニクス)の商品で、おそらく今売ってるM.2 NVMe SSDで最もコスパに優れた商品だと思います。
SUNEASTは2017年から地道に成長し続けているブランドで、知名度はまだまだですが、『DOS/V POWER REPORT』などの雑誌の特集にも載ったりして信頼性はそれなりにある感じです。
最大7000MB/秒の読み出し速度、最大6500MB/秒の書き込み速度ということで、公式が定める動作用件は余裕でクリアしています。
また、ヒートシンクも装着済みなので初心者でも扱いやすいです。
一番の魅力は価格です。2TBで14,980円です(2023年7月時点)。公式ライセンス品が2TBで25,080円なので、1万円も安いんですよね。
また、5年保証なので万が一の不良品に当たっても安心です。
PS5のセーブデータは標準搭載のSSDかクラウドに保存されるため、増設が原因で大事なデータが消失するリスクはゼロです。なので、増設するM.2 NVMe SSDはコスパ重視で選んで問題ありません。
他のSSDとの比較は以下の記事にまとめているので良かったら参考にしてみてください。
内蔵SSDを増設して大作ラッシュに備えよう
というわけで、プレイステーション公式ライセンス品のM.2 NVMe SSDの紹介およびメリット・デメリットの解説と、私が愛用しているM.2 NVMe SSDの紹介をしました。
今後、『アーマードコア6』、『マーベルスパイダーマン2』、『龍が如く7外伝』、『龍が如く8』、『FF7 REBIRTH』といった超大作の発売ラッシュが予定されているので、予算の都合が付けば内蔵SSDを増設して快適に遊んでみてはいかがでしょうか(*’ω’*)
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事のご意見・ご感想は下記ツイートに返信お願いします!
PS5の公式ライセンス品SSDについて書きました。良かったら参考にしてみてください🙇♂️
そろそろ増設が必要?PS5公式ライセンス品M.2 NVMe SSDを選ぶメリット・デメリット解説 https://t.co/Mgmjg6kiBe
— KAKERU@車とゲーム好き|洗車の民 (@ks_product_com) July 21, 2023