レビュー
投稿日:2024年08月12日更新日:2024年10月25日

【評価・レビュー】エルデンリングDLCの良い部分・悪い部分を解説

発売からそこそこ時間が経ちましたが、エルデンリングDLC(Shadow of the Erdtree)のレビューを書いていこうと思います。

ちなみに、このDLCですが、発売から3日間で500万本も売れたようです。本編が2500万本売れてるので、本編購入者の20%が購入している計算になります。FF16のDLC第1弾が4%切ってるようなので(第3弾は0.8%と言われています)、かなり売れていることが分かります。しかも、エルデンリングDLCの開始条件の1つに裏ボスの撃破が必要なのに、これだけ売れてるのは衝撃的ですね。

さて、それではエルデンリングDLCのレビューをしていきます。ちなみに本編のレビューは以前投稿しているので是非こちらもご覧ください。

【評価・レビュー】エルデンリングが神ゲーである理由、イマイチだった部分を徹底解説!

オープンワールドの極み。エルデンリングDLCは探索要素が大幅進化!

DLCの一番の特徴とも言えるのが探索要素だと思いました。

オープンワールドの構造が本編よりも立体的になっていて、探索のワクワク感を強く感じられるような作りになっているんですよね。

本編のマップは目的地の方角になんとなく進んでいれば到着出来ましたが、DLCのマップはそうではないんですよね。大回りしたり、洞窟を潜り抜けたり、崖下を渡り歩くといったルートを通ることが多いです。

本編ではオープンワールドとレガシーダンジョンでマップが分かれていましたが、DLCは世界全体がレガシーダンジョン化している印象があるんですよね。

新エリアへのルートは簡単には見つからないものも多いので、高所から崖下を眺めて行けそうな場所が無いか観察したり、マップを見てエリアの繋がりを推測するような遊び方が出来るようになったので、探索の満足度が格段に上がりました。これはありとあらゆるオープンワールドゲームの中でもトップクラスの仕上がりだと思います。

難しさの限界を追求したタイマンのボス戦

DLCもう1つの特徴と言えるのが、戦闘における敵の行動パターンです。

隙が少ない数々のボスたち

DLCには「これでもか」と言うぐらい数々のボスが登場しますが、その多くが本編のボスよりも手強くなっていると感じました。本編のボスもダークソウルシリーズに比べると隙が少ないのですが、DLCはそれを上回りますね。

私はNPCや遺灰を使わないプレイスタイルですが、本編のボスに比べると明らかに安全に攻撃出来るチャンスが限られているので、丁寧に戦っていると長期戦になりやすくジリ貧になることが多かったです。

私の場合、DLCのボスも本編のボスとあまり変わらないくらいの早さで攻略出来ましたが、プレイスタイルによってはかなりキツく感じるかも知れませんね。

ディレクターの宮崎さんも「難しさの限界を追求した」と言っているので意図した難しさだとは思いますが、これに関しては人によって評価が分かれるかと思います。

DLC攻略は脳筋が正義!

先述したようにDLCのボスは隙が少ないので、あまり丁寧に戦うとかなり厳しい戦いを強いられると思います。

なので私は【ある程度被ダメを覚悟して、無理矢理攻撃を差し込みダウンを狙う】という戦法を駆使して攻略しました。

バカみたいに強いことで賛否両論のDLCラスボスですが、私はこの戦法を使い撃破しました(7時間ぐらいかかりました)。その時のプレイ動画をYoutubeにアップしているので興味があれば是非ご覧ください。

道中の雑魚も手強い

ちなみに、DLCはボスだけでなく道中の雑魚も強いです。

遺灰を使っているプレイヤーは、ボスよりも道中の雑魚に苦戦する人も多いと思います。

ただ、雑魚は大盾でガードすると簡単によろけるので、その隙を攻撃するようにすると簡単に倒せるので、苦戦している人は是非試してみてください。

エルデンリングDLCは素晴らしい出来だが、いくつかの不満点もある

ここからはDLCの不満点・欠点を紹介します。

一部、内容の薄いエリアが存在する

探索の楽しさはDLCの魅力ですが、いくつかのエリアは特定のイベントで訪れるだけだったり、広いだけで大した収穫が無かったりします。

広大なオープンワールドなのでそういうエリアが存在してしまうのは仕方ないことかも知れませんが、時間をかけて探索したのにロクな収穫が無いと、プレイヤーとしてはガッカリしてしまいます。

イベントを充実させろとは言いませんが、せめて固有武器を複数配置するなどして欲しかったですね。

クドいぐらい鍛石が手に入る

DLCではクドいぐらい鍛石を入手するのですが、これが結構イマイチ感がありました。

DLCでは新武器が沢山手に入るので、その分鍛石が必要になるというのは分かりますが、多くのプレイヤーは本編で鈴玉を入手していて、鍛石を好きなだけ購入出来るんですよね。

なので、本編では嬉しかった鍛石の入手も、DLCでは「もういらんわw」という気持ちになってしまうわけです。

エルデンリングDLCは本編が楽しめたなら買うべき

というわけで、ザックリとDLCの感想を書きましたが、本編が楽しめた人は間違いなく買うべきです。

DLC単体の販売価格が4,400円ですが、ボリューム感が半端ないです。エルデンリング本編には劣るものの、ダークソウル本編に匹敵あるいはそれ以上のボリューム感だと思いました。

エルデンリングは『死にゲー』に分類される作品ですが、プレイスタイルによっては『死にゲー』が苦手な人でも楽しめるので、未プレイだけど気になっているという人は是非遊んでみてください。広大なマップを探索するだけでも楽しい作品ですよ。

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