ペルソナ5の売り上げが初週34万本とシリーズ過去最高の勢いで売れているみたいですね。アニメ化されて話題になった前作ペルソナ4が初週19万本、累計42万本の売り上げだったのでその勢いは一目瞭然です。しかも、この集計にダウンロード版は含まれていないので実際はもっと売れています(私はダウンロード版を購入しました)。
ペルソナ5が売れた理由は前作ペルソナ4の評判が良かったからというのもありますが、「ではなぜペルソナ4は評価されたのか?」という話になりますよね。ペルソナ5、ペルソナ4がここまで評価され、ここまで売れた理由ついて説明します。
現実世界をモチーフにした舞台設定で共感
ぺルソナ5やペルソナ4がここまで人気を得た理由の1つは、有りそうで無かった現在の現実世界を舞台にしたRPGだからだと思うんですよね。
RPGと言ったらドラクエやFFの非現実的な世界観が定番ですが、ペルソナシリーズは現代の日本が舞台になっているんですよね。当時の社会現象などもふんだんに盛り込まれていて、それがストーリーに密接に関係してくるので、共感や関心を持ちやすいんです。
例えば、ペルソナ5では「ネット文化の闇」、「ブラック企業」、「体罰・セクハラ教師」、「冤罪」などがテーマになっていて、これらがストーリーに大きく関わってきます。
こういった現実味のある事が密接に絡んでくるのでゲームなのに妙に生々しいんですよね。この辺りは好みは分かれるとは思いますが、「誰もが関心を持つテーマ」がゲームに上手く落とし込まれているのはペルソナシリーズの最大の魅力だと思います。
ベタな熱い展開でさらなる共感
一般的にRPGはクリアまでのプレイ時間が非常に長く、途中で飽きてしまうケースが少なくないと思うんですよね。
しかし、ペルソナ5やペルソナ4では変化に富んだ演出・イベントが盛りだくさんで飽きることなく遊べます(ペルソナ5は普通に遊んでクリアまで100時間かかります)。
しかも、熱い展開が結構頻繁にあるんですよね。恥ずかしくなるぐらいベタで熱い展開ではあるんですが、むしろそれが良いんですよね。変に捻っていないので直球で心に刺さります。 年を取ると涙腺がヤバいです(笑)
恋愛なんかも同じで告白する時は、回りくどいよりも直球の方が受けが良いですよね。
オシャレでカッコいいBGMで気分を盛り上げる
ペルソナ5やペルソナ4ではゲーム内に流れるBGMも熱いんです。特に戦闘BGMはゲーム史上初(?)ボーカル入りの楽曲でメチャクチャかっこいいんですよね。
「音楽なんてゲームの面白さに関係ないでしょ?」って思うかも知れませんが、そうじゃないんですよね。音楽が良いとテンションが高まってゲームが楽しく感じるんですよね。
ゲームに限らず「ムード」というものがあるわけです。特に女性なんかは「ムードを楽しむ」人が多いわけです。だから、カッコいい戦闘BGMでムードを盛り上げるというのは人間の本能を上手く突いた楽しませ方なんです。
奥深いゲームシステムにもハマる
舞台設定や演出に惹かれただけでは一過性の人気で終わってしまうでしょう。しかし、着実に人気を伸ばしているのがペルソナシリーズです。それを成しえているのは奥深いゲームシステムによるものだと思います。
ペルソナシリーズは特に戦闘システムが奥深く、今作ペルソナ5で言うなら「敵との会話(交渉)」であったり、「ペルソナの合体・育成」でしょう。ペルソナの種類は「ポケモン」並みに豊富に用意されているので、それらを組み合わせて自分だけのペルソナを作成し戦闘に生かすことが出来るわけです(宿すペルソナによって主人公の能力値やスキルが決まります)。
おわりに
「間口の広さで多くのユーザーに関心を持ってもらい、奥深いシステムで根強いファンを獲得」、これがペルソナ5やペルソナ4が「面白い」と評価され売上を伸ばし続けている理由なのでしょう。
ペルソナシリーズはタイトル毎の繋がりはほとんど無いので、ペルソナ5を最初に遊んでも全然問題ないので、もし「面白いRPGを遊びたい」のであれば是非購入して遊んでみてくださいね。昔ながらのコマンド形式のRPGの中では一番面白いと思います!