夢を頻繁に見る人は夢の中で思考を働かせることが可能だ。例えば「これは夢だ」といった思考は可能であり、実際私もよくそう思うことがある。
しかし、物事の詳細に関することは思考することが難しい。
例えば夢の中に出てくる”自宅”と、現実の”自宅”では結構異なっていることが多い。しかし、夢を見ている間はそれを本物の自宅だと認識することが出来る。
また、夢を見ている最中に夢だと自覚することが出来ても、就寝してみている夢なのか、それとも昼寝をしてみている夢なのかの判断は難しい。また直前に何を食べたかすら思い出すことは難しい。
さらに、夢の中に見知らぬ人が登場しても「この人は友人だ」という設定になっていれば友人として認識する。また、小学生の頃の友人が夢に登場すれば自分自身が小学生であるかのように認識してしまうことも珍しくない。
私は夢をほぼ毎日見るのだが、明らかに夢の中では記憶が書き換えられているように感じるのだ。そして本来の記憶がどこかに行ってしまっている。しかし、夢から覚めれば記憶は瞬時に元通りになるのだ。一部の夢の記憶を残して。
世の中には不思議な出来事が存在するが、最も不思議なのは人間そのものなのかも知れない。
オチ無し山無し記事ですみません。m(_ _)m