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更新日:2020年07月12日

【ラスアス2考察】ラストオブアス2はバッドエンドではなくハッピーエンドである理由

 

今回は賛否が分かれるラストオブアス2(The Last of Us Part II)のエンディングについて考察していきます。当然ネタバレ全開の内容なのでごれからプレイする人は注意してください。

ラスアス2のエンディングを見た人には「エリーに救いが無さ過ぎる」「悲し過ぎるバッドエンド…」といった後ろ向きな意見が目立ちます。

でも、本当にそうなのでしょうか?

ある意味ではハッピーエンドと捉えることも出来ると私は思います。少なくとも前作よりも前向きな結末だと思いました。その理由について解説していきます。

ラストオブアス2はジョエルとエリーの”わだかまり”を解消する物語

ラスアス2のテーマは『復讐』ということもあり、非常に重たいストーリーとなっているのはご存知かと思います。

それは表向きのテーマであり、それとは別に裏のテーマがあって、それは『許し(赦し)』なんですよね。そして、復讐を通してジョエルとのわだかまりを解消する物語でもあるんです。

  • 『わだかまり』とは何か?
  • なぜ、復讐を通して『許す』ことが出来るのか?

これらを追って解説していきます。

前作ラスアスのラストではエリーはジョエルに不信感を持ってしまった

エリーとジョエルの間にある『わだかまり』は前作のラストで生まれました。前作のラストでジョエルは自らのエゴでエリーを救うために人類を犠牲にしたんですよね。

ご存知の通り、エリーは世界で唯一のウイルス抗体の持ち主であり、ワクチンを生成する為にはエリーが犠牲になる必要があったわけです。『ファイアフライ』という組織はジョエルの承諾を取らずにエリーを手術をしようとしました。しかし、ジョエルはエリーに亡くした娘であるサラを重ね、「二度と失うまい」と自分のエゴでエリーを救ったわけです。その際ジョエルは大勢の人間を殺害することになります。

その時、エリーは眠っていたのでジョエルがした事を知りません。しかし、手術衣を着ている事を不思議に思ったエリーはジョエルに「何があったの?」と聞きます。それに対してジョエルは「他にも抗体を持つ人が大勢いた」「ファイアフライは治療法の開発を止めた」などと苦し紛れの嘘を付きました。エリーはジョエルの嘘に気付きながらも「わかった」と一言。

これが前作のラストだったわけですが、エリーは『ジョエルに不信感を持ちつつも、心に抱えて生きていく』という内容なので、命は救われたけど心には傷を負う形になってしまったんですよね。そして『ワクチン』という人類の希望は断たれてしまったわけです。個人的には好きなんですが、大局的に見るとバッドエンドに近いエンディングなんですよね。

事実を知ってしまったエリーは、ジョエルが『許せない存在』になってしまう…

前作のラストでジョエルに不信感を持ったエリーは、事実を確かめるためにファイアフライの施設を訪ねます。そして、全てを知ってしまうわけです。

  • 自分を救うためにファイアフライの人間を手当たり次第に殺害したこと
  • 世界でただ一人のウイルス研究に長けてる医師(アビーの父親)を殺害して人類の希望を断ったこと
  • エリーの母親の友人であり、親しい存在でもあるマーリーンを殺害したこと

この事実を知ったエリーは、ジョエルが許せず距離を置くようになってしまうわけです。

エリーはジョエルが自分を救ってくれたことは理解していますが、元々はエリーは『人類の希望』となる為にジョエルと長旅をしてきたんですよね。なのに、医師を殺害して人類の希望を断ち、親しかったマーリーンまで殺されてしまったら、ジョエルが『許せない存在』になるのは致し方ないと思います。また、ジョエルがした事だけでなく、エリー自身への重圧(自分のせいで人類が犠牲になった事)もイラ立つ原因なのでしょう。

エリーは復讐を通じてジョエルと同じ経験をすることで遂に許すことが出来た

ストーリー冒頭で無残にも惨殺されてしまうジョエル。その復讐劇がラスアス2のストーリーです。

エリーは復讐相手であるアビーを追うために無関係な人間まで次々と殺害していきます。これはエリーを救出するために手あたり次第に殺害してきたジョエルと重なるんですよね。

そして、最終局面でエリーは復讐相手アビーと死闘を繰り広げる事になるわけですが、あと一歩でアビーの息の根を止めるところで『エリーの中のジョエルが殺害を思いとどまらせる』わけです。

これは、エリーが復讐を通してジョエルと同じ経験をしたことでジョエルを理解したという事なんですよね。また、アビーもまたジョエルと同じ境遇に置かれていて、その彼女にとどめを刺さず逃がすことがジョエルを許すということに繋がるわけなんです。

前作のラストから『ずっと不信感を持ち許せずにいたジョエルをようやく許すことが出来た』という意味ではハッピーエンドと言えると思うんです。好きだった人が『許せない存在』だなんて救いが無さ過ぎますからね。そして、『ジョエルが死んだ』というトラウマから解放され『前に進める』ようになったんですよね。

エリーは復讐の果てに、家族や自身の指を失うという大きな代償を払いましたが、『心が救われた』というのは前向きな結末だと思います。少なくとも「ジョエルに対し不信感が生まれる」という結末だった前作よりも未来に希望が持てる内容だと感じました。

ラスアス2は「復讐は何も生まない」などというありきたりな結末にせず、復讐によって『得るもの』と『失うもの』の両面を描いている素晴らしいストーリーです。

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