私はドコモの動画配信サービス『dTV』に怒っています…!
ドコモには17年前に携帯電話を買って以来ずっとお世話になっているのですが、『31日間無料おためし』を利用したレビューとしてこれだけは言わせてもらおうと思ってこの記事を書いています。
私がdTVに怒っている理由はいくつかあります。それは以下の通りです。
この記事の目次
『12万作品が見放題』と誤解させるdTV入会サイトに激怒してます
怒りの主な理由はdTVの入会ページにあります。以下のURLがそのページです。
» 【初回31日間無料/dTV】映画・ドラマ・アニメ・音楽ライブ見放題!
タイトル詐欺!『12万作品が月額500円で見放題なのはdTVだけ』?
まず、上記のdTV入会ページに入ると、『12万作品が月額500円で見放題なのはdTVだけ』というキャッチコピーが飛び込んできます。
これを見た人は「12万作品がたった月額500円で見放題なんだスゴイ!!」と思うはずですよね。
しかし、画面をスクロールしていくとこんな文字が目に留まります。
『月額500円で全部見放題!』の下に小さく「※一部見放題対象外コンテンツあり」と書いてあるんですよね。
本当に”一部”であればここまで言わないですが、以下の画像をご覧ください。
果たして、これを”一部”と言ってしまって良いのでしょうか…?
人気作品がずらりと並んでいますが、これら全て有料・別途課金(レンタル作品)です。
どのぐらい有料作品が多いのか分かりやすく説明しましょう。
2019年1月時点でdTVには海外ドラマが473作品(同じ作品でもシーズン毎に1作品とカウントされる)あります。そのうち319作品が有料なんです。
繰り返します。海外ドラマ473作品中319作品が有料なんです。
半分以上が有料なのに”一部”と言ってしまって良いのでしょうか?
これを『月額500円で全部見放題!』と表現するのは明らかな誇張であり、詐欺タイトルだと言わざるを得ません。
有料コンテンツ(別途課金)についての記載がない
この入会ページには有料コンテンツがある旨の記述が全くされていないのです(2019年1月時点)。
先ほど書いた「※一部見放題対象外コンテンツあり」という記述が1か所だけ小さく書いてあるだけで、他には何も書かれていないんですよね。
U-NEXTもdTVと同じく見放題と有料コンテンツ(レンタル作品)がある動画配信サービスですが、こちらの入会ページはきちんと有料コンテンツの存在を知らせていますし、動画本数も見放題と有料コンテンツで分けて表記しているんですよね。U-NEXTは料金高めですが、ユーザーを騙す様な事は一切してないので信用出来ます。
大量のカラオケ映像で動画本数の水増し
これは騙しているわけではありませんが、多くのユーザーがガッカリするポイントだと思います。
まず画像をご覧ください。
これはdTVで『カラオケ』というキーワードで検索した時の画面です。72,320本がヒットしました。
つまり、12万本のうち72,320本がカラオケ動画という事です。
続いてこの画像をごらんください。
今度は『音楽』で検索してみました。そしたら、101,821本がヒット。
12万本のうち101,821本が音楽の動画です。
つまり、dTVの動画のうち85%が音楽(カラオケ、ミュージックビデオ、ライブ映像)で占められているんです。
そうなると、ドラマ、映画、アニメ、バラエティは2万本程度、さらに見放題だけに絞ると1万本以下(推測)しかないという事です。
人気作品は別途課金が必要なので結局高く付く
これはdTVが悪いわけではなく個人的な不満です。
先ほども触れましたが、人気作品は有料なものが多いです。
映画のように1本完結作品ならまだ良いんですが、海外ドラマの特定のシーズンだけ有料だったりするので、全話見るとなると結局課金する必要が出てきたりするのがストレスなんですよね。
なので、人気作品や海外ドラマを見る場合は500円どころか、1,000円、2,000円ぐらいかかってしまうんです。全然安くない…。
dTVは見習うべき!料金が明確なオススメ動画配信サービスを紹介
dTVにはこれらの問題を改善してもらう事を期待して、そのお手本となる動画配信サービスを紹介します。
Hulu
まず1つはHuluです。実際に私が利用している一番のお気に入りです。
月額933円で50,000本以上の動画が見放題です。追加料金は一切無しです。
Huluは元々アメリカの動画配信サービスで現在は日テレが運営しているので、海外ドラマと日テレの番組に強いという特徴があります。
特に、日テレドラマを追加料金無しで見られるのはHuluだけなので、日テレドラマ好きには強くオススメします。
» 14日間 無料お試し視聴 Hulu
» 日テレ動画一覧はこちら Hulu
» 海外ドラマ一覧はこちら Hulu
また、少し古い記事ですがHuluの比較記事を投稿しているので、興味がある方はご覧ください。
Netflix
もう1つはNetflixです。こちらもアメリカ発祥で今勢いがある動画配信サービスです。
追加料金無しの定額制ですが料金プランが3つあります。
料金 | 画質 | 同時視聴数 | |
ベーシック | 800円 | 低 | 1 |
スタンダード | 1,200円 | HD | 2 |
プレミアム | 1,800円 | HD(一部4K) | 4 |
スタンダードがHuluとほぼ同じ内容となります。Huluが933円にNetflixは対して1,200円なので少し割高です。
プレミアムは4K画質が楽しめますが、対応作品がまだまだ少ないので正直オススメしません。
ちなみに同時視聴数というのは「複数の端末で同時に何台まで視聴できるか?」ということです。つまり、スタンダードならPCとスマホの2台で同時に視聴できるという事です。家族で見たい番組が違う時に活用できますね。自分一人で利用する場合は気にしなくて良いです(なお、Huluの同時視聴数1台です)。
動画本数は非公開ですが、Netflixは新しい動画配信サービスなのでおそらくHuluよりは少ないと思われます。
強みはHuluと同じく海外ドラマに強いのと、オリジナル作品に力を入れているイメージですね。
まとめ
私がdTVを低評価する理由を取り上げましたが、別途課金が悪いと言っているわけではないんですよね。
「入会する段階でその旨をユーザーに知らせるべき」ということなんです。誇大広告でユーザーを騙す様なことをしても、信用を落とすだけだと思うんですよね…。
ドコモ的には「無料体験があるからその期間中に判断してください」という事なのかも知れませんが、入会してしばらく経ってから視聴し始める人だっているわけですし、『レンタル』カテゴリーを見なければ有料コンテンツの多さを知ることも無いでしょう。
お試し期間が過ぎたら自動的に正式会員に移行する仕組みである以上は、入会手続きの段階でそういったデメリットをキチンと説明しておくのが真っ当な企業の務めだと思います。
ドコモにはユーザー目線に立ったビジネスをしてもらいたいものです。
以上、dTVの『31日間無料おためし』のレビューでした。