普段料理をされる方は定期的に包丁を研いでいるかと思いますが(研いで無いならスグに研ぎましょう)、シャープナーと呼ばれる刃を溝に挟み込んで手前に引いて研ぐタイプのものを使用している場合はストップしたほうが良いかもしれません。
溝に挟み研ぐタイプのものはお手軽で誰でも簡単に使えるというメリットがあり、時間短縮にもなるので私も以前は使っていました。以下の商品は私も過去に使っていてAmazonでも圧倒的な高評価を得ています。
もちろん切れ味は良くなりますし、コンパクトで場所も取らないので高評価な理由は分かります。しかし、このタイプのシャープナー(他のメーカーのものも含む)には大きな欠点があることをご存知ですか?
溝に挟み研ぐタイプのシャープナーは包丁をノコギリにしてしまう
このタイプのシャープナーは磨耗によって丸くなってしまった刃を削り、毛羽立たせノコギリのようにすることで切れる様にするという特徴があります。刃が丸くなって食材に食い込まなくなったものが、毛羽立つことで食い込むようになり切れ味が戻ったように感じるわけです。
最初はそれでも満足していたのですが、使っているうちにいくら研いでも切れ味が良くならず、「どうしたものか」と刃を凝視してみると刃先がボロボロになっていたんですよね。毛羽立たせ続ければそれはそうなりますよね。。。
そもそも包丁をノコギリにしてしまうのは包丁の本来の性質を無視しているわけです。包丁本来の切れ味を堪能したければ砥石できちんと研ぐべきです。
砥石を使い包丁を本来の切れ味に戻そう
まず、オススメの砥石を紹介します。以下の砥石は現在私も使っていてAmazonで2,000円程度で購入出来ます。この砥石の特徴は、
- 砥石両面それぞれで石の種類が異なり2段階で研ぐことが可能
- 735gと軽量
- 習字に使う「すずり」程度のサイズでコンパクト
- 滑り止めが付いた台座がセット
Amazonレビューでも高評価で安心です。実家にあった砥石は5kgぐらいあって、大きさもかなりのものだったので物凄くコンパクトに感じましたね(笑) コンパクトとはいっても家庭用包丁を研ぐ用途であれば何の不便もありません。
細かい研ぎ方は他のサイトを参考にしていただくとして、簡単にコツだけ紹介します。
- 砥石と刃の角度は15度ほど(コイン1、2枚分)。”角度は一定”にして研ぐ
- 力加減は「スーッ、スーッ」という感じで”力に頼らず摩擦だけで研ぐ”イメージ
- 研ぐ回数は週1程度ペースなら片面3、40回くらいでOK
この辺りを意識して研げば初心者でも比較的簡単に研げると思います。
何よりも包丁を研ぐのって意外と楽しいので是非あなたもチャレンジしてみてくださいね。
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