【評価・レビュー】CONTROL Resonantの口コミは?メタスコア83点でも賛否が割れる理由
2026年9月24日(日本のプレスリリースは9月25日付)にPS5・Xbox Series X|S・PC向けにダウンロード版が発売された『CONTROL Resonant(コントロール レゾナント)』ですが、メタスコアは83点と、名作『CONTROL』の続編として十分な高評価になりました。ただ、レビューを読んでいくと「Remedyの最高傑作」という声と「シリーズで一番弱い」という声が同時に出ていて、評価の振れ幅がかなり大きいんですよね。
この記事では、Metacritic・Steam・メーカーのプレスリリースをもとに、なぜ評価が割れているのかを整理してみます。
※2026年10月6日時点の情報です。PS5・Xbox Series X|S向けのパッケージ版は2026年10月15日発売予定です。
CONTROL Resonantはどんなゲーム?
本作は『Alan Wake』シリーズでも知られるフィンランドのRemedy Entertainmentが開発・販売するアクションRPGで、Annapurna Picturesが共同出資・共同制作に加わっています。プレイヤーは前作の主人公ジェシーの弟ディラン・フェイデンとなり、超常的な危機に飲み込まれて現実が歪んだマンハッタンに挑みます。
価格は、PlayStation Storeのスタンダードエディションが7,920円、デジタルデラックスエディションが8,910円です(プレスリリース記載)。オープニングクレジット曲は、フィンランドのチェロ・メタルバンドApocalypticaの新曲「Upperhand」で、こういう音楽の使い方もRemedyらしいところなんですよね。
なお、Remedyのプレスリリースでは、VICEの10点満点、GameSpotの9点、PC Magの5点満点といった海外メディアの評価が紹介されています。ただ、メーカーが紹介するのは当然ながら高評価のレビューなので、ここからはMetacriticで全体の評価を見ていきます。
CONTROL Resonantの海外メタスコアとユーザー評価

世界中のメディアレビューを総括するMetacriticによると、PS5版のメタスコアは83点(75件のレビュー)となっています。内訳は、肯定が68件(91%)、賛否が6件(8%)、否定が1件(1%)です。
数字だけ見ると「ほとんどのメディアが褒めている」作品ですが、点数の幅は100点から40点までとかなり広いです。前作『CONTROL』の射撃アクションから、近接戦闘中心のアクションRPGへと大きく方向転換したことが、評価を分けるポイントになっています。
各メディアのレビュー・評価
Metacriticに掲載されている主なメディアのレビューを、翻訳・要約して紹介します。点数はMetacritic上の表記のままです(2026年10月6日時点)。
VGC 100点
新しいジャンルに賭けて、それが報われた作品と評価しています。豪華なキャスト陣と、今年最強クラスのアートディレクションがそろい、前作が示した可能性を広げたうえで、さらに特別な瞬間を届けてくれる続編だとしています。
PlayStation Universe 95点
謎めいていて生々しい戦闘、スタイリッシュで頭がくらくらするような万華鏡のような街並み、シュールなのに引き込まれる物語を評価。Remedyがまたヒット作を出したとしています。
Game8 86点
思い切りバットを振った続編で、その多くが当たっていると評価。前作の特別だった部分をすべて取り込み、より大きく、より奇妙なものに広げた作品としています。
IGN 80点
反応が良くスタイリッシュなアクションの土台はしっかりしているとしつつ、RPG要素は見た目ほど深くなく、後半は単調になってくると指摘しています。
PlayStation LifeStyle 70点
悪いゲームではないものの、前作を遊んだ人が求めていた続編ではないという評価です。ファンの予想の逆を行くのがRemedyの強みだけれど、今回は珍しくそれが完全には報われなかったとしています。
Metro GameCentral 50点
射撃から近接への方向転換を「勇敢だが無謀」と表現し、続編を繰り返しの多い苦行にしてしまったと評価。救いはシュールで印象的なビジュアルだけ、と厳しい内容です。
ComicBook 40点
Metacriticで唯一の「否定」評価です。近接戦闘が中身に乏しく、単調で、バランスも悪いと批判。前作がRemedyの強みを見事にまとめた作品だったのに対し、本作は別のスタジオが作ったように感じるとまで書いています。
ユーザー評価は高め
Metacriticのユーザースコアは8.9(938件)と、メディアの評価よりも高くなっています。発売から約2週間で900件を超えているので、ある程度は参考になる数字だと思います。
Steamのレビューは「非常に好評」
本作はPC版も同時発売なので、Steamのユーザーレビューも確認できます。全言語のレビューは13,484件で「非常に好評」(好評12,284件・不評1,200件、約91%が好評)でした。日本語のレビューは36件で「好評」と、件数はまだ少ないです。
日本語のレビューでは、「戦闘とマップ探索がとにかく楽しい」「前作のあらすじムービーがあるので本作からでも入れる」「日本語吹き替えがうれしい」といった声が目立ちます。一方、不評レビューでは「集団戦がストレスフル」「近接戦闘が軽くてすぐ単調になる」「オープンワールドで同じ敵を何度も倒すことになる」という不満が多く、メディアの批判とほぼ同じ部分が指摘されています。
評価されている点

歪んだマンハッタンという舞台
最も多くのメディアが絶賛しているのが、舞台となるマンハッタンです。超常現象によってビルが横に生えたり、街が折りたたまれたりしていて、エッシャーのだまし絵のような街を縦横無尽に飛び回れるのが本作の一番の魅力なんですよね。批判的なレビューでさえ、ビジュアルとアートディレクションはほぼ例外なく褒めています。
スタイリッシュな近接アクション
主人公は前作の主人公ジェシーの弟、ディラン・フェイデン。姿を変える近接武器「Aberrant(アベラント)」と超能力を組み合わせて戦います。Steamの日本語レビューでは「『デビルメイクライ』+『DOOM』のようなテンポ感」と表現している人もいて、スキルがそろってくると忙しくも爽快な戦闘になるようです。
Remedyらしいストーリーと演出
Remedy作品らしい奇妙で不気味な世界観と、感情に訴えるストーリーも好評です。クリエイティブディレクターのMikael Kasurinen氏はプレスリリースで、前作を知らなくても本作から楽しめること、シリーズファンには戦闘・探索・ストーリーのすべてをこれまでにない規模に広げたことを語っています。開発に約7年をかけた作品だそうです。
批判されている点

近接戦闘の単調さ
最大の論点はやはり戦闘です。高評価のレビューでも「戦闘が繰り返しになる」という指摘は多く、低評価のレビューでは「中身がない」「重みがない」とまで言われています。前作のシューター的な遊びが好きだった人ほど、この方向転換を受け入れられるかどうかで評価が大きく変わります。
オープンワールドの作り
前作の閉鎖的な「オールデスト・ハウス」から、広いマンハッタンへと舞台が広がったことも賛否の分かれ目です。「オープンワールド部分が浮いている」「同じ敵との戦いが続く」「もう少しリニアな作りで良かった」という声が複数のメディアから出ています。
序盤のとっつきにくさ
「序盤がわかりにくい」「慣れるまで時間がかかった」という評価もよく見かけます。ただ、その多くが「慣れてからは楽しくなった」と続けているので、最初の数時間で判断しないほうが良さそうです。
なぜ評価が割れるのか
「CONTROLの続編」として見るかどうか
前作の射撃と閉鎖空間の探索が好きだった人にとっては、近接中心・オープンワールドへの変化は「別のゲームになった」と感じやすいです。逆に、新しいアクションRPGとして見る人には、Remedyの大胆な挑戦として映るんですよね。つまり、出来の良し悪しというより、何を期待していたかで評価が変わる作品です。
戦闘以外の要素をどこまで重視するか
アート・舞台・ストーリーの評価はほぼ一致して高いので、「雰囲気と世界観を味わいたい人」には満足度が高く、「アクションゲームとしての手応え」を最重視する人ほど不満が出やすい構造になっています。
CONTROL Resonantは買いなのか?

個人的には、Remedyの世界観が好きな人、奇妙な街を飛び回る体験そのものを楽しめる人には強くおすすめできる作品だと思います。PlayStation Storeのスタンダードエディションは7,920円と、新作としては手に取りやすい価格なのも良いところです。
向いている人
- 『CONTROL』や『Alan Wake 2』など、Remedyの不思議な世界観が好きな人
- スタイリッシュな近接アクションや、立体的なマップの探索が好きな人
- 前作は未プレイでも、新しいアクションRPGとして遊んでみたい人
向いていない人
- 前作のような射撃アクションの続編を期待している人
- オープンワールドで同じような戦闘が続くのが苦手な人
- アクションゲームに奥深い戦闘システムを求める人
パッケージ版は10月15日発売予定なので、パッケージで欲しい人はそれを待つのもアリです。












