カーライフ
投稿日:2023年02月27日更新日:2023年07月13日

【特別な道具不要】車の塗装に付いた花粉由来のシミを手軽に落とす方法

シャンプー洗車しても落ちない!

と、車の塗装面に付いたシミに頭を悩ませている人は多いと思います。

シミにはいくつか種類がありますが、今回は2月下旬頃から問題になってくる花粉汚れに対象を絞って解説していきます。

花粉は雨に濡れるとペクチンという成分を出してシミになる

花粉自体は粉状なのでサッと拭きとれば簡単に取れるのですが、雨に濡れてしまうと厄介なんですよね。

花粉は雨に濡れるとペクチンというタンパク質を出し、シミになります。

以下の画像は、私の愛車MAZDA3が花粉でシミになってしまった姿です(直前に洗車したのにも関わらずこれです)。

ペクチンは塗装内部に入り込み分子レベルで結合する為、シャンプーや少し擦った程度では落ちません

塗装表面に浮き出ているシミは落ちますが、内部に入り込んだシミは物理的に落とせないのです。一見落とせたように見えても薄っすら跡が残っていたりします。

ペクチンを落とすには熱を加えると良い

ペクチンは熱分解が出来るので、塗装内部に入り込んでも50℃~80℃の熱を加えることで落とすことが出来ます。

あまりシミが気にならないという人は、夏まで待つのも一つの手です。

夏場はボンネットが高温になるので、その熱でペクチンは分解されて無くなります。

しかし、「夏までシミだらけなんて耐えられない!」という人もいるでしょう。むしろ、この記事を読んでいる人は99%がそう思っているはずです。

というわけで、実際に私が試したペクチン除去方法を紹介したいと思います。

私がオススメする塗装に付いたペクチン除去方法

ペクチンを除去するには熱を加えれば良いわけですが、ヒートガンスチーマーが使える人ばかりではないと思います。

比較的にどんな人でも実践出来て、実際に私が試して効果があった方法を紹介します。

熱湯に浸したタオルで蒸す!

文明の利器が無くてもペクチンは落とせます。

熱湯に浸したタオルで蒸しましょう。

熱湯の温度は100℃、つまり沸騰した状態で大丈夫です。なぜなら、バケツに移したり、タオルが空気に触れた時点で適温まで下がるからです。

実践した光景はこんな感じです。

汚れたタオルが載っていますが、擦るわけでもないので問題ありません。

また、擦らないのでマイクロファイバータオルじゃなくても大丈夫です。

家中のタオル総動員で取り掛かりましょう。

コツとしては上の写真のようにあらかじめタオルを熱湯に浸しておいて、それを車にペタっと貼り付けるようにすると効率的です。

タオルは絞らずそのまま貼り付けてください。

絞ってしまうと冷めるのが早いので、熱分解が起こらず落ちない可能性が高いです。

タオルで蒸す時間は30秒ほどで十分だと思います。

水滴をそのままにすると水ジミになってしまうので、部分ごとに施工してこまめに水滴を拭き取っていきましょう(熱湯なので乾くのも早いです)。

ちなみに、作業の際は『裏毛の付いた厚手のゴム手袋』を装着すると、数秒程度であれば熱湯に触れても平気なので活用しましょう。

熱湯だけでなく冬場の洗車でも手が冷えないので、1つ持っておくと便利ですよ(繰り返し何度でも使えます)。

裏毛が無かったり、厚手でないゴム手袋では普通に火傷するので、『裏毛 × 厚手』の組み合わせのゴム手袋を選びましょう。

ちなみに私が使っているのは下記のエステー製 ゴム手袋です。

ちなみに、花粉ジミが出来やすいルーフとボンネットを施工するのに、5リットルのバケツ4倍分の熱湯を使いました。

もっと大きなバケツと沢山のタオルを使えば、もっと効率良く作業出来るかと思います。

気温が高い日に行うともっと効率的

紹介した花粉ジミ除去方法は気温が高い日に行うと効率的です。

熱湯タオルの温度を高いままキープすることが重要なので、気温が高ければタオルは冷めにくいわけです。

紹介した方法は2月の寒い時期に行ったので、バケツ4杯の熱湯が必要でしたが、気温が20℃近い3月、4月頃であればバケツ1杯で十分ですし、絞ったタオルでも冷めにくいので水ジミのリスクを無くせます

ペクチン除去完了!仕上がりは?

ペクチン除去後の仕上がり写真はこんな感じです。

同じ環境での撮影が難しかったので比較は出来ないのですが、ルーフをライトで照らしてもシミは浮かび上がらなかったので、成功と言えるでしょう!

ざっくりまとめると…

ざっくりまとめるとこんな感じです。

  1. 沸騰した熱湯(100℃)を用意する
  2. 熱湯をバケツに移し、タオルを浸しておく(この時点で適温である50℃~80℃まで下がる)
  3. 熱湯タオルを絞らず車に貼り付けて30秒ほど待つ(裏毛付ゴム手袋の使用を推奨)
  4. 水滴を拭き取る(水ジミ防止)
  5. 完成(気温が高い日に行うとより簡単!)

これでもう花粉ジミも怖くない!さあ、実践しよう

というわけで、花粉に含まれるタンパク質『ペクチン』の誰でも出来る除去方法の紹介でした。

この方法なら、マンションなどの集合住宅でも実践出来る人は多いはずなので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね(‘ω’)ノ

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