マーベル ウルヴァリンは神ゲーか凡ゲーか?メタスコア75点でも購入者の評価が高い理由【口コミ・評判】
2026年9月15日にPS5専用で発売された『Marvel’s Wolverine(マーベル ウルヴァリン)』ですが、メタスコアは75点とPS5世代の自社タイトルでは低めになりました。ところが購入者の間では「想像以上に面白い」という声が多く、一方で「Spider-Manの進化形を期待したのに…」という不満もあり、評価がきれいに割れているんですよね。 この記事では、Metacritic・PlayStation Store・日本語のレビュー記事、Xの反応をもとに、なぜ評価が割れているのかを整理してみます。 ※2026年10月5日時点の情報です。なお本作はPS5専売のため、Steamのレビューは存在しません。
ウルヴァリンの海外メタスコアとユーザー評価
世界中のメディアレビューを総括するMetacriticによると、メタスコアは75点(148件のレビュー)となっています。Metacriticの批評家レビュー148件の内訳は、肯定が92件(64%)、賛否が51件(35%)、否定が1件(1%)です。つまり酷評はほぼなく、ほとんどが「良いけれど突き抜けない」という評価なんですよね。同じInsomniac Gamesの『Marvel’s Spider-Man』が87点、『Miles Morales』が85点、『Spider-Man 2』が90点だったので、それと比べると見劣りする数字です。
各メディアのレビュー・評価
Metacriticに掲載されている主なメディアのレビューを、翻訳・要約して紹介します。点数はMetacritic上の表記のままです(2026年10月5日時点)。
GamingBolt 100点
無慈悲で焦点が絞られていて、意外なほど心のこもった冒険です。優れた戦闘、素晴らしい演技、壮大な見せ場、一流の演出がそろっており、小さな欠点があっても決定版のウルヴァリンのゲームという印象は揺らぎません。
Game8 90点
無駄がなく核心だけを突いた作品です。表現力のある荒々しい戦闘がローガンの攻撃性を再現し、感情に訴えるキャラクター描写、コミック風の構成、優れた脚本が組み合わさっています。ストーリーがつまずく場面はあるものの、Insomniacの近年のヒーロー作品で最高と評価しています。
Push Square 80点
「高速でゴア表現の強い戦闘」が最大の魅力とされ、PS5 Proでは60fpsで動作し、グラフィックも非常に高水準と評価されています。一方で、見えない壁やレールに乗せられたような進行が多く、「意外と窮屈な体験」という指摘もあります。
HardZone 73点
ローガンの残虐さと個性を見事に表現し、映像も戦闘も満足度が高いとしています。ただ、戦闘の繰り返し、敵の種類の少なさ、窮屈なレベルデザイン、一部の不具合、平凡なストーリーが重なり、期待した高みには届かなかったという評価です。
4P.de 70点
リニアで戦闘が強力、コミック風のストーリーが楽しく、制作の質も高い、昔ながらの堅実なアクションゲームとしています。ただ、テンポの問題と終盤の変化の乏しさがあり、評価はやや微妙になりました。
Final Weapon 40点
Metacriticで唯一の「否定」評価です。声の演技は素晴らしいものの、脚本のテンポとキャラクター描写に問題があるとしています。戦闘もゲームの中では良い部分ながら、手応えの薄さと過剰なガイドが目立ち、楽しいというより煩わしいと評価しました。
ユーザー評価は割れている
Metacriticのユーザースコアは6.7(約5,480件。肯定60%・賛否12%・否定28%)と、こちらも賛否が分かれています。一方でPlayStation Storeのレビューは5点満点中約4.8と非常に高く、メディア評価との差が目立っています。 また、発売3日間の推定売上は約190万本と報じられており、売れ行きは好調のようです。
評価されている点

ウルヴァリンらしさを再現した戦闘
最も多く挙がる賛辞が戦闘です。ポイントはレイジゲージで、何もしないと時間経過でゲージが減っていくため、プレイヤーは守りに入らず攻め続けることになります。Game*Sparkは「攻め続けないと死ぬ」戦闘と評していて、キャラクターの性格とゲームシステムが一致しているのが上手いんですよね。 パリィの手応えやDualSenseの振動も好評で、血しぶきや欠損の表現を躊躇なく描いている点も、原作ファンには嬉しい部分です。
演技とドラマ
ローガン役のリアム・マッキンタイアの演技は、批評家・購入者の双方から好評です。獣性と人間性の落差が表現できているという声が多く、ローガンとジーン・グレイの関係も丁寧に描かれていると評価されています。
見た目と舞台
舞台はカナダ、日本、マダリプールと変化に富んでいます。特に新宿・歌舞伎町は、SIE Japanの協力もあって作り込みが良いと評判です。
批判されている点

一本道でSpider-Manのような自由度はない
最大の論点がここです。見えない壁が多く、探索要素もSpider-Manシリーズよりかなり削られています。Spider-Manの続きのようなゲームを期待した人ほど、物足りなさを感じやすい作品です。
戦闘のマンネリ
戦闘が良いという評価と同じ人が、「敵の種類が少なく攻撃モーションも単調」とも言っています。「アダマンチウムの爪なのに威力に説得力がない」という皮肉も見かけます。
「遊ばされていない」問題
発売後のSNSで特に広がったのが、バイクチェイスの場面で操作をしなくても目的地に着いてしまうという指摘です。「ローガンを操作しているのか、見ているのか」という議論も起きました。ただ、この指摘は一部の場面の切り取りが拡散した側面もあるので、全体の評価とは分けて考えたほうが良さそうです。
ボリュームと価格
メインストーリーは14〜20時間ほどとレビューによって差があります。70ドル(約69.99ドル)という価格に対して、「内容が見合わない」と感じる人もいるようです。
なぜ評価が割れるのか
期待していたゲームが違った
同じ会社が作ったSpider-Manと比べる人が多く、「自由度の高いゲーム」を期待した人には一本道が欠点に映ります。逆に「ウルヴァリンは街を飛び回るヒーローではない」と考える人には、むしろ合った設計なんですよね。これは出来の良し悪しというより、期待のズレです。
評価している人の層が違う
発売前に書かれたメディアのレビューは、時間をかけて隅々まで触るため構造上の弱点を拾いやすくなります。一方、PlayStation Storeのレビューは購入した人しか書けないので、ファンが多く評価も甘くなりがちです。Metacriticのユーザー評価は低評価の集中も起きやすいです。つまりどの数字も、見ている人の層に偏りがあるわけです。
ウルヴァリンは買いなのか?
個人的には、「ウルヴァリンの体験」を楽しむ作品であって、「ゲームシステムの革新」を楽しむ作品ではないと思います。
向いている人
- ウルヴァリンやX-MENが好きで、残虐な戦闘とドラマを味わいたい人
- 20時間前後で完結するストーリー重視のアクションを求める人
- 難易度を上げて、パリィと攻めの手応えを楽しみたい人
向いていない人
- Spider-Manのような探索や移動の自由度を期待する人
- 戦闘の組み立てやビルドの幅を重視する人
- 定価で買う以上、ボリュームと遊びの深さの両方が欲しい人
迷う場合は、セールを待っても損は小さいでしょう。期待値を合わせて遊べば、メタスコアの数字ほど悪い作品ではないと感じます。












