続編発売中止はあり得る?FF7リバースの売上本数がイマイチ伸びていない理由【初週売上26万本】
FF7リバースが発売され、国内初週売上本数が公開されましたが26万2656本という結果でした。これはFFシリーズ史上、最も少ない数字とも言われています。
参考までに過去作の国内初週売上本数は以下の通り(ファミ通調べ)。
- 203.4万本・・・FF7
- 250.4万本・・・FF8
- 195.4万本・・・FF9
- 174.9万本・・・FF10
- 147.2万本・・・FF10-2
- 184.0万本・・・FF12
- 151.6万本・・・FF13
- 60.5万本・・・FF13-2
- 30.1万本・・・FF13-3(ライトニング リターンズ)
- 71.6万本・・・FF15
- 70.3万本・・・FF7リメイク
- 33.6万本・・・FF16
- 26.3万本・・・FF7リバース
というわけで今回は、「FF7リバースの売上本数が伸び悩む理由」と「続編発売中止はあり得るのか?」を話していきます。
この記事の目次
FF7リバースの売上本数がイマイチ伸びていない理由
冒頭でも書いたようにFF7リバースは初動26.3万本という売り上げです。一般的なPS5タイトルと比較すればかなり売れていますが、FFシリーズとして考えるとかなり少ないですね。
同じくPS5独占タイトルのFF16を下回るのは意外に感じた人も多いと思います。発売前の知名度や注目度ではFF7リバースのほうが全然上でしたからね。そして、前作FF7リメイク(70.3万本)の半分以下、3分の1に近いのは結構致命的かも知れません。
ではなぜFF7リバースの売り上げが低迷しているのか、理由を解説していきます。
ハード普及率の問題
まず、原因の一つとして挙げられるのがハード普及率の問題です。
FF7リメイクはPS4独占、FF7リバースはPS5独占として発売しました(FF7リメイクは後にPS5版も発売)。
FF7リメイクが発売されたのはPS4本体が発売されてから約6年半後、FF7リバースが発売されたのはPS5本体が発売されてから約3年後と倍ぐらい期間に差があります。PS5に関しては転売問題もありましたからね。だから、FF7リバースの方が不利というのは確かにあります。
ただ、FF7リバースより発売が早いFF16にも売上本数が劣っているので、普及率だけの問題ではない事は明白です。
続き物はどうしても売り上げが落ちてくる
FFリバースは3部作の2番目の作品です。続き物は作品を重ねるごとに売り上げが落ちていくことが一般的です。なぜなら、1作目、2作目、3作目・・・と徐々にふるいにかけられていくからです。また、期間が空くと熱が冷めるというのもあります。
実際、FF10とFF10-2、FF13とFF13-2、FF13-3(ライトニング リターンズ)も売り上げが落ちています。特にFF13-3はFF13の5分の1まで売り上げを落としましたからね。
FF7リメイク3部作はこれらの作品とは異なり、元々1つの作品だったのを3分割したので事情が違いますが、遠からず同じ現象が起きている可能性はあります。
フリープレイを待ってタダで遊びたい
分作や続き物のタイトルにありがちなのがフリープレイ待ちです。
前作FF7リメイクもそうでしたが、FF7リメイク第3弾が発売される前に、ほぼ間違いなくFF7リバースがフリープレイで配信されます。
「どうせタダで遊べるなら待った方が良い」と考える人が一定数出てくるのは避けられないでしょう。
シリーズが完結してから遊びたい
分作だったりDLCでストーリーが追加されるタイトルは、全てがオールインワンになった完全版(コンプリートエディション)が発売されます。
「続編が出るのに4年なんて待ってられない」という人は多いでしょうから、シリーズが完結してから遊ぼうとする人もいるわけです。
また、FF7リメイク第3弾が4年後の2028年発売だとすれば、PS6本体が発売する頃でしょうから、PS6向けのリマスター版が発売する可能性もありますしね。
FFブランドの低迷
FFシリーズのブランド力が低下しているという見方も出来ます。
SFC時代やPS時代のFFは、ゲーム機の売り上げを大きく左右するぐらい影響力が凄かったんですよね。
今でもFFシリーズは売れるタイトルではあるものの、ゲーム機の売り上げを左右するほどの影響力は無くなりました。
・・・
といった感じで、FF7リバースの売り上げが低迷している理由を考察してみました。
FF7リバースの続編(リメイク第3弾)の発売中止はあり得るのか?
売り上げ低迷で心配になるのが、FF7リメイク第3弾の発売中止についてです。果たしてどうなるのか、考察してみました。
FF7リバースの開発費がヤバそう
FF7リバースの売上本数はFF16とそこまで変わらないですが、おそらく開発費は段違いです。明らかにFF7リバースの開発費はズバ抜けて高いと思います。
プレイした人なら分かると思いますが、マップの作り込みやコンテンツのボリューム感がFF16の比じゃないんですよね。
だから、FF16と同じだけ売れても開発費を回収出来ない可能性があるわけです。「開発費すら回収出来なければ続編の開発は中止した方が良い」という判断もあり得ます。
ただ、第3弾ではFF7リバースで構築したワールドマップやキャラクターなどを流用出来るので、開発コストを大幅に抑えることも出来るかも知れません。
FF7リメイク第3弾を発売中止にしたらスクエニは終わる
過去にスクエニは、FF15のストーリーをDLCで分割販売し、足りないストーリーを補完していったわけですが、開発コストに対するリターンが見合わず、DLCが発売中止になり未完とまま幕を閉じたわけです。
こういう前科があるわけですから、「今回も同じような事態になるのでは?」と考える人もいるかと思います。
ただ、FF7リメイク第3弾を発売中止にしたらスクエニは終わりだと思います。
FF15の時は「元々FF15はアレだったから発売中止も仕方ない・・・」と納得してた人も多かったので許されましたが、FF7リメイク3部作は世界中のファンからの期待を集めているので、ファンを裏切れば会社の信用を大きく損なうわけです。
だから、FF7リメイク第3弾が発売中止になる事はまずないと思います。利益が見込めなくても発売してくれるはずです。
FF7リバースはスクエニの技術を集結した超大作!遊ぶなら今!
なお、初週売上本数26万2656本というのは、あくまで国内でのパッケージ版の売り上げです。執筆時点では世界累計売上は公表されていませんが、海外メタスコアも92点とかなり高いので、海外での売り上げは期待出来そうです。
FF7リバースは現在のスクエニの技術を集結させた集大成的な作品なので遊ぶ価値ありです。
前作未プレイでもダイジェストでおさらいが出来るので、今作からでも安心してプレイ出来ます。また、前作の自由度の低さが不満だった人も、今作は広大で自由な冒険を存分に楽しめますよ。
特にFFシリーズはその時代の最先端を体験出来るタイトルなので、シリーズ完結を待つよりも旬なうちに遊ぶのが個人的にはオススメです。
また、FF7リバース コラボSSDが発売中です。FF7リバースは約146GBもの空き容量が必要で、SSDの増設が必要な人も多いはず。これを期に増設してみてはいかがでしょうか。