【早過ぎる値崩れ】FF16の長期販売戦略がこのままだと失敗に終わる理由＆どうすれば改善するか？
FF16が発売されてもうすぐ1カ月が経ちますが、早くも中古品が50％OFFまで値下がりしています。
正直、ここまで早く値崩れするとは思っていませんでしたが、そうなってしまう事は一通りクリアまでプレイして何となく感じていました。
吉田プロデューサーは「FF16は1年半かけて売るつもり」と長期的な販売戦略を計画していたようですが、今のままだと失敗に終わると思います。
というわけで今回は、FF16の長期販売戦略がこのままだと失敗に終わる理由、値崩れした理由、どうすれば改善するのかを話していきます。
この記事の目次
FF16の長期販売戦略がこのままだと失敗に終わる理由
FF16の長期販売戦略がこのままだと失敗に終わる理由ですが、それはもちろん今回の値崩れが理由です。
値崩れすれば、中古狙いのユーザーが「もっと安くなるのでは？」と買い控えが起こります。
また、中古品が売れてもメーカーの利益にはなりません。
なので、今の値崩れが続くと長期販売戦略は失敗に終わることになるわけです。
FF16が1カ月足らずで値崩れした理由
そもそも、FF16が発売から1カ月足らずで値崩れした理由ですが、大きく分けて2つあります
- 想定した販売本数が売れず、在庫を抱えてしまった
- 何らかの理由で売却したユーザーが多い
想定した販売本数が売れず、在庫を抱えてしまった為
１つはマーケティング的な失敗が原因と考えられます。
知っている人は多いと思いますが、FF16は発売直前まであまり注目されていませんでした。
というのも、FF16の発売が近いのに、FF7 REBIRTHの最新情報が公開されて、世間の注目がそっちに行ってしまっていたんですよね…。
発売日の10日前に体験版が公開され一応は注目を浴びたわけですが、ギリギリだったということもあり、売り上げ促進に十分には寄与しなかったのだと思います（「他のゲームを買ってしまい見送った」という人も多いでしょうからね）。
何らかの理由で売却したユーザーが多い為
もう一つの理由がコンテンツですね。
FF16はストーリー主体の作品として作られていて、それ以外の要素が意図的に排除されているんですよね。
なので、「1回クリアしたら十分」と感じて売却してしまうユーザーが多いのだと推測出来ます。
正直、初動でもっと売れていたら、値崩れは更に激しかったと思います…。
作品のクオリティは値崩れ関係無い
あと、勘違いしやすい部分ですが、「値崩れ激しいからと言ってクソゲーとは限らない」ということは強調しておきます。
神ゲーと呼ばれる作品でも1,000円台で売られているものは多いですからね。逆に、クソゲーと呼ばれる作品がプレミア価格で売られている事も多々あります。
なお、私のFF16の評価は下記に書いているので良かったら参考にしてみてください。
FF16の売り上げはどうすれば改善するのか
FF16の売り上げがどうすれば改善するのか考えてみました。
無料アップデートでコンテンツを充実させる
先ほども書いたように、ストーリー以外の要素が薄いことが売却してしまう理由だと考えられるので、そこをアップデートで充実させることです。
具体的には下記のような要素でしょうか。
- 育成要素の充実
- 装備品のバリエーションを増やす
- 新規アビリティの追加
- 隠しダンジョンや裏ボスの追加
- 戦闘部分への要素追加
といった感じで、基本的にはやり込み要素の充実化が必要だと思います。ここが改善されたら「クリアしても売らずにしばらく遊ぼう」と思う人は多いはずです。
また、戦闘部分への要素追加については、下記の記事で詳しく書いているので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。
有料DLCでコンテンツを充実させる
もう一つは有料DLCの販売ですね。
これは吉田プロデューサーが想定している長期販売戦略とは意味合いが違ってくると思いますが、有料DLCを販売すればコンテンツの寿命は延びますし、中古で購入したユーザーからも利益を得られます。
ちなみに、FF15はDLC商法で炎上しましたが、それはFF15が『DLCありきの未完成品』だったからであって、本編のみで完結しているFF16であれば問題無いでしょう。
メディアの「売上低調」報道にスクエニが反論した件
海外メディアのBloombergが「FF16の売り上げが過去作と比較して低調なのでは？」と報道したことに対し、スクエニは「PS5本体の販売台数を加味すれば好調だ」と反論しました。
個人的には反論するよりも、値崩れの速さを直視して改善することに専念して欲しいと思いました。
「売り上げが好調である」という事を強調して、少しでも販売本数に結び付けたいという狙いがあるんだと思いますが、先ほども書いたように、コンテンツを改善しないまま売れても、そのぶん中古に流れて更なる値崩れを招くだけなんですよね。
それに、FFシリーズというのは『本体を買ってでも欲しいゲームソフト』の代表格だったんですよね。正直、今のFFにはそういう勢いは無くなっていると感じます。
FF16を今のままで終わらすのは勿体ないので吉田Pに期待
というわけで、FF16の早過ぎる値崩れについて話しました。
FF16はベースは良く出来ているので、このまま先細りしていくのは勿体ないと思います。
吉田プロデューサーにはFF16の問題点にテコ入れしていただき、なんとか盛り返すことに期待したいと思います。
本記事の他にもFF16のレビュー、考察記事を投稿しています。興味がある方は読んでいただけると嬉しいです。
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↓PS5本体との同梱版もあります。これからPS5を購入するかたはこちらもご検討ください。
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