Huluで「何か良い作品がないかな」と探していると目に飛び込んできたのが「さくらん」という2007年に公開された作品。「さくらん」は安野モヨコが原作、蜷川実花が監督を務める作品で花魁(おいらん)の世界を描いた作品だ。
「さくらん」の主要キャストは土屋アンナ、菅野美穂、木村佳乃ら、主題歌には椎名林檎を起用するなど、とにかく豪華な作品。
そして、一番注目すべき点はエロスだ。
映画の年齢制限はあってない様なもの
「さくらん」はPG-12 (12歳未満は保護者の同伴が適当)に指定されているが、ハッキリ言って緩すぎる。土屋アンナ、菅野美穂、木村佳乃らが一糸まとわぬ姿で喘ぎ腰を揺らすのだ。局部こそ隠れている(上は見えてる)もののそれ以外はAVと変わらない。むしろ女優の演技力が高いこともあってかAVよりもエロい。
これが保護者同伴なら年齢関係なく見れてしまうのは流石に問題のように感じる。AVも保護者同伴なら子供でも自由に見れるということになる。そのくらいのモノなのだ。
ハッキリ言ってしまうと「さくらん」とAVの違いは、局部をモノやアングルで隠すか、モザイクで隠すかぐらいしかない。あとは濡れ場シーンに割く時間の比率が多いか少ないかぐらいだ。これは実際に見てもらえば分かるだろう(Huluなら2週間無料で見れるので気になる方は是非)。
AVよりもエロい作品に普通に出演する子役たち
年齢制限のあまりの緩さも問題だがキャスティングにも問題性を感じる。「さくらん」は花魁(おいらん)の世界を描いた作品なので子供の存在は必要不可欠というのは理解できる。
しかしだ。男女の濡れ場が行われる現場に子供が居ることに問題はないのだろうか?言ってしまえばAVの撮影現場に子供を連れてくるようなものだ。
「子役にはそういうシーンは見せていないのでは?」という意見もあると思うが、子供とはいえプロだ。自分の出演している作品はちゃんと目を通しておきたいと考えるのが普通だし、ちゃんと内容を把握しなければ演技は出来ない。年齢的にエロスを理解できるかは分からないが”行為”を見てるのは間違いないだろう。ちなみに私が初めてエロ本を見たのは小3の頃だったが実際に”目覚めた”のは小6だった。どうでも良い話だ。
また、「映画は芸術でAVは性欲を満たす為のものだろ!」という突っ込みもあると思うが、その定義は必ずしも正しいとは思わない。映画でも芸術性を一切感じない下品なだけの作品もあるし、AVでも芸術性やストーリー性にこだわった作品は存在する。それに、AVは制限無く自由な表現が出来るというクリエイティブ性の高さからこの世界に魅了される人は多いと聞く。
子供にアダルトな現場を見せることはそんなに悪いことではないと思う
これまでの私の発言とは矛盾するかも知れないが、子供に濡れ場を見せることは思っているほど悪いものではないと私は思う。AVなんかも余程マニアックなものでもない限り見せても問題は無いと思う。
なぜなら、濡れ場は「愛」があるものだからだ。AVも基本的には「愛し合う行為」を映像に収めたものだ。もし、子供がAVを見てしまっても大人が「あの人達は愛し合っているんだよ」と言ってあげれば悪影響にはならないだろう。夫婦の営みが子供に見られたとしても「うちのパパとママはいつもラブラブなんだよ^^」と友達に自慢するだけだ。それを隠すのは親が恥を掻きたくないだけなのだ。アダルトなことをオープンにしておけば性教育もしやすくなるし、余計なトラブルも減ると私は考える。
菅野美穂は良いものだ
それよりもだ。私は菅野美穂が最も好きな女優なのだが、こういった作品で濡れ場を演じられると色々と複雑な心境になる。男性としてはラッキーという感情が沸く一方で、ファンとしてはそういう一面は見たくないという・・・。
どうでも良いが、私が好きな菅野美穂はガハハ笑いをする菅野美穂だ。四十路を迎えてますます魅力的になったと思う。
ちなみにHuluでは菅野美穂が主演する作品が「さくらん」の他にも
- 働きマン
- 曲げられない女
- 大奥
などが配信されている。
2週間無料で利用できるし、会員になっても1日たったの30円(月額933円)で15,000本の作品が見放題なのでオススメだ。わたしも利用して既に3年が経つが、映画やドラマを見るのにほとんどお金をかけなくなったのでとても重宝している。損はさせないので興味を持たれた人は是非試してみて欲しい。
画像:©角川エンタテインメント