雑記
投稿日:2023年12月09日更新日:2023年12月25日

アンミカさんが日清どん兵衛のCMに起用されるが中傷被害に、その理由とは?【不買運動】

人気タレント・モデルのアンミカさんが、日清どん兵衛のCMキャラクターに起用されましたが、これをきっかけにアンミカさんへの誹謗中傷や不買運動の呼びかけが行われているようです。

以前起用されていた吉岡里帆さんが可愛すぎたので、その反動もあるかと思いますが、どうやらそれだけではないようです。

アンミカさんを守ろうとする人、批判する人とそれぞれの意見がありますが、そもそも事実誤認があるんですよね。

というわけで今回は、アンミカさんを起用した日清どん兵衛が炎上している理由、不買運動や誹謗中傷が起きている理由を解説していきます。

日本には在日韓国人を差別的に見ている人が多い

そもそもの理由として、韓国人への差別的意識を持っている人が日本には多いということがあります。

ご存じの人も多いかと思いますが、アンミカ(安美佳)さんは在日韓国人です。

10年ぐらい前でしょうか。当時は在日韓国人に対するヘイトスピーチがホント酷くて、多くの韓国人が生活する新大久保で、『在特会』という右翼団体を中心に、写真のようなプラカードを持って差別行為や営業妨害が盛んに行われていたんですよね(当時通っていた韓国料理店が廃業に追い込まれたことを今も覚えています)。

「こんな人は極少数では?」と思う人もいるかと思いますが、当時『在特会』の党首だった桜井誠氏は日本第一党を立ち上げ、東京都知事選で18万票を得ています。それだけだ、こういった過激な行動を支持する人がいるという事です。

2023年の現在は、こういった露骨なヘイトスピーチデモはだいぶ減りましたが、SNSなどではヘイトスピーチがまだまだ盛んに行われているようです。

アンミカさんの2つの疑惑を理由に誹謗中傷・差別行為が行われている

ネットではアンミカさんに関する2つの疑惑が誇張されるような形で広まっています。

韓国済州島からの密入国疑惑

SNSではアンミカさんが「自分で密入国したと発言していた」とか「アンミカは訂正しなかった」と主張する人がいますが、アンミカさんが「密入国した」という発言したことは無いですし、当然訂正する必要もないわけです。

この件の真相はこうです。

アンミカさんは韓国の済州島生まれで、貧しい幼少期を過ごしていたそうです。

テレビ番組『金スマ』では、アンミカさんが済州島から日本へ渡航する再現VTRが流れたのですが、これが見方によっては密入国に見えるような演出(小さな船に乗って日本を目指していた)だったんですよね。

密入国疑惑の証拠とされているのはたったこれだけです。

アンミカさん本人からは密入国という発言はありませんでしたし、バラエティ番組なので脚色しただけの可能性もあります。再現VTRのワンシーンに大きな船を用意する予算はかけられないでしょうしね。

仮に、密入国が事実だったとしても、当時4歳だったわけで、物心も付いてるかどうかも怪しい年齢です。刑事責任が問われる年齢にも達していないのに、責任追及するような声が多いのは意味が分かりませんよね。

当時の映像が見つかったので追記しておきます。

久々にこの映像見ましたが、言うほど密入国っぽくもないですね。

「日本は世界の恥」と反日発言をした?

もう1つは、アンミカさんが「日本は世界の恥」とテレビで発言した件です。

これは完全な切り取りによる印象操作ですね。

この発言がされたのは、自民党の杉田水脈議員が「LGBTは生産性が無い」と差別的とも取れる発言をしたことに対して、「こんな差別的な事をする人が与党政治家でいられるなんて、日本は世界の恥だ」というニュアンスで言ったものなんですよね。アンミカさんは反日でも何でもなく、むしろ人として真っ当な事しか言っていないわけです。

「間違ったことは言ってない」「差別意識による発言ではない」と杉田議員を擁護する声もありますが、これ以外にも杉田議員は度々問題発言を繰り返し、あまり反省を見せていないようです。

例えば、杉田議員は昭和のアニメ『勇者ライディーン』のテーマソングを、替え歌で反中ソングにする事を薦めています。明確な差別意識があり、楽曲制作者への配慮も全くありません。

また、杉田議員の差別意識はLGBTや中国だけでなく、アイヌ民族や韓国人にも向けられています。自身のブログやSNSに以下のように綴っています。

国連の会議に参加したアイヌの人々について「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」などと書き、写真も添えていた。

このことについて、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定したことを読売新聞が報じています。

» 杉田水脈議員「アイヌ民族衣装のコスプレおばさん」などの投稿、人権侵犯と認定|読売新聞

ただ、いまいち理屈が分かりませんが、アンミカさんが杉田氏の問題行動を問題視したことを、「尊厳を傷つけた」と主張する人もいるようです。杉田氏の尊厳を傷付けているのは杉田氏自身だと思うんですけどね…。

誹謗中傷や理不尽な理由による不買運動は違法行為に該当する可能性がある

誹謗中傷が違法行為なのは誰もが知っている事ですが、不買運動も違法になる場合があります。

今回のように、正当な理由が無い理不尽な不買運動は威力業務妨害が成立するのです。

威力業務妨害の罰則は『3年以下の懲役または50万円以下の罰金』となっていますが、これだけではありません。

威力業務妨害は民事訴訟もあります。特に、巨大企業に対する妨害行為は損失額も桁違いになるケースがあるので、賠償額も膨れ上がる可能性があるわけです。

最近、ネット犯罪の取り締まりが厳しくなってきているので、「匿名だから問題無いだろう」と好き放題やっていると取り返しが付かない事態になるので、SNSなどに書き込む前に一呼吸おいて、内容に問題が無いか見直しましょう。

アンミカさんが出演する日清どん兵衛CMの個人的評価

今回、アンミカさんがイメージキャラクターを務めているのは、一般的な『どん兵衛』ではなく、豪華版とも言える『最強どん兵衛』という新商品です。

たしかに、吉岡里帆さんが演じる『どんぎつね』は可愛くて良かったですが、アンミカさんが演じる『最強どんぎつね』もキャラが立ってて好きです。

とても51歳とは思えない若々しさですし、『最強どん兵衛』のイメージキャラクターには可愛さよりも、”最強”という言葉がピッタリくるアンミカさんはハマり役だと思います。

「オバさんがイメージキャラクターとか食欲無くなる」みたいな辛辣な意見もありますが、そんなこと言ったら、長いこと武田鉄矢というオジさんを起用し続けてる、東洋水産の赤いきつねと緑のたぬきの立場がありませんよね(笑)

アンミカさん出演CMが早々終了とのうわさの真相

アンミカさん出演のCMが終了したという噂でSNSが盛り上がっているようです。

政治家まで便乗して騒いでいますが、実はデマなんです。

アンミカさんのCMは終了しておらず、12月24日時点ではプロモーション継続中です。

TikTokではアンミカさんのCM広告が再生され、若者人気は依然高いようですね。

ちなみに、アンミカさんのCMと差し替えられたと噂されたCMがこちら。

可愛らしいアニメーションのCMですね。

実際にはアンミカさんのCMと差し替えられたわけではなく、並行してプロモーション中ということです。

個人的に嫌うのは自由ですが、デマを流したり誹謗中傷したりするのは人としてあるまじき行為なので控えてもらいたいものです。

アンミカ騒動でどん兵衛が安売り!?

今回の騒動で「どん兵衛が安売りになってる!」「不買運動の効果が出た!」と一部で騒ぎになっているようです。

例えば、ローソンでどん兵衛を2点購入すると100円引きになるというものですね。

ところが、実はこれアンミカさんのCMが公開される前の11月にも、同じキャンペーンが行われているんです。

他にも、通常版より83円も安い廉価版のどん兵衛を「安売りしてる!」と勘違いして、拡散している人もいましたね。

また、本当に安売りしている店舗もありますが、今は年末商戦で売り時なので、平時よりも安くなるのは当然なんですよね。

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