8月に結婚した羽生結弦さんが、3カ月という短い期間で離婚してしまったことが話題になっているので、今回はこの件について話したいと思います。
羽生結弦さんの離婚理由
羽生結弦さんが離婚した理由は、『誹謗中傷やストーカー行為、許可の無い取材や報道からお相手を守るため』とのことです。
一時は国民的スターになったこともあり、熱狂的なファンやアンチが増えたり、金の匂いを嗅ぎつけた週刊誌にマークされることはどうしても起きてしまうわけです。
しかし、身勝手な理由で人の幸せを奪い、安心・安全を脅かす行為は許されません。
そして、これはストーカーやマスコミに限った話ではありません。
ストーカーやマスコミだけなく一般人にも関わる問題
SNSを見ると分かるように、いくらでも誹謗中傷や無許可撮影の写真がアップロードされているのが現実です。
これはストーカーやマスコミだけでなく、多くの一般人も行っているんですよね。また、割合的には、ストーカーやマスコミよりも一般人によるものが大部分と考えられるでしょう。
匿名性を利用して安易に誹謗中傷したり、写真を晒し上げたりする人が蔓延しているのが現実なんですよね。
つまり、ストーカーやマスコミだけを規制したところで、それは氷山の一角に過ぎないわけです。
無許可撮影を法規制するのは難しい理由
ストーカーは犯罪ですが、無許可撮影は合法です。
『肖像権』を盾にしても無許可撮影を取り締まることは出来ないのが現状です。
仮に、無許可撮影を違法行為に指定するとします。
そうした場合、何気なく撮影していて『偶然映り込んでしまった』場合、冤罪が起きてしまう可能性があるわけです。今時、誰もがスマホのカメラを使うわけですから、全ての人がそのリスクを負うことになります。
では、『偶然映り込んでしまった場合は罪に問わない』としましょう。そうすると今度は、故意に無許可撮影した人が「これは偶然映り込んだだけです」と言い逃れが出来てしまうわけです。
という理由で無許可撮影の法規制は難しいのです。
有名人は自衛しなければ安全は守れない
有名人がストーカーされたり、プライバシーを侵害されるのは理不尽なことです。
しかし、その全てを法律で規制するのは難しいことは先ほど話した通りです。
また、ストーカーは違法だと分かっていても行動を止めません。
これが現実です。
つまり、羽生さんのような有名人が安心して生活するには自衛も必要ということです。
被害者が策を講じないといけないのはおかしな話ですが、芸能人に限らず全ての人に自衛は必要です。同じ有名人では、小室圭さん、眞子さんも過激派から身を守るために為に海外移住したという側面もあります。一般人で例えるなら、自動車事故や盗難に備え保険に加入するのと同じです。
羽生さんは『離婚』という手段で自衛をする事を選んだわけですが、なんとももどかしい気持ちになりますね。この決断が少しでもお二人に良い結果をもたらすことを願っています。