エンディング後、クライヴや仲間はどうなった?FF16ストーリー考察【ネタバレ】
FF16のシリアスなエンディングは賛否あるかと思いますが、それ以前に「プレイヤーの想像に任せます」という内容なのでモヤモヤとしている人もいるでしょう。
というわけで、今回は『エンディング後のクライヴや仲間たちはどうなったのか』を考察していきたいと思います。
当然、ネタバレを含みますのでご注意ください。
また、『ジョシュアの空白13年』についても、併せて考察していきます。
この記事の目次
悲しい結末。エンディングでクライヴは死んだのか? 実はジョシュアは生きてる?
エンディングでは、クライヴが海辺に横たわり、石化が進んで意識が遠のいていく姿が映し出されていますが、明確に死んだかどうかは分かっていません。
そのため、「実はクライヴは生きているのでは?」と考察する人も多いですが、私はクライヴは死んだと思います。
逆にジョシュアは生存している可能性が高いと思います。
その理由を見ていきましょう。
クライヴは死んだ可能性が高い
私が、クライヴが死んだと思う理由は、エンディングでジルが悲しみに暮れ、むせび泣く姿が映し出されているからです。また、トルガルもジルに同調して悲しげに遠吠えしています。
また、ジルがバルナバスに捕らえられた際、「ジルのエーテルは途絶えていないから生きている!」とクライヴが確信する場面があったように、ドミナントは互いの生死を遠くから知ることが出来ます。
つまり、ジルはクライヴのエーテルが途絶えたことを知り、亡くなったことを確信したのだと思います。
さらに、米津玄師が歌うテーマソング『月を見ていた』はクライヴとジルの別れを思わせる内容なんですよね。
この演出で、『実はクライヴは生きていた』としてしまうと、エンディングが茶番になってしまうので、クライヴは死んだと考えるのが自然だと思います。
また、最終盤に追加される主要キャラのサブクエは、クライヴとの過去を振り返る内容のものが多いんですよね。これは死期を悟ったクライヴの『終活』のようなものだと感じました。
メティアが消滅した意味
エンディングではメティア(月の横に赤く光る星)が消えるような演出があります。
『メティアに願い事をすると叶う』という伝承があり、これが消えたのは願いが叶ったことを意味するという考察もあります。
「クライヴの無事を祈るジルの願いが叶ったからメティアは消えた」という考察もありますが、ジルには『人が人として生きられる世界』という長年の願いもあり、クライヴが命をかけて叶えた願いでもあるんですよね。
願いが成就されてメティアが消えたとするならば、『ジルとクライヴ、そして、シドや仲間たち共通の願い』が叶ったと考えたほうがストーリー的にも自然だと思いました。
ジョシュアが生存していると思う理由
逆にジョシュアは生きていると思います。
エンディングではクライヴがジョシュアの亡骸をフェニックスの力で傷を癒す描写があります。
もちろん、フェニックスの力では死んだ人間は生き返りません。
しかし、この時点ではジョシュアは死んでおらず瀕死で気を失っていただけならどうでしょうか?
クライヴがジョシュアの傷を癒したことで、無事生還を果たせた可能性はかなり高いでしょう。
あるいは、アルテマを吸収したことで得た力で『完全生命魔法レイズ』を発動し、ジョシュアを蘇らせたという見方も出来ます。元々、『完全生命魔法レイズ』は神の一族を蘇らせる為のものなので、その力でジョシュアを蘇らせることも出来るでしょうからね。
また、クライヴはフェニックスのナイトであり、ジョシュアを守るという使命があるので、『クライヴは命を賭してジョシュアを守った』とする方がストーリー的にも綺麗だと思います。
『スタッフロール前の語りがクライヴの声優だからクライヴは生きてる』という解釈も出来ますが、そうすると先ほども書いたようにエンディングが茶番になってしまうので、クライヴ死亡の結末を推したいですね。
ハルポクラテスとの会話がジョシュアのその後を想像させる
エンディングのエピローグに当たる部分では、クライヴとジルの遠い子孫と思わしき子供たちと一緒に『ファイナルファンタジー』という書籍が映し出されます。
この書籍の著者にはジョシュア・ロズフィールドとありますが、「クライヴがジョシュアの名前を借りて執筆した」という考察もありますが、私は文字通りジョシュアが執筆したと考えます。
ハルポクラテスとの会話でジョシュアについて聞くと、「ジョシュアには語り部になって欲しい」という旨の話をするんですよね。
また、ハルポクラテスのサブクエの報酬で『羽ペン』を貰い、クライヴは語り部になる意思を見せるのですが、亡くなったクライヴの意思を継いでジョシュアが語り部になることを決意したと考える事も出来るわけです。
余談:エンディングの描き方に少し不満…
余談になりますが、FF16はエンディングの描き方に少し不満があります。
ジルや仲間が悲しみに暮れる姿で終わるのは、FFシリーズとしてはツラ過ぎるエンディングだと思うんですよね。
決戦の1カ月後を描いて、ジルや仲間たちが前向きに生きている姿を映してくれれば完璧だったと思います。
シリアスなラストにはギャグは不要
「FF16はダーク路線だから悲しい終わり方にした」という事であればそれも全然良いのですが、だったらラスボスのトドメの演出は入れない方が良かったと思います。
顔面ドアップの999999ダメージ渾身パンチは完全にドラゴンボールですし、シリアスな作品でこの演出はギャグに見えてしまうんですよね。
カンスト表示はファンサービスですが、わざわざシリアスなエンディング直前のタイミングで入れる必要は無かったと思います。
ジョシュアが13年間、クライヴに会わなかった理由
FF16、もう一つの謎というか、イマイチ行動理由がはっきりしていないと言われている部分があります。
ジョシュアの空白期間のことですね。
なぜジョシュアは13年間、偽名を名乗り姿を隠していたのか?
ジョシュアは13年間、マルガラスという偽名を名乗り、クライヴに会わずにいました。
これについて、ネット上では「会わなかった理由が分からない」「もっと早くに会ってればクライヴはこんなに苦しまずに済んだ」という意見が多くありました。
勿論、ジョシュアが13年間、クライヴに会わなかったことには理由があります。
クライヴに会わなかったのではなく、アルテマから隠れる必要があったんです。
ジョシュアは13年前の惨劇(イフリートVSフェニックス)の諸悪の根源である、アルテマの野望を阻止する方法を調べていました。
ジョシュアの存在をアルテマに知られてしまったらオシマイです。
だから、偽名を使いジョシュアという存在を隠し、クライヴだけでなく全ての人を避けていたんです。
そして、13年間の歳月をかけて、アルテマを封印する方法を編み出したのが、最初の再会シーンというわけです。
アルテマ封印後の5年間、クライヴに会わなかった理由
クライヴとの最初の再会から、再びジョシュアは姿を隠します。
今度は5年の歳月ですが、これは分かりやすいですね。
体内にアルテマを封印しているので、『”器”となるクライヴに近づけさせない』というもっともな理由です。
再会後のジョシュアとクライヴの距離感に疑問…
ただ、バハムート戦で再会してからは、いままで警戒して距離を取っていたのがウソのように、普通に接しているんですよね。
接触しても影響がないのであれば、それを示す描画があったほうが、ストーリー的に納得しやすかったと思います。
FF16のストーリーを補完するDLCはあるのか?
プレイヤーに考察の余地を残すエンディングだったわけですが、「DLCで補完されるのでは?」という声があります。
ただ、開発者インタビューで「続きが書けないような終わりにした」という旨の発言をしているので、エンディング後を描くストーリーがDLCとして配信されることはないと思います。エンディング後のストーリーを描いて、クライヴあるいはジョシュアが生存していることが分かってしまうのは野暮ですからね。
「要望次第ではDLCを作る」ということは明らかになっているので、あるとすれば空白の13年間、あるいは5年間を補完するエピソードになると思います。
また、クライヴ以外を操作したいプレイヤーの要望に応える為に、ジルやジョシュア視点の追加ストーリーとかはあり得そうです。
本記事の他にもFF16のレビュー、考察記事を投稿しています。興味がある方は読んでいただけると嬉しいです。
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↓PS5本体との同梱版もあります。これからPS5を購入するかたはこちらもご検討ください。
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