今やかなりメジャーな存在となったグノシーで記事をあさっているとこんな記事を発見。
私が子供の頃は多分「大人になったら必要になる」と教わったような気がします。私の小学生の頃の将来の夢は「サッカー選手」か「板前(なぜかw)」だったと思います。なので、勉強していることが将来の為になるとは思えなかったと記憶しています。
小学校低学年の子供たちに向けた最適な伝え方としてこのように書かれています。
夢を叶えるためには勉強することがとても大切
それに「わかる」ってすごく楽しいんだよ!
ごもっともな意見だと思います。
「わかる」ことは勉強を楽しいと感じる要素の一つです。
しかし、わかっても楽しいと感じない場合もあります。
本来、勉強は「わかる」為にするわけです。しかし、わかっても「ふーん」といった程度の感情しか沸かないケースもありますよね。
同じ「わかる」でも何故、「楽しい!」と「ふーん」というように感情が二分されるのでしょうか?一言でいってしまえば「関心」があるかないかです。
この記事の目次
勉強すること自体が「楽しい」と感じるかは個人差がある
関心の程度には個人差があります。例えばテレビゲーム(ゲームを楽しむための操作は「わかった」ことを前提とします)。「わかった」ことで、暇さえあれば一人黙々と一日中飽きることも無く遊び続ける人もいれば、数分で飽きてしまう人もいるわけです。
勉強を楽しいと思わない人でも、楽しいと思える方法が存在する!
実は関心の個人差は埋めることが可能です。
例えば、好きな人がそのゲームに夢中だとしたらどうでしょうか? 共通の話題を得るために必死にそのゲームをプレイしますよね。しかも苦では無いはずです。
このように「わかった」ことを活用する機会が得られれば、多くの人が楽しいと感じられるはずです。
多くの人が勉強を楽しいと思えない理由は、「わかる」ことが出来ても活用する機会が無いからです。活用が出来なければ「何のために勉強しているんだろう・・・」と思ってしまいますよね。
日本人の多くが英語を苦手である理由
日本人の多くが英語を苦手な理由についても同様です。
日本は単一民族国家(厳密には違いますが便宜上)であるため英語を日常的に活用する機会が無いんですよね。これが日本人が英語を苦手とする一番の理由でしょう。
ちなみに、私が中学生の頃は、数ヶ月おきくらいに外国人教師が訪問するくらいで、外国人を地元(茨城)では見かけることはありませんでした。こんな状況では元々英語に関心がある人でもない限り、楽しんで理解することなんて不可能なわけです。
また、「学習することには苦痛を伴うものだ」という意見もあります。
私自身、試験前などは必死の思いで勉強しましたよ。そりゃもう苦痛です。苦労もあって試験は合格するのですが、苦労して覚えたことに限って少し経ったら忘れてしまうんですよね。逆に楽しんで学習したことは今でも鮮明に覚えていることが多いです。そういった理由で「学習することが苦痛」であってはいけないと思います。
近年、日本の英語教育の強化が推し進められていて、2020年を目処に小学3年生を開始時期とする方針だそうです。教育開始時期を早めることで英語の耐性をつけるという意味では良い案だと思いますが、英語を活用できない現状を改善できなければ大きな成果は出ないと思います。
英語が上手くなる最も効果的な手段
英語を楽しく効率よく覚える一番の方法は英語圏の友人や恋人を作ることです。「わかった」ことをその場で活用できますし、より親交を深めることが出来るというメリットもありますよね。
おわりに:学習したら活用できる環境作りが大切
学んだことを活用したくなるのは人の本能だと思います。
例えば、耳寄りな情報を手に入れたら(学習)誰かに話したく(活用)なりますよね。
英語に限らず、「楽しく効果のある学習を行う為には、学習したことを即座に活用できる場を用意すること」これに尽きると思います。