カーライフ
投稿日:2023年07月16日更新日:2023年07月16日

【経験談】車のタイヤに釘が刺さっていたらどうしたらいい?【パンク修理】

あなたは車のタイヤに釘が刺さるトラブルに遭遇したことがありますか?

「十数年クルマに乗ってるけどそんなトラブル一度も遭ったことない」という人もいれば、「今年だけで2回も釘を踏んでパンクした…」という人もいます。それだけ運が左右するトラブルであると言えますね。

というわけで今回は、運悪くタイヤに釘が刺さってしまった場合、どうすれば良いのかを実体験をもとに解説していきます。

【結論】車のタイヤに刺さった釘は自分で抜かない事

まず結論から言います。

タイヤに釘が刺さっていたのを見つけても自分では抜かず、ディーラー、カー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンドに持ち込むのがベストです。

なぜなら、釘を抜くと空気が抜けるスピードが速まるからです。

それで空気が抜けて自走困難になってしまったら、レッカー費用まで掛かってしまいますからね…。

なので、自分では触らずプロに任せた方が安全です。

また、釘が刺さった状態で長距離走行や高速走行は行わないのが無難です。最寄りの専門店などに持ち込みましょう。JAF会員であれば無料レッカーを利用するのもアリです。

ちなみに私は、何も考えずに抜いてしまって、その直後に「あ、これ、抜かない方がいいヤツでは…?」と我に返りました(;^ω^)

自分でタイヤに刺さった釘を抜いて空気漏れを確かめる方法

プロに任せたほうが良いといっても、「大したことなかったら行くの無駄になるから自分で確認したい」という場合もあると思います。

その場合は次の手順で作業しましょう(推奨はしません。自己責任で行ってください)。

1. すぐに専門店に車を持ち込める状況で作業する

大前提として、すぐに専門店に車を持ち込める状況で作業するようにしましょう。

空気が漏れが確認された場合、その日のうちに専門店に持ち込めなければ、空気が抜けて自走出来なくなる可能性がありますからね。

レッカーを呼ぶ事態になればそれこそ大損なのでこれはマストです。

2. タイヤに刺さった釘を抜く

続いてタイヤに刺さった釘を抜きます。

と言っても、指でつまんで引っ張っても抜けないので工具が必要になります。

ペンチニッパーを用意しましょう。

  1. まず、深く刺さっている場合は、ニッパーで釘の頭の部分に引っ掛けて浮かせます。
  2. 次に、浮かせた部分をペンチで掴み引き抜きます。

これで抜けました。

3. 空気漏れを確認する

空気漏れを確認するには、石鹸水や台所洗剤を薄めたものを釘が刺さっていた部分に少量垂らします。

空気が漏れていれば泡が出ます

普通の水だとすぐ流れ落ちて確認が難しかったり、微量の空気漏れでは判断が付かない場合も多いので、石鹸水や台所洗剤を薄めたものが必要になるわけです。

なお、空気漏れが無ければ穴は貫通してないので乗り続けても問題無いはずですが、貫通ギリギリという場合もあるので、ちょっとした衝撃や劣化でパンクするかも知れません。走行に違和感を感じたらすぐに修理に出した方が良いでしょう。

4. 釘が刺さっていた場所に目印を付ける

最後に、釘が刺さっていた箇所に目印を付けておきましょう。

修理に出す場合、目印がないと場所を探すのに時間がかかり、工賃が上乗せされる可能性があります。

パンク修理にかかる費用

パンク修理にかかる費用は『外面修理』と『内面修理』で変わります。

外面修理

外面修理はタイヤの外側から修理する為、タイヤをホイールから取り外す必要が無く、短時間で作業が終わるため安価です。

修理費用は2,000円程度です。

内面修理

内面修理はタイヤの内側から修理する為、タイヤをホイールから取り外す必要があります。その分作業時間がかかるため高価です。

また、内面修理は内側の状態までしっかり確認出来る為、より正確な修理が可能です。

修理費用は3,000~5,000円程度です。

・・・

ちなみに私はオートバックス会員なので、外面修理を無料でしてもらいました!

必ずしもパンク修理が可能ではないことに注意

タイヤのパンク修理は必ず出来るわけではありません。

基本的には、トレッド部と呼ばれる接地面のみ修理可能です。

側面のキズや、大きなキズ、キズが複数ある場合は修理できません。


出典:タイヤ館

なぜ、トレッド部だけが修理可能なのかと言うと、トレッド部にはベルトと呼ばれる強度の高い補強材が組み込まれているので、パンク修理にも耐えられるわけです。

それ以外の部分は十分な補強がされておらず、タイヤが裂けてしまうんですよね。


出典:シノハラタイヤ スタッフブログ

修理が出来ない場合はタイヤ交換が必要

当然、修理が出来ない場合はタイヤ交換が必要になります。

1本だけ変えれば済むというわけではなく、場合によっては4本すべて交換が必要になる場合もあります。

タイヤが新品に近い状態であれば1本だけ交換で問題ありません。

逆に、タイヤの摩耗が進んでいる場合は、4本あるいは2本交換します。なぜなら、1本だけ変えてしまうと性能差で運転に支障をきたしてしまうからです。

2本だけ変える場合は、駆動輪に新品タイヤを装着し、そうでない方に古いタイヤを装着することでバランスが取れます(駆動輪のほうが消耗が早い為)。

ちなみに私の場合は、かなりキワドイ位置だったらしく、「修理出来ません」と断られた店舗、「修理可能だけどリスク回避のため交換がおすすめです」と提案する店舗(オートバックス)の2パターンがありました。

まだ新車に近い状態なので1本だけ交換するという選択も出来たのですが、それでも4~5万円するので、リスクを承知の上で修理をして様子見することにしました。

修理材が目立ってカッコ悪いのですが、調べた限りでは、ある程度飛び出ていた方が空気漏れしにくいそうなので、削れて目立たなくなるまで放置しようと思います( ;∀;)

この記事が参考になりましたら幸いです。

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