ストリートファイターVのPS4・Steam版、販売を順次停止
ストリートファイターVのPS4版・Steam版、販売を順次停止
カプコンは2026年10月27日、『ストリートファイターV』のPS4版とSteam版について、PlayStation StoreとSteamでの販売を順次停止すると発表しました。理由は、これらのバージョンで使われているプログラミング言語PHPのセキュリティ強化です。GAME Watch、Game*Spark、デンファミニコゲーマーが報じており、GAME Watchと Game*Sparkはカプコンの公式X(ストリートファイター公式)の投稿を出典として挙げています。
すでに持っている人にとって大事なのは、遊べるものと遊べないものの線引きです。報道によると、オンライン機能を使うコンテンツは現在利用できず、修正のための臨時メンテナンスが行われています。一方で、オフラインで遊べるコンテンツは引き続き使えるとされています。
遊べなくなったもの、まだ遊べるもの
各社の記事を突き合わせると、現時点で確認できるのは次の点です。
- 対象は、PS4版とSteam版。PlayStation StoreとSteamでの販売が、順次止まる
- 止まる期間は、修正作業が完了するまで
- オンラインの機能を使うコンテンツは、臨時メンテナンス中のため使えない
- オフラインで遊べるコンテンツ(GAME Watchは、オフライン対戦などを例に挙げています)は、引き続き使える
- 修正の完了や販売再開の日時は、まだ示されていない
デンファミニコゲーマーによると、カプコンはメンテナンスの終了について、改めて連絡するとしています。オフラインで遊べる範囲の細かい一覧は各記事になく、どのモードまで含まれるかは公式の発表で確かめる必要があります。GAME Watchは、「バイオハザード」シリーズのポータルページも、PHPのバージョンアップ対応に伴うメンテナンスで見られない状態だと伝えています。
10月21日の不具合報告から、販売停止までの流れ
デンファミニコゲーマーの記事では、10月21日に公式Xが「意図しない不具合」の発生を報告し、修正のための臨時メンテナンスを告知していたと説明しています。その6日後の10月27日に、販売の順次停止が発表された形です。
Game*Spark は、10月21日にPHPをめぐって「PHP2Shell」と呼ばれる重大な脆弱性2件が公表されていたことにも触れています。ただし同記事は、カプコンが今回の措置とこの脆弱性との関係を説明していない、とも書いています。ここは、関係があるとも、ないとも、現時点では断定できない部分です。当サイトでも、関連づけた書き方はしません。
PS5で遊んでいる人は版を確認
報道は、対象をPS4版とSteam版としています。ここからは筆者の補足ですが、PS5ではPS4用のソフトも遊べるため、PS5本体でPS4版を遊んでいる人も、今回の対象のソフトを使っていることになります。自分のライブラリに入っているのがどの版かは、PlayStation Storeの商品ページで確認しておくと安心です。
これから買おうとしていた人は、PlayStation StoreとSteamでの販売が止まっている間、購入の手続きができません。パッケージ版の扱いは今回の報道に書かれていないため、再開の発表を待つのが確実です。
すでに購入済みの人は、次の点を見ておくとよいでしょう。
- オンラインのコンテンツが使えない理由は、現在行われている臨時メンテナンスだと説明されている
- オフラインで遊べる範囲は、公式の発表で確認する
- メンテナンスの終了は、公式Xなどの告知を待つ
- メールやSNSで「復旧のために」とパスワードの入力を求められても、公式の発表かどうかを確かめ、安易にログイン情報を入れない
古い作品でも続く、プログラム更新の手間
『ストリートファイターV』は2016年に発売された対戦格闘ゲームで、デンファミニコゲーマーによると、2026年6月末時点の累計販売本数は800万本です。発売から10年たった作品が、いまも販売とオンライン運営の対象になっていることが分かります。
ここからは筆者の見方です。発売から10年たつオンラインゲームでも、裏側で使われているプログラムの更新は止められないことを、今回の件は改めて感じさせます。同じ時期に、カプコンの別シリーズのポータルページでもPHPの更新対応によるメンテナンスが報じられており、作品単体というより、会社全体でPHPの更新に取り組んでいる可能性があります(これは報道からの推測で、カプコンは説明していません)。販売を止めてまで修正を優先した点は、買う人が不具合に当たらないようにする対応として、納得できる判断に見えます。
一方で、再開の見通しが示されていない点は、利用者には不安が残ります。理由の詳しい説明(どの機能に、どんな問題があったのか)も、いまのところ報道にはありません。確かな情報が出るまでは、「いつ戻る」といった噂や、SNSの予想には頼らないほうが安全です。新しい発表が出たら、この記事に追記します。
出典
- GAME Watch「ストリートファイターV」が販売を順次停止。PHPに関するセキュリティ強化のため
- Game*Spark『ストV』、“PHP”のセキュリティ強化で一時販売停止へ
- デンファミニコゲーマー『ストリートファイターV』PS4・Steam版の販売を一時停止へ
2026年10月27日時点の情報です。












