グランツーリスモ7大型アップデート『SPEC II』はどう進化したのか?私がオススメするコンテンツを紹介
11月2日に行われたグランツーリスモ7の大型アップデート(ver.1.40)ですが、これにより『SPEC II』として生まれ変わった本作、今回はアプデでどのような変化があったのかと、私がオススメするコンテンツを紹介していきます。
この記事の目次
今回のGT7大型アップデート SPEC II(ver.1.40)はシングルプレイの充実化がメイン
まず、今回の大型アップデートの傾向について話していきます。
このアップデートは全体的にシングルプレイの充実化が主となっていますね。
シングルプレイには『マスターライセンス』、『GTソフィー』、『ウィークリーチャレンジ』といったコンテンツ、またダッシュボードメニューや各コンテンツへのショートカットが導入されて、コンテンツの拡充だけでなく遊び易さも向上しました。
マルチプレイには今までほとんど機能していなかったと思われる『ミーティングプレイス』が『パドック』というモードに生まれ変わりました(元々、遊んでいないのでどう変わったのか分かりません…)。あとは、PS5版は画面分割で4人対戦まで可能になりました。
新車種と新コース
また、アプデ恒例の新車種や新コースも追加されています。
- ダッジ チャージャー R/T 426 Hemi ’68
- ダッジ チャレンジャー SRT Demon ’18
- レクサス LFA ’10
- メルセデス・ベンツ 190 E 2.5-16 Evolution II ’91
- ニスモ 400R ’95
- ポルシェ 911 GT3 RS (992) ’22
- テスラ モデル3 Performance ’23
以上が追加された車種ですが、個人的に気に入っているのは『ダッジ チャレンジャー SRT Demon ’18』ですね。水平基調のデザインがシンプルでありながら力強くて好きです。
追加されたコースは、本作初となるスノーコース『レイク・ルイーズ』で3つのレイアウトが存在します。これに合わせてスノータイヤも実装されました。
- レイク・ルイーズ・ロングトラック
- レイク・ルイーズ・ショートトラック
- レイク・ルイーズ・トライオーバル
OPムービーも一新
初の大型アップデートということで、オープニングムービーも一新されて『SPEC II』仕様になりました。
アップデートで追加された車種を中心とした内容となっている感じですね。
私がオススメする今回追加された追加要素
今回のアップデートでは色々な要素が追加されましたが、私が特に気に入った要素をピックアップしたいと思います。
マスターライセンス
1つはマスターラインセスですね。通常のライセンスを全て取得すると解禁されます。
通常ライセンスと同様、『国内B級』、『国内A級』、『国際B級』、『国際A級』、『スーパーライセンス』と段階が分かれており、50個の試験が追加されています。
試験内容はそこまで特別な内容ではありませんが、走るコースや区間が異なったり、アップデートで追加された車種が教習車となっているものもあるので、そういった変化が楽しめますね。
『マスター』と言うだけあり、規定タイムは厳しめに設定されています。ブロンズは大して難しくありませんが、ゴールドは結構苦戦する人も多いと思います。
ゴールドの規定タイムはサーキットエクスペリエンスのゴールド規定タイムより少し優しいぐらいですね(サーキットエクスペリエンスのゴールドはかなり難しいです)。
GTソフィー(クイックレース)
もう1つのお気に入りがGT Sophy(GTソフィー)です。
GTソフィーは通常AIとは異なるAIで、一部のクイックレース(旧アーケードレース)でのみ選ぶことが出来ます(PS5版専用コンテンツ)。
GTソフィーと通常AIの違い
GTソフィーと通常AIの違いに、ピンと来ない人も多いと思うので簡単に解説します。
通常AIは『プログラマーが考えた通りの行動』をします。
例えば、「第一コーナーでは時速100キロまで減速する、ただし、前方に車両がいる場合は衝突しない速度まで減速する」といった命令をプログラマーが出します。出されていない命令は行うことが出来ません。
一方、GTソフィーは『AIが自身が思考して行動』します。
ある程度の判断材料をプログラマーが与えるとは思いますが、それ以降はAI自身が思考して答えを出すので、『人間と対戦しているような感覚』があるんですよね。
その象徴として分かりやすいのが、通常AI同士では駆け引きはまず見られませんが、GTソフィー同士だと駆け引きが盛んに行われ、白熱のデッドヒートが繰り広げられるんですよね(だからか、クラッシュしていることが結構多いですw)。
GTソフィーへの要望
現状、GTソフィーと対戦できるコースや条件は限定されているので、もっと自由に対戦出来るようにしてもらいたいですね。
周回数が少なめに設定されているのも、あまり長いレースだとGTソフィーの思考がパンクしてしまうからなのかも知れませんね。
GT7大型アップデート SPEC IIで追加された要素一覧
- オープニングムービーの変更
- 新車種計7台の追加
- スノーコース『レイク・ルイーズ』を3レイアウトを追加
- カフェに3つのエクストラメニュー追加
- ワールドサーキットに追加要素多数
・ウィークリーチャレンジ追加
・GTソフィーとの対戦
・イベントレース複数追加 - マスターライセンスの追加
- ミーティングプレイスがパドックに変更
- 最大4人までの画面分割対戦が可能に(PS5版のみ)
- レースフォトがスローシャッターに対応
- スケープスにロケーション等が追加
- UIの改善
・ダッシュボードの追加
・各レースイベントへのショートカット追加
・レース画面から乗り換え可能に
詳細はグランツーリスモ公式サイトのニュースリリースをご覧ください。
新たなクルマと新たなコース、そして多くの新機能を追加。『グランツーリスモ7』Spec IIアップデートのお知らせ:グランツーリスモ・ドットコム
GT7のさらなる進化に期待!
GT7の発売から1年半が経過して、初めての大型アップデート『SPEC II』が行われたわけですが、かなりの充実ぶりなので、GT7を買おうか迷っている人は今が買い時ですね。
続編のグランツーリスモ8が発売されるまで5年はかかるでしょうから、それまではGT7のアップデートは継続的に行われるはずなので、さらなる進化を期待したいと思います!