恥ずかしながら私は箸の正しく使うことが出来ない。箸の正しい持ち方を知っているのにもかかわらずだ。ちなみに私は「ペン箸」と呼ばれるペンを使うような持ち方をしている。
私が社会人になったばかりの頃、上司に箸の持ち方を指摘され1ヶ月ほど訓練したこともあったが、いっこうに使えるようにならない。仕事のクライアントと食事をする機会もあったがその時も肩身の狭い思いをした。
正しい”持ち方”自体はその日のうちに身に付いたが、どういうわけだか正しく”使う”ことはいっこうに出来るようにならない。皮肉なことにも恥をかいた分、知識だけは人並み以上になったが。
正しく箸を使えない決定的な理由
何故正しく箸を使うことが出来ないのか考えてみたのだが決定的な理由が発覚した。
この動画を見ると「人差し指と中指で上の箸をはさみ親指を支点にして動かす」のが正しい箸の使い方なのだが、私の場合、中指と薬指を独立させて動かすことが出来ない。だから、下の箸を固定するための薬指が動いてしまい固定することが出来ないのである。
つまり、箸が正しく持てる人と持てない人の決定的な違いは「中指と薬指を独立させて動かすことが出来るか出来ないか」なのである。
実は正しく箸が使える人は3割しかいない
衝撃を受けたのがこの記事だ。なんと成人している人でも正しく箸が使える人はたった3割しかいないという事実だ。
その箸の持ち方 大丈夫? 正しい人は30代でも3割
正しく使える人が少数派というのはあまりにも意外な事実だったが、考えてみれば当たり前なのかも知れない。なぜなら器用さ、指の長さ、骨格など人それぞれ違いがあるわけで誰もが見本通りになるわけが無いのだ。
勿論、正しい持ち方に近づける努力は必要だと思うが、作法に厳しすぎるのも考え物かも知れない。
そして、日々肩身の狭い思いをして「改善したい」と思っていても改善できない人が一定数いる事実を知り理解して欲しい。「見苦しい」と思うかもしれないが人には1つや2つ苦手なことがあり克服出来ないことがある。互いに他人の欠点には寛容になるべきかも知れない。