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投稿日:2016年11月13日更新日:2019年10月06日

【評価・レビュー】アンチャ4を超えた『何でもアリ感』!ライズオブザトゥームレイダーをプレイした感想

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まず見てください、このグラフィック。遠くの街並みまで細かく描かれていて美しいと思いませんか? もちろんこれはムービーではなくプレイ中の画面のスクリーンショットを撮っただけなんです。

トゥームレイダーと言えば、PS4本体と同時発売されたトゥームレイダー ディフィニティブエディションがかなり面白かったのですが、今作ライズオブザトゥームレイダーはそれを更に上回りますね。期待を裏切らない作品です。

トゥームレイダーはPS4の技術を終結したとも言われているアンチャーテッド4と比較されることも多いですが、ハッキリ言ってトゥームレイダーの方が面白いと思います。ネットの口コミを見てもトゥームレイダーの方が面白いと評価している人も結構多いんですよね。

というわけで今回はPS4版ライズオブザトゥームレイダーをレビューします。

前作から正統進化を遂げ満足度が飛躍的にアップ!

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本作ライズオブザトゥームレイダーが前作と比較して一番進化を感じられたのがグラフィック。冒頭のシーンから驚かされます。吹雪の雪山を歩くのですが、吹き付ける雪の表現がとにかく絶妙でリアルに寒さを感じ取れるぐらいなんですよね(静止画だと分かりにくいですが)。

基本的なシステムは前作を踏襲していて、優れた部分は引継ぎ、駄目だった所は改善されているので、かなり良い感じ遊びやすく仕上がっていると思いました。

ワイヤーを一気に滑り降りる気持ち良さは前作から引き継がれていますし、作り込まれたマップを自由に探索し遺物を収集する楽しさは格段に向上しました。

割りと続編が微妙な作品って多いんですが、本作は一切そんなことはなく純粋に面白くなったと感じます。これぞ正統進化といった感じですね。

アンチャーテッド4と比較してココが良い!

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PS4世代になって生まれ変わったトゥームレイダーはアンチャーテッドとかなり似たゲーム内容になっています。

でも逆なんですよね。映画的演出こそアンチャーテッドに似せてきていますが、ロッククライミングアクションはトゥームレイダーが元祖なんです。

なので映画的な演出だったり映像美はアンチャーテッド4の方が勝っていると思いますが(ソニーの技術の集大成ですからね)、ロッククライミングアクションを始めとしたゲーム性や面白さではライズオブザトゥームレイダーが勝っていると感じました。

というのも、アンチャーテッド4はちょっとした移動にも頻繁に映画的な演出が多用されるのでテンポが悪いんですよね。最初は良くても次第にうっとおしくなってしまったんです。それに対してライズオブザトゥームレイダーは非常にテンポ良くゲームが進むので没頭できます。

あとは、基本的なアクションゲームとしての操作感覚が良く出来ていると感じました。とにかく操作していて気持ち良いんです。操作に慣れれば慣れるほど自在に動けるようになるのが魅力だと思いました。

一言でいうと、アンチャーテッド4は映画的な面白さ、ライズオブザトゥームレイダーはアクション的な面白さに特化した内容といった感じですね。またチャレンジ要素も豊富なのでやり込みプレイが楽しめるのもライズオブザトゥームレイダーの魅力です。

PS4版は3つのDLCと新要素が最初から入っているのでお得!

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実は本作は1年ほど前にXbox One版とPC版が発売されていたので、PS4版は1年ほど遅れての発売になるんですよね。個人的に期待度が高かったので1年遅れは残念でしたが、その代わりに3,000円相当のDLCがPS4版には最初から含まれているのは嬉しかったですね。

2016年11月時点でAmazonでは6千円弱なのでDLC分差し引けば本編は3,000円程度ということになります。これだけ面白いゲームがこの価格で楽しめるならかなりお得だと思います。

DLCは本編内にサブストーリーとして追加されるものと、本編とは独立して遊べるものがあります。

独立型DLCの一つである「エンデュランスモード」はやり込み派には嬉しいサバイバル的なモードで、食料や燃料を確保しながら何日生きられるかを競い、その中でより多くの遺物を回収することが目的なんですが、帰還用ヘリを呼ぶタイミングでスコアが大きく変わるので、その辺の心理的葛藤も楽しいです。

他にもPS4専用の要素が追加されていて、その1つが今話題のVR。主人公ララ・クロフトの屋敷をPSVRを使い自由に探索することが出来ます。オマケ程度でしかありませんがVRを気軽に楽しむには良いコンテンツだと思います。

メインストーリーのボリュームは少なめ

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前作もそうでしたがメインストーリーが短めですね。寄り道しなければ10時間もあればクリア出来てしまうでしょう。

ただ、アクションゲームとしては標準的なボリュームだと思います。長いゲームにありがちな「時間稼ぎ」も無いので飽きることなくゲームに没頭することが出来ます。

また、演出も相当力を入れていてハリウッド映画顔負けのクオリティです。10時間の長編映画と考えれば逆に超ボリュームと考えることも出来ますね。

メインストーリーとチャレンジ要素を並行して楽しむべし!

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ライズオブザトゥームレイダーの個人的にオススメする遊び方を紹介します。

それはメインストーリーとチャレンジ要素を並行して遊ぶ事です。理由はチャレンジクリアの報酬が能力を強化するものがほとんどなので、先にメインストーリーをクリアしてしまうとチャレンジの報酬の必要性が薄れてモチベーションが下がってしまうんですよね。

なのでライズオブザトゥームレイダーを十分に楽しみたければ、じっくりとマップを探索しチャレンジをクリアしながら攻略していく事をオススメします。

ライズオブザトゥームレイダーの得点

95 / 100

※この得点はどのくらいオススメなのかを表すものです。グラフィックやサウンドがイマイチでもそれを上回る魅力があれば高得点になります。

項目別評価

グラフィックス ☆☆☆☆☆
文句なしに美しいグラフィックとハリウッド映画の様なカメラワークは必見。
サウンド ☆☆☆☆☆
映像に負けないリアリティのあるサウンド
熱中度 ☆☆☆☆☆
クリアするまで「楽しすぎる」しか頭にありませんでした
ボリューム ☆☆☆★★
欲を言えばメインストーリーをもう少し長く楽しみたかった。やり込み要素は豊富だがストーリー目当てだと物足りなく感じる可能性あり。
遊びやすさ ☆☆☆☆☆
文句なし。ゲーム性が近いアンチャーテッド4と比べても本作のほうが操作していて楽しいです

ライズオブザトゥームレイダーはオススメか?

前作が面白いと思った人は間違いなく今作もオススメです。アンチャーテッド4が面白いと思った人も当然オススメです。前作もアンチャーテッド4もやったことが無い人は是非一度遊んでみてください。ゲームの常識が変わるかもしれません。

唯一オススメ出来ないのはメインストーリーにボリュームを求める人です。やり込み要素を含めたゲーム全体のボリュームは十分にありますがメインストーリーだけはボリューム少なめです。

あとはマルチプレイもオマケ程度なので基本は一人プレイです。一人でじっくりトゥームレイダーの世界観に浸りたい人、タイムアタックやスコアアタックで他のプレイヤーと競いたい人はかなり楽しめるでしょう。

個人的にはこれまでプレイしてきたPS4のゲームの中でTOP5に入るぐらいオススメなので、皆さんも是非遊んでみてくださいね。

最後に公式のプレイ動画を載せておきます。この映像を見て面白そうだと感じたら買いですよ。

ライズ オブ ザ トゥームレイダー 日本語版プレイ動画 Part.1

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