今は買うな!PS4 DRIVECLUBは年末以降に買ったほうがいい。簡易レビュー
【最新情報】
12月8日に天候アップデートがされたので後日新しくレビューを書きます。お楽しみに!
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先日発売されたPS4のレースゲーム「DRIVECLUB」を購入しプレイしたので感想を書きます。ワケあって今回は簡易レビューとさせていただきます。
まず、DRIVECLUBのグラフィックやソーシャル機能に期待をしている人は年末まで購入を控えたほうがよいです。何故なら、DRIVE CLUBの一番の売りである超リアルな天候表現が現時点では実装されていない、そしてサーバーが不調でまともにオンラインプレイが出来ないからです。
個人的には機能が実装されていないタイミングで発売するくらいなら、全て実装するまで発売延期すべきだったと思います。というのも実装されるまでの数ヶ月間遊んでたら飽きが来ると思うんですよね。結果、超リアルな天候表現が実装されソーシャル機能がまともに機能するようになる頃にはプレイヤーは「他のゲームに夢中」なんてことになりかねません。
というわけで一番の魅力が実装されていない時点でまともな評価は出来ないのですが現在わかっている部分の評価をしようと思います。
この記事の目次
大気シミュレートによる美しいグラフィックは最上級
最大の売りである美しい天候表現が実装されていないとはいえ、現時点でのグラフィックレベルもPS4最高クラスです。ライティングは自然ですし、舞い散る木の葉などの表現は臨場感抜群です。
中でも特徴的なのが雲の表現ですね。今までのゲームって静止画の雲を重ね合わせたりして再現しているんですが、DRIVECLUBの雲は大気シミュレートによって生成されていて時間経過によってリアルタイム変化していく。風景は雲と太陽の位置によって変化するので同じコースでもその時その時で違う顔を見せるということです。下記の動画ではカメラが雲の上まで上昇する様が収められています。
ドライブフィールは車を操る楽しさを感じられると同時に初心者にも優しい
レースゲームの肝となるドライブフィール(操作性)ですが、グランツーリスモのようなシミュレーターでもなく、リッジレーサーのようなトンデモ挙動でもないです。例えるならシミュレーターに強烈なアシストを効かせたような感じでしょうか。多少無茶してもスピンはしにいですし、ドリフトはしやすいです。ただ、オーバースピードでコーナーに突っ込めば曲がり切れないのでブレーキングはシミュレーター同様に重要です。また、パーシャル(アクセル半開)で車を安定させるといったリアルなテクニックを使うことも可能です。
敵AIは凶悪
次に敵AIについて、これは改善の余地ありだと思います。とにかくぶつけてくるんですよね。結構敵プレイヤーが速くて混戦状態になることも多いのですが遠慮なしにぶつけてくるのでスピンして負けるなんてことも多々。。。同社が過去に製作したモーターストームのようにぶつけ合うことがコンセプトのゲームなら良いんですが、走ることが目的のゲームにこれは無いなと。敵プレイヤー同士がガンガンぶつけ合ってるのを見るのは楽しいんですけどね(笑)
せっかく作りこまれたマップなんだからオープンフィールドにしてほしかった
DRIVECLUBのマップはコース外の部分も結構細かく作りこまれているんですが、「見えない壁」がありコースを大きく外れることは出来ません(横転したときだけは見えない壁を超えられる模様)。しかもコースアウトして3秒以内に戻らないと強制リスポーン。3秒ルールがあるならせめて自由に行き来させて欲しいですよね。逆走も出来ないので、作りこまれた美しいグラフィックをじっくり鑑賞したいのにそれが出来ないのはかなりもどかしいです。
まとめ:良さはあるけどコンセプトがぶれてしまっている感が強いゲーム
今後のアップデートによってPS4最高のグラフィック表現が実装されるということもあり、それ自体は大きな魅力なんですが、残念なことにそれを堪能できる作りになっていないんですよね。美しいビジュアルを堪能させたいというコンセプトがあるならオープンワールドとまではいかないにしても、もう少し自由であるべきです。
美しい天候・時間変化も魅力が発揮できていません。1レースが短い、周回コースでなければ数分でゴールなので天候・時間変化をほとんど感じることなくゴールしてしまうんですよね。だからこそDRIVECLUBはオープンワールドであるべきなんです。
結構酷評しちゃいましたが、それなりには面白いですよ。遅い車でもそれなりにスピード感が感じられるのは魅力的ですし、あとは読み込みがレースゲームの中ではかなり短い部類なのでストレス無く遊べます。価格も安めなので年末のアップデート後であれば価格相応は楽しめるハズです。
DRIVECLUB