GT7を16年前のハンコンでプレイする方法と遊んだ感想【BROOK Ras1ution2／ホイールスタンドプロ】
発売から1年以上が経ったGT7（グランツーリスモ7）ですが、今更ですが私もハンコン（ハンドルコントローラー／ステアリングホイール）でプレイする環境を構築したので、その感想などを話したいと思います。
ちなみに、元々ハンコンは持っていて、１６年前、GT5の発売に合わせてPS3用ステアリングホイール『ロジクール G25』を購入しています。価格は37,800円（税込）で、フォースフィードバック、Hシフター、クラッチペダルと一通りの機能を備えていて、当時としては最強のハンコンでしたね。
買ったはいいものの、あまり使うことなく長らくホコリを被ったままになっていたのですが、37,800円も払ったのに流石にこのままでは勿体ないということで、「PS5のGT7でどうにか使えないものか…」と今に至ったわけです(‘ω’)ノ
この記事の目次
PS5で16年前のPS3用ハンコンを使うにはコンバーターが必要！
GT7で16年前のハンコン『ロジクール G25』を使うには、ハンコン用のコンバーターが必要になります。
コンバーターとは変換器のことで、本来なら対応してない機種でもコンバーターを介すことで対応させることが出来ます。
今回使用したコンバーターは『BROOK Ras1ution2』という台湾の商品です。ハンコン用としては定番のコンバーターですね。
旧型の『Ras1ution』もありますが、PS5に対応しているのは『Ras1ution2』だけです。
【評価・レビュー】BROOK Ras1ution2はPS5で正常に動作する？
というわけで早速、ハンコン用コンバーター『BROOK Ras1ution2』のレビューをしていきます。
ハンコンとしての機能は問題無く動作する
この手の商品は「買ってはみたものの動作がオカシイ…」なんてことも珍しくありません。
価格もそれなりにするので不安だったのですが、使ってみた感じ特に不具合は無く普通に使えます。元々ハンコンに備わっている機能は一通り動作していますね。
Ras1ution2はスマホアプリ経由でファームフェアのアップデートが可能なので、不具合が発見されてもきちんと対応してくれるのは良いと思いました。
接続手順は下記の動画で説明されているので是非ご覧ください。
欠点は微々たるもの
Ras1ution2に限った話ではないですが、コンバーターを使う欠点としては、ゲーム側では設定が出来ないということですかね。
本来は対応していないコントローラーを接続しているわけですから、ゲーム内に設定画面が出てこないのは当然ですね。
設定はRas1ution2の端末か、専用スマホアプリで行います。
これでフォースフィードバック等ハンコン特有の設定は出来ますが、各ボタン（×ボタンなど）の配置を変更することは出来ないみたいです（見落としてたらすみません）。
使っていないハンコンがあるなら買う価値アリ！
といった感じで、GT7に正式対応しているコントローラーと比較すると、ボタン配置などの面で多少不便なところはあるものの、ハンコン特有の機能は正常に動作するので、慣れさえすれば問題無く使えるといった感じです（メニュー操作だけパッド操作することも出来ますしね）。
価格は1万円台後半ぐらいしますが、今主流のハンコンの価格は5万円ほどしますし、上位モデルだと10万円超えですからね。新しくハンコンを買うならコンバーターを買った方が全然コスパ良いですよ。
私のように古いハンコンにホコリを被せている人にはオススメです(*’ω’*)
BROOK Ras1ution2 対応のゲーム機
BROOK Ras1ution2は下記のゲーム機（プラットフォーム）で使用することが出来ます（ファームウェアのアップデートで更新される可能性アリ）。
- PS5
- PS4
- PS3
- SWITCH
- Xbox Series X
- Xbox Series S
- Xbox 360
- Xbox One
BROOK Ras1ution2 対応のハンコン
BROOK Ras1ution2に対応しているハンコン一覧です（ファームウェアのアップデートで更新される可能性アリ）。
公式サイトから抜粋していますが、商品名は海外表記になっています。また、日本未発売の商品も含まれているのでご注意ください。
Logitech Racing Wheels
- Logitech G25
- Logitech G27
- Logitech G29
- Logitech G920
- Logitech G923 (PS4 version、XBOX version)
- Logitech Driving Force Pro
- Logitech Driving Force GT
- Logitech MOMO
Thrustmaster Racing Wheels
- Thrustmaster T80 Ferrari 488 (PS4)
- Thrustmaster TMX
- Thrustmaster TMX Pro
- ThrustMaster T128
- Thrustmaster T150
- Thrustmaster T150 Ferrari Wheel
- Thrustmaster T150 Pro
- Thrustmaster T300 RS GT Edition
- Thrustmaster T300 Ferrari Integral Racing Wheel Alcantara Edition
- Thrustmaster T500 RS (Supports all Rims)
- Thrustmaster T500 GT Edition
- Thrustmaster T60 Racing Wheel
- Thrustmaster TX Racing Wheel Ferrari 458 Italia Edition
- Thrustmaster Ferrari 458 Spider Racing Wheel
- Thrustmaster TX Racing Wheel Leather Edition
- Thrustmaster TS-XW Racer
- ThrustMaster TGT(other mode)
- ThrustMaster TGT II(other mode)
- ThrustMaster T248 (Xbox version)
- ThrustMaster TH8A( plug to USB port2 on Ras1ution, it’s not supported in PS3 wheel mode)
Fanatec Racing Wheels
- Fanatec CSL Elite (Both Xbox One & PS4 versions)
- Fanatec DD pro(PS4 mode)
VENOM Racing Wheels
- VENOM-PACE WHEEL
FlashFire Racing Wheels
- FlashFire ES500R HURRICANE WHEEL(Set to PS4 Mode)
Microsoft Racing Wheels
- Microsoft Xbox 360 Racing Wheel
MOZA
- MOZA R21 base＋CS/RS/FSR/GS wheel＋CRP/SRP pedal
- MOZA R16 base＋CS/RS/FSR/GS wheel＋CRP/SRP pedal
- MOZA R9 base＋CS/RS/FSR/GS wheel＋CRP/SRP pedal
- MOZA R5 base＋FSR/ES wheel＋CRP/SRP pedal
Hori Racing Wheels
- Hori Xbox One Racing Wheel
- RWA (PS4 mode/Steering/DP)
- HORI Steering Controller
- Hori Nintendo Switch Mario Kart Racing Wheel Pro Mini
Simagic
- Simagic Alpha + GT1/GT4/GTC (GT PRO) FX/FX Pro wheel + P2000-R pedal
- Simagic Alpha U + GT1/GT4/GTC (GT PRO) FX/FX Pro wheel + P2000-R pedal
- Simagic Alpha mini + GT1/GT4/GTC (GT PRO) FX/FX Pro wheel + P2000-R pedal
GTR
- GTR RS30 Ultra Wheel + V3 Pro Pedals (no hand brake)
【評価・レビュー】GT7をハンコンで遊ぶのに必要な環境について。購入したモノを紹介【ホイールスタンドプロ】
久々のハンコンということで、プレイに必要な環境も整えました（以前はテーブルに固定して普通の椅子に座って使っていました）。
今回私が購入した商品を紹介します。良ければ参考にしてください(‘ω’)ノ
ホイールスタンド
まず、ハンコンを設置する台座ですね。
『ホイールスタンドプロ』という2008年から続くポーランドの老舗メーカーの商品を選びました。
シート（座席）込みのコクピットではなく、台座なので比較的安価です。
使ってみた感想は、とにかく剛性が強くて頑丈です。
また、台座の高さや角度も調整可能なので、体格やシートに合わせて最適化することが出来ます。お気に入りのシートが使えるのもポイントです。
フォースフィードバックで台座がガタつくことも全くなく、2年保証の安心設定なのも良いですね。
折りたたむことも出来るので、使わない時は比較的コンパクトに収納が可能です。
欠点としては、最初のうちは台座の支柱が気になるということですかね。
最初は邪魔に感じていたのですが、ドライビングポジションを最適化して、しばらく遊んでいたら気にならなくなりました。
「予算やスペース的にコクピットは買えないけど、ちゃんとした環境でレースゲームをしたい」という人になかなかオススメの商品ですよ。
ちなみに、ホイールスタンドプロは『ロジテック対応版』、『スラストマスター対応版』というように、ハンコン毎にバリエーションがあるので、その点はご注意ください。
グランドローチェア
シートに関しては、背もたれを倒し気味で運転するのが好みなので、座面が低いローチェアを選びました。
この手の商品は耐荷重が80kgまでのものが大半なので、150kgまで耐えられる本商品は魅力です。キャパに余裕がある方が壊れにくいでしょうからね。
また、かなりコスパが良いのも購入の決め手になりました。
組み立てもほぼ不要で、座面の生地を骨組みに装着するだけです（装着するのに結構力がいるので女性だと厳しいかも…）。
ちなみにホイールスタンドプロは台座の高さを調整出来るので、普通の椅子でもプレイ可能です。
フロアマット
上の写真には映っていないですが、フローリングでプレイする場合はフロアマットが必須です。
なぜなら、アクセルやブレーキを踏んだ反動で椅子が滑ってしまうからです。
フロアマットは表面・裏面の両面が滑らないように加工されたものを選びましょう。
私が使っているのは、アルインコ エクササイズフロアマットです。特筆すべきことはありませんが普通に使えて、コスパもそれなりに良いです。
楽しい？つまらない？GT7を16年前のハンコンで遊んだ正直な感想
ここからは、コンバーターもホイールスタンドも関係無く、ハンコンでGT7をプレイした感想になります。
最後にハンコンで遊んだのが10年以上前だと思うので、楽しいと思った反面、実車とは異なる独特の感覚に戸惑ったというのが正直な感想ですね。いくつかの項目に分けて解説していきます。
クルマを操る楽しさが全然違う
まず、ハンコンでのプレイは純粋に楽しいですね。パッドコントローラーでは感じられない臨場感があります。
フォースフィードバックによりタイヤグリップを感じられたり、ダート路面ではゴツゴツとした砂利の感触も感じられるので、車を操っている感がダイレクトに感じられるんですよね。
また、車種や速度域でハンドルの重さが全然違うのも、パッドコントローラーには無い魅力です。
サスペンションの硬さを感じられる
サスペンションの硬さが感じられるのもハンコンならではです。
本来、サスペンションの硬さはハンドルには伝わってこないと思いますが、GT7ではハンコンに伝えることで疑似的にサスペンションの硬さを表現しています。
具体的に言うと、レース車両の硬いサスペンションのクルマで縁石に乗り上げるとゴツゴツとした感触が伝わりますが、レクサスのしなやかなサスペンションでは縁石に乗り上げてもほとんど感触は感じません。
ステアリングから伝わる情報で、乗り味の違いが感じられるのは面白いですね。
シフターやクラッチの連動性の課題
これは多くのハンコンの課題だと思いますが、シフターやクラッチが機械的に連動していないんですよね。
例えば、実車のシフターはクラッチを切らないとシフトチェンジ出来ないですが、ハンコンはクラッチを切らずともシフトチェンジが出来ます（シフターとクラッチが連動してない為）。
ただ、機械的に連動してなくてもゲーム的には連動しているので、例えば、クラッチを切らずに２速に入れた場合、見た目は２速に入っていても、ゲーム内の表示はニュートラルになります（シフトミスしている為）。
また、シフトショックやGを感じないので、正常にシフトチェンジ出来ているのか分かりにくいんですよね。
上位モデルのハンコンだと再現されているのでしょうか？
ちなみに、これに関してはPS5のパッドコントローラーは優秀で、ちゃんとフィードバックしてシフトショックを感じるんですよね。
・・・
というわけで、『１６年前のハンコン『G25』を、コンバーターを使ってPS5に接続し、GT7を遊んでみた』という話でした。
「ハンコンでレースゲームをプレイしたことが無い」という人も結構多いと思いますが、『フォースフィードバック』機能が付いたハンコンでレースゲームをすると世界が変わるので、一度は体験してもらいたいですね(*’ω’*)
↓現在販売中の定番のハンコン
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