年末のテレビ番組と言えば音楽の祭典ですが、その内の1つ『日本レコード大賞』である疑惑が騒がれています。
その疑惑とはK-POPガールズグループ『NewJeans』が日本デビュー前にもかかわらず、『優秀作品賞』と『特別賞』の2部門を受賞したことです。
それに対し、「デビューしてないのだから人気のわけない!」「インチキだ!」「不正している!」といった声が一部で挙がっています。
まだ日本デビュー前なのに、日本のTOP10曲入りですか⁉️😩さすがにインチキ臭くない⁉️🤧
「日本レコード大賞・優秀作品賞」は、その年に大衆の強い支持を得た10曲に与えられる。NewJeansは、日本正式デビュー前の韓国曲にも関わらず、受賞と同時に大賞候補になっている。
https://t.co/OtqmAicbP4— ami (@amisweetheart) December 28, 2023
日本で歌手デビューしてない韓国の『NewJeans』が日本レコード大賞の「優秀作品賞」「特別賞」に名を連ねている。日本で一度も歌ったことがないのにレコード大賞の部門賞にノミネート?はいはい好きなようにやれよ。レコード大賞に落ちるところまで落ちた。https://t.co/MtaVsDaMtW
— kakikoSHOP (@shop_kakiko) December 28, 2023
デビュー決定前に紅白😮しかも収録出演かも?これただのNHKを使った宣伝でしょ。
NewJeans、異例!日本デビュー未定での初紅白決定 数々の音楽賞受賞の韓国5人組、収録で!?後半登場(サンケイスポーツ)#Yahooニュースhttps://t.co/TqAcNNzrmE
— えす2nd🧩 (@ponpop72) December 29, 2023
といった感じで、韓国アイドルグループを優遇しているかのような状況に、不正を疑う人がいるわけですが、結論から言うと不正はなく順当な評価であるということです。
何故、そういう結論に至ったのか解説していきます。
ネット主流の現在、日本デビューと知名度は関係無し
昨今では情報収集方法が多様化し、テレビや雑誌・新聞を利用する人は大幅に減りました。現在ではネット(Youtube、X:旧ツイッター、Tiktokなど)が主流ですよね。
テレビや雑誌が主流だった頃は、まず海外アーティストは日本デビューして、それをメディアが取り上げるという流れで人気が広まったわけですが今は違います。
今は、Youtube、X:旧ツイッター、Tiktokで流行っているものを個人が自由に取り入れます。ネットで流行っているものには国内・国外の境界がありません。海外でバズったものはほぼ同時に日本でもバズるのです。
今回話題に挙がったK-POPガールズグループ『NewJeans』は、韓国人とオーストラリア人の混合グループで、ざっと確認しただけでも1億再生を超える曲が3つありました。日本のアーティストに例えると、Ado、米津玄師レベルの再生数を誇ります。
Adoや米津玄師が自然発生的にアジア圏で人気になったように、NewJeansが自然発生的に日本で人気になっても何らおかしくないのです。
NewJeans人気を受け入れられないのはもう若くない証拠
日本デビューしてない韓国アイドルグループが、日本で人気になることはなんら不思議ではない事は先ほど言ったとおりですが、それでも納得いかない人もいるでしょう。
でもそれは、あなたがもう若くはない証拠なんです。
- メディアが取り上げたアーティストだけが人気になる時代は終わり
- 海外アーティストが当たり前のように人気になる時代
- 流行り物は若い世代が自発的に作り出す
これが今の世の中です。
この価値観が受け入れられないという事は、あなたが過去の時代の価値観に囚われたまま、今を生きられないオジさん、オバさんだということなんです。
かくいう私も、今回の騒動で初めてNewJeansというK-POPガールズグループを知ったんですよね…。10年ぐらい前は国内外問わず話題のアーティストを追っていたのですが、今ではついていけなくなったオジさんです。
そうなってくると、「あの頃は良かった…」という老害的な考え方に染まってしまうので、無理にでも新しい物にアンテナを張る大切さを、身をもって体感した次第です…(笑)