【FF7リバース エンディング考察】クラウドと話すエアリスは幻覚か?それとも…
FF7リバースのエンディングには多くのプレイヤーが戸惑ったかと思います。
エアリスが死亡する展開と、生存する展開が交差するように演出される為です。
ただ、クリアした人なら分かるかと思いますが、プレイヤーが物語を進めてきた世界線のエアリスはセフィロスの刃に貫かれて死亡しています。
ではなぜ、こういうプレイヤーを戸惑わせる演出をしたのかと言うと、『エアリス生存の可能性を否定しない為』なのでしょう。リメイク第1弾では『決められた運命を変える』といったニュアンスを含むストーリーだったわけで、エアリス生存の可能性を否定してしまったら、「リメイク第1弾は何だったのか?」となってしまいますからね。
それはそうとして、FF7リバースのエンディングに登場するエアリスの存在については考察の余地があります。今回はこれについて話していきます。
FF7リバースのエンディングでクラウドと話すエアリスは魔晄中毒による幻覚?それとも…
エンディングではクラウドとエアリスが約束を交わし、それぞれの使命を果たす為、互いに異なる道を歩むといった形で幕を閉じたわけです。ここで気になるのが、エンディングに登場するエアリスの存在です。これについて考察していきます。
プレイヤーが旅してきた世界線のエアリスは死亡
冒頭にも書いたように、プレイヤーが旅をしてきた世界線のエアリスは、原作通りセフィロスの刃によって命を奪われています。
エアリス生存の可能性を否定しない為にも、直接的な描写は意図的に避けられていますが(セフィロスの刃に貫かれている描写や、水葬シーンは無い)、仲間たちが悲しみに暮れる様子からエアリスが死亡してしまったのは事実なのでしょう。
レッドがエアリスの存在に気付くような描写がありますが、ライフストリームから亡くなったエアリスの存在を感じただけだと思います。
つまり、仲間たちの目線では、エアリスの運命は原作の全く同じ道を辿ってしまったという事になると思われます。
エンディングに登場するエアリスは並行世界に生きる実物である
エンディングに登場するエアリスは、クラウドが見ているただ幻覚ではない可能性が高いです。
エンディングでエアリスが見えているのはクラウドだけですが、それは魔晄中毒による幻覚ではなく、クラウドが並行世界に干渉できるからだと考えられます。
クラウドは並行世界のエアリスに白マテリアを託されたり、セフィロス戦でエアリスと共闘したり、並行世界で起きている空の亀裂を認識していたりするわけです。
ただ、それだけでは幻覚ではない証明とはならないでしょう。
そこで見て欲しいのが以下の2枚の画像です。
1枚目の画像では、エアリスはタイニーブロンコのエンジンがかかった時の衝撃の影響を全く受けていないので、幻覚のように思うかも知れません。
しかし、2枚目の画像ではエアリスは風の影響を受けています。つまり、幻覚ではなく実在する存在だと考えられます。
1枚目の画像でエアリスはタイニーブロンコとは干渉しないことが分かっているので、ここでエアリスが受けている風はタイニーブロンコが巻き起こしたものではなく、自然発生の突風だと思われます。
私の予想では、エアリスは(タイニーブロンコがいない)並行世界の全く同じ場所にいます。
そして、クラウドは時空を超えて、並行世界に実在するエアリスと会話をしているのではないかと思います。
ただ、クラウドは魔晄中毒の影響を受けているので、自分が生きている世界のエアリスと並行世界のエアリスを混同しているはずです。そのせいで、エアリスがセフィロスに殺されたにもかかわらず、悲しみに暮れる様子がありません。
その一方で、クラウドだけが並行世界に生きるエアリスと干渉できるのであれば、それは救いでもありますよね。
個人的に面白いと思ったのが、原作ではクラウドが魔晄中毒で狂ってしまい幻覚を見ているだけだったのが、リバースではクラウドだけが”並行世界という現実”を見る事が出来るという点にあると思います。