VTuberなどのゲーム配信界隈では壺男(壺おじ)こと Getting Over It のブームが再来していますが、これを期にプレイを始めた人も多いかと思います。
しかし、一方で「難し過ぎてクリア出来る気がしない…」という人も多いかと思います。実は私もそうで最初のクリアまで32時間かかりましたからね…( ;∀;)
そんな私も今ではクリア回数100回以上して上位1.4%しかなれない金壺プレイヤーになり、クリアタイムも10分を切るまでになりました!
今回は金壺プレイヤーの私が、初心者プレイヤーが行き詰まり易いポイントを重点に攻略・解説をしていきます。クリアタイム短縮ではなく、初心者でも実践しやすい方法を解説していますので、その点はご了承ください(‘ω’)ノ
この記事の目次
壺男(Getting Over It)を快適にプレイするための準備をしよう
壺男の攻略をする前に事前準備をすることをお勧めします。
マウスとマウスパッドの準備
マウスとマウスパッドは重要です。
わざわざゲーミングマウスを選ぶ必要はありませんが、寿命間近で感度が悪くなってきているマウスではまともにプレイ出来ないので、不安がある人は買い替えを検討した方が良いと思います。
また、マウスパッドも重要です。壺男ではマウスを大きく動かすためなるべく大きいサイズのマウスパッドがオススメです。
ちなみに私が購入したマウスとマウスパッドはこちらです。マウスパッドはMサイズにしました。Sサイズだと壺男をプレイするには少し小さいという印象。
なお、このマウス(ロジクール M331BK ワイヤレスマウス)の無線レシーバーはマウスの電池を入れるところに収納されているので、「あれ?無線レシーバーが無い!?」と思った人は参考にしてみてください(‘ω’)ノ
ゲームの設定
壺男は非常にシビアな操作を要求されるゲームなので、少しでも快適にプレイできるように設定をしましょう。
特に重要なのがマウス感度とトラックパッドモードの設定です。
マウス感度が低いとかなり大きくマウスを動かす必要が出てくるので、マウスパッドからはみ出してしまうんですよね。なので、マウス感度は最大でも良いぐらいです。
そして、トラックパッドモードですが、これを有効にすると操作感がダイレクトになります。好みの問題ですが個人的には有効にした方が操作しやすかったです。なお、トラックパッドモードを有効にした場合はマウス感度を低く設定したほうが良いです。
ちなみに私の設定は下記のとおりです。参考にしてみてください。
これを序盤に叩き込もう!壺男の基本操作4つのコツ
壺男は何となくプレイしていても中盤ぐらいまでは進むことが出来ますが、基本操作をマスターしていないと中盤以降で行き詰ります。
ですので、なるべく序盤のうちに基本操作をマスターしておくことをお勧めします。4つのポイントに分けて基本操作を解説します。
1. ハンマーを回す
ハンマーを回すのは移動の基本です。
地上にいる時は右回しで右に進み、左回しで左に進みます。
壁を登る際にもハンマーを回すことは有効です。中盤ぐらいまでなら適当にハンマーを回しているだけでも何とかなります。
2. ハンマーを止める
もちろん、ハンマーを回すだけでは運に頼ったプレイになってしまいますので、時にはハンマーを止めることも重要です。
ハンマーの動きをピタっと止めることで、余計な反動を抑えることが出来るので、ミスをすることを減らすことが出来ます。
3. 垂直ジャンプを活用する
ハンマーを下に突くことで垂直ジャンプが可能です。斜めに付けば斜め方向にジャンプすることも出来ます。
中盤以降、垂直ジャンプを駆使するエリアが出てくるのでしっかりとマスターしましょう。
4. ハンマーを素早く動かし過ぎないこと
これは多くの人が陥りやすい問題なんですが、ハンマーを素早く動かし過ぎるせいで思い通りの動きをしないという人は多いと思います。
壺男では物理法則を取り入れた作品なので現実と同じように作用するんですよね。
例えば、自動車で静止状態からアクセル全開で急加速するとタイヤは空回り(ホイールスピン)して前に進みません。これは壺男にも言えることで、ハンマーを素早く動かし過ぎるとハンマーを振るスピードが地面の摩擦力を超えてしまい滑ってしまうんです。これにより思うように動けないのです。抵抗を感じながらグイっと動かすイメージ、かつ、地面に対して垂直に振ると飛距離が出ます。
最大飛距離が出る丁度良い加減をしっかりと覚えることが中盤以降の攻略のカギなので頑張りましょう。
ハンマーを動かす速度のイメージを図解したので参考にしてみてくださいね(‘ω’)ノ
ショートカットのコツもこれで掴める
上記の方法を理解すれば、例のショートカットも簡単に出来るようになります。
ショートカットの場合、反動も利用する必要があります。動画では少し右に振って反動をつけています。
感覚的な部分もあるので説明が難しいですが、遠心力が最大限に働くような動きをイメージすると成功しやすいと思います。
壺男の難所は?エリア別解説
続いて壺男のエリア別解説をしていきます。
あくまで初心者がクリアを目指すための攻略方法であり、最速タイムを競うためのものでは無いのであしからず(´・ω・)
以下の動画と合わせてご覧ください。
リテイク無しの一発撮りなので色々とミスっていますが、生温い目でみてやってください_(:3 」∠)_
最初の岩場
まず序盤の岩場です。
攻略が必要なほど難しいわけではありませんが、ここを完璧にしておくことで中盤の難所である『オレンジの岩場』の攻略が圧倒的に楽になるのでしっかりマスターしておきましょう。
画像の位置に壺を置いて素早く『の』を描くイメージでマウスを動かすと良いです。
接地した状態よりもハンマーで少し浮かせた状態でスタートした方が後々の攻略のし易さにも繋がるので是非試してみてください!
トンネル(空洞)
序盤の最大の難所ですね。ここで詰んでゲームを止めた人も多いはず( ;∀;)
まず、垂直ジャンプがキチンと出来ていれば右の小さな岩の上には乗る必要はありません。「ジャンプが何故か高く飛べない…」という人はマウスを速く動かし過ぎている可能性があります。ここでまずは基本を学びましょう。
空洞を攻略するコツは以下の通り(画像の赤い矢印はマウスの軌道です)。
- 垂直ジャンプは空洞に沿うように若干斜めにハンマーを突いて飛びましょう。
- 突いた角度と同じ角度でマウスを上に動かしハンマーを引き上げます。
- 右側のランプにそっと引っ掛けます。
このように突いた角度と同じ角度でハンマーを引き上げることで、コンパクトに動けるのでハンマーを余計な場所にぶつけずに済むんです。また、ハンマーを引き上げるタイミングはそんなに焦らなくても大丈夫です。ジャンプの頂点でハンマーが上がっていれば問題ありません。
あとは、1つ目のランプからグイッと2つ目のランプへジャンプ。この際のハンマーの引き上げのタイミングは1つ目よりもシビアです。ジャンプした瞬間にハンマーを引き上げましょう。空洞が狭くなっているので引き上げるのが遅いと引っ掛かってしまいます。
段ボール
段ボールエリアは個人的に結構苦手でした。攻略法を見つけたのはクリアしてからだったんですよね…(笑)
画像の様にハンマー使って左右の壁の真ん中に体を寄せて、そのまま垂直落下します。落下の軌道がシンプルになるのでその後の対応が楽なんですよね。
下の足場に近づいたらサッとマウスを右に動かしハンマーを差し出しましょう。バウンドしますが変にマウスを動かさなければ問題ありません。
階段
続いて階段エリアです。
実は私、ここで詰みました(笑)
発売当初の2017年にプレイしているのですが、ここで完全に行き詰ってしまって2年半ほど放置していたんですよね(;^ω^)
ここを攻略するコツはたった1つ。
ハンマーを頭の上でキープする事です。あとは左右に大きくハンマーを振れば上に登れます。慌ててハンマーを下に持っていってしまうと挙動が乱れて落下します。
ここでの操作は他のエリアではあまり使わないので慣れが必要ですが、コツが分かれば難しくはありません。意外と滑り落ちにくいのでとにかく慌てずに頭の上でハンマーを大きく振ることを意識しましょう。
オレンジの岩場
オレンジの岩場は前半の最大の山場です。
落下したら大幅に戻されるので緊張感がヤバイですが、実は大して難しくありません。
本攻略の『最初の岩場』の攻略方法がそのまま適用できます。『の』を描くようにジャンプをすればOKです。
上手くいかない人は『最初の岩場』で練習しましょう。
また、この岩場は非常に滑りやすいので、今まで以上に慎重な操作が必要です。
極力ゆっくりと一定のスピードでマウスを動かしましょう。ハンマーが横を向いている時に止まっていると滑り落ちてしまうので、一定のスピードでハンマーを回すことが重要です。
ハンマーがある程度垂直になったら滑らなくなるので、あとは慎重に壺を置きましょう。
また、ジャンプが得意な人は下の岩場からジャンプで直接登ることも可能です。
体を右側の岩場に擦り付けるイメージで飛びましょう。動画も用意したので参考にしてみてください。
シルクハットが乗った雪の岩場
ここは失敗してもリスクは無いものの、基礎が出来てないとメチャクチャ苦戦する場所です(私は1時間かかりました…w)。
画像の赤枠部分に着地出来ればどこからジャンプしてもOKですが、とにかく着地が重要です。
オススメは下の画像の位置から少し体を傾けて飛ぶと奥の方にハンマーを置きやすいです。
動画も載せておきますね。
ここでは記事の最初の方で紹介した『ハンマーを止める』という動作が必要となるんですよね。
イメージ的にはジャンプしてハンマーを上に構えたらそのまま動かさずに着地する感じです。ハンマーが雪にキチンと引っ掛かっている事を確認してからゆっくりとハンマーを回しましょう。
基本的にハンマーの回し方はオレンジの岩場と同じですが、滑りやすいのでより慎重に操作しましょう。
金床
金床は垂直ジャンプの正確さが求められるポイントです。
まず、壺が傾くぐらいの位置に壺を置きましょう。そして、金床の右端を突くようにしてジャンプすると丁度良い角度で飛ぶことが出来ます。
ジャンプが届かないという人は、マウスを動かすのが速すぎるか、あるいは遅すぎるかです。丁度良い加減を見極めましょう。
滑りやすい岩場なので着地は慎重にハンマーをそっと置きましょう。
吊り下げられた桶
このエリアも慣れるまではかなり苦戦すると思います。
コツは3つ。『ハンマーを振らない』、『高くジャンプしない』、そして、動画ではやっていませんが『ハンマーを短く持つ(腕を伸ばしきらず縮めて持つ)』とかなり成功率が高まります。
ハンマーを振ったり、高くジャンプしたりすると反動で桶が揺れて落ちてしまうんですよね。なので、ハンマーでちょっと浮かせた状態から小さくジャンプして、ハンマーは振らずに上に構えた状態で止めておくことが重要です。
無事に桶に引っ掛けることが出来たら取るべき行動は以下の2つのどちらか。
- 左右に振ってからジャンプする
- そのままジャンプする
運良く桶の中心に引っ掛けることが出来たなら、左右に振ってからジャンプした方が成功率が高いです。振り過ぎると滑り落ちるので「1、2、3」でジャンプしましょう。
運悪く桶の端に引っ掛かってしまった場合は、そのまま真下にマウスを動かしてジャンプしましょう。左右に振るよりも成功率は落ちますが意外となんとかなります。
左側の足場に乗れたら、先ほどの金床と同じ要領でジャンプしましょう。
金床との違いは角度です。
金床では右端を突くイメージでしたが、この足場ではそれよりも若干大きく角度を付ける必要があります(角度は上の画像を参考にしてください)。
雪山
雪山は完全な覚えゲーです。窪みが雪で隠れているのでそれに引っ掛けて登る必要があります。
まずは動画を見てもらった方が良いかも知れませんね(´・ω・)
雪山は前半・後半の2つに分かれていますが、まずは前半部分の解説です。
前半の1~3つ目の窪みはハンマーを目一杯伸ばした状態から7~8割程度の位置にあります(2つ目は1つ目からの距離、3つ目は2つ目からの距離です)。
3つ目の窪みからは垂直ジャンプします。傾斜が変わる部分にハンマーが届くのでそっと置きます。ここは窪みじゃなくても滑らないので慎重に操作すればOKです。
これで前半部分は終わります。
後半は傾斜が変わる部分が目印となります(赤丸で示した部分)。
3つ目、4つ目の窪みは目一杯ハンマーを伸ばした位置にあります。
4つ目からは垂直ジャンプ。上の岩場にそっとハンマーを置き引き上げましょう(このタイミングで読み込みが入り動作がギクシャクしますが慌てず対処しましょう)。
鉄塔(電波塔)
最後は鉄塔(電波塔)です。
これと言って新しい要素はないので、ここまで来れた人であれば問題なくクリア出来るはずです。
ハンマーを振るタイミングや力加減を誤ると反動で落下してしまうので、しっかりと見極めていきましょう。
一度クリア出来れば次は楽!更なる高みを目指そう
というわけで壺男こと Getting Over It の攻略をしてきました。
この攻略の為に録画した動画では10分程度かかってしまいましたが、ノーミスで行ければ6、7分台は狙えるかと思います。
1周目のクリアには10時間、20時間はかかって当たり前の本作ですが、それ以降は2時間、1時間、30分とどんどん短縮していけるのがとにかく爽快なんですよね(*’ω’*)
このゲームが『テトリス』の様に多くの人に親しまれる事を密かに願っています_(:3 」∠)_
↓解説動画投稿から2か月後…、こんな感じになりました。
壺男のつぎは箱男!?
というわけで、Getting Over Itのオマージュ作品である『Boxman’s Struggle』のレビュー記事も投稿しているので、興味がある人は是非ご覧ください(‘ω’)ノ