シリーズ初心者はFallout76ではなくFallout4を購入すべき6つの理由
先日、発売されたFallout76(フォールアウト76)ですが、どうも評判が良くないようです。海外レビューのメタスコアを見ても低評価が多いですね…。期待が大きかっただけに残念です。
もし、これからFalloutシリーズを始めようという初心者の方は、間違いなくFallout76ではなくFallout4を購入した方が良いでしょう。
というわけで今回は、『Fallout76ではなくFallout4を購入すべき6つの理由』について紹介していきます。
この記事の目次
1. 自由度の高いストーリー展開が堪能できるから
「Fallout4ほど自由度の高いストーリー展開が楽しめるRPGは存在しない」と言っても過言ではありません。ホント自由なんですよね。
『謎の人物に連れ去られた我が子を救う』という大筋のストーリーはあるものの、プレイヤーの選択次第ではそれすらひっくり返してしまう展開が起きるんです…(笑)
また大筋のストーリーだけでなく、細かい展開もプレイヤーが自由に選択することが出来ます。例えば、通常だと武力衝突が起こる場面でも能力値しだいでは対話で済ませることも可能なんですよね。
一方でFallout76は自由度が高い以前にストーリー自体が皆無なんですよね…。
2. 個性的なNPCとの触れ合いが楽しめるから
Fallout4には個性的なNPC(プレイヤー以外のキャラクター)が大勢登場します。
NPCは世界各地にいてストーリーに絡んでくることが多いのですが、彼らのストーリーがひと段落すれば仲間にすることが可能です。
仲間にしたNPCは自分で作った拠点で働かせることが可能で、作物を栽培させたり、ショップの店員をやらせたり、兵士として拠点を防衛させることも出来るんです。
また、仲間にしたNPCはプレイヤーの冒険に同行させることも可能で、次第に親密になっていき恋人関係になる事も出来ます(同性愛も可能)。また、NPC毎に専用のシナリオが用意されているので、ついつい色々なNPCを同行させたくなるんですよね。
人間以外にも犬、ロボット、ミュータントを同行させることも可能ですし、もちろん孤独な一人旅も可能です。ちなみにNPCを攻撃したりスリを働いたりすれば敵対する事も可能です。
というように、ホントに自由度が高いんですよね。
一方でFallout76にはNPCがいません…(というかモブの人間すらいないという…)。これが酷評の大きな原因となっているんですよね。
3. 自由気ままに建築やクラフトに没頭できるから
Fallout4で個人的にドハマりしたのが建築とクラフト要素。
マップの各地ではとにかく何でも拾えます。食品、工具、マグカップ、洗剤、ぬいぐるみ、というように「拾って意味あるの?」というものまで拾えます。拾ったものは拠点にインテリアとして飾ることも出来ますし、分解して建築や武器やアイテムのクラフトの素材にすることも出来るんです。
また、建築した拠点には住民(NPC以外も)が住み着くようになるんですよね。時折拠点が敵に襲われる事もあるんですが、住民が総出で撃退する模様なんかも見れます。
こうやって現地調達して拠点や武器を強化していく感覚がたまらなく楽しいんですよね。無限に遊んでいられます。
Fallout76にもこういった建築・クラフト要素は存在しますが、Fallout4と比較すると簡略化されているので物足りなさを感じてしまうかも知れません。
4. オープンワールドの密度が高くイベントが満載だから
オープンワールドのゲームにありがちなのが「マップがスカスカで退屈」という問題。広げるだけ広げて中身が薄いゲームが多いんですよね。
Fallout4は適当に散歩をしているだけも発見があります。レア武器を売っている商人で偶然出くわしたり、異なる勢力がドンパチ戦っていたり、モノを漁ってる人がいたりなど、とにかくマップが賑やかで飽きないんです。
また、入れる建物も非常に多く「こんなところに!?」という発見が多いんですよね。ちなみに、一番最初の街のとある民家に地下室があるんですが、その存在を知ったのゲームクリア後でした。そのぐらい細部に発見が散りばめられているんです。
Fallout76はFallout4の4倍ものマップ面積があって探索しがいはあるものの、NPCがいないせいか物寂しさを感じるという意見が多いですね。
5. オフラインなので安定したゲームが楽しめるから
Fallout4はネット接続不要のオフラインゲームです。なので、回線状態に左右されず安定したゲームプレイが楽しめます。じっくり遊びたい人には地味に嬉しいですよね。
Fallout76はオンライン専用でラグやフリーズが多発してストレスがたまるという意見が多いですね。問題無く遊べている人もいるみたいですが改善の必要はありそうです。
6. FPSが苦手な人でもRPG感覚で楽しめるから
Fallout4は基本的にはFPS(一人称視点シューティング)としてゲームが進行していきます。
しかし、「エイム(照準合わせる)が下手だからFPSは苦手」という人もいるかと思います(私がそうなんですが・・・w)。そういう人の為に『V.A.T.S.』というシステムが用意されているんですよね。
V.A.T.S.はいわゆるRPG(ロールプレイングゲーム)にある『コマンド』で敵を攻撃出来るというものです。頭、胴体、腕、足といった具合に部位毎に命中率が表示されていて、コマンドで攻撃する部位を選ぶことで攻撃出来ます。
なお、V.A.T.S.の最中は時間の流れがスローモーション(ほぼ静止に近いレベル)になるので、慌てる必要も無くかなり遊び易くなっているんです(最近発売されたRDR2のデッドアイに近いシステムです)。
Fallout76でもV.A.T.S.は存在しますが、オンラインマルチプレイというゲームの性質上スローモーションにはならないので、FPSが苦手な人には難しく感じるかも知れません。
こういう人ならFallout76もオススメかも?
酷評のFallout76ですが、全く魅力がないというわけではありません。以下に当てはまる人なら楽しめるかも知れません。
- どうしてもFalloutの世界観とシステムでオンラインマルチプレイをしたい
- とにかくFalloutシリーズの最新作が遊びたい
- ストーリーなんていらないから新しいマップを黙々と探索・収集したい
- サバイバル要素を楽しみたい
- バグに寛容的
ちなみにFallout76のサバイバル要素は、空腹、喉の渇き、病状、睡眠などのパラメータをコントロールすることで放射能汚染された世界を生き抜くというものです。なお、サバイバル要素はFallout4にもアップデートで追加された激ムズ難易度ですが、Fallout76のものは比較的易しく設定されています。
いまさらFallout4とか古くない?
Fallout4は3年前(2015年11月)に発売されたゲームで「いまさらFallout4?古くない?」と思って購入を躊躇する人もいるかも知れません。
でも安心してください。
今でも売れ続けているGTA5(グランドセフトオート5)は5年前のゲームなのでもっと古いわけですし、Fallout4はオフラインタイトルなので過疎る心配もありません。
また、今回発売されたFallout76はFallout4のゲームエンジンを使用して開発されているので、プレイしている感覚としては同じぐらいの古さなんですよね。
結論:Fallout4を買いましょう
結論を言うと「Falloutシリーズ本来の魅力を堪能したければFallout76ではなくFallout4を買いましょう」ということです。むしろ、Fallout4をまだ遊んでない人は一度遊んでみてください。クセのあるゲームなので最初は戸惑いますが、次第に他のゲームにはない魅力が詰まっていると感じるはずです。
Fallout76はオンラインマルチプレイに注力するあまりに、Falloutシーリズ本来の魅力を犠牲にしてしまったわけですが、伸びしろはかなりある作品だと思うので今後のアップデートに期待したい所です。