カーライフ
投稿日:2023年08月16日更新日:2023年08月16日

【素人でも自宅で簡単】車のタイヤ空気圧チェック&空気を入れる方法【点検の実態、やらないデメリットも解説】

「タイヤの空気圧チェック、やらないといけないのは分かってるけど、面倒臭くてサボりがち…」という人、「そもそも、どうやって空気圧チェックをすればいいのか分からない…」という人など、色々いるかと思います。

正直な話、私もそうでした。
オイル交換のついでに空気圧チェックを頼む程度だったんですよね…。

ということで今回は、

  • タイヤ空気圧チェック&補充の実態
  • タイヤ空気圧の低下で生じるデメリット
  • 素人でも自宅で簡単に出来る、空気圧チェック&補充の方法

の3点を紹介・解説していきます。

こんなに少ない!?タイヤ空気圧チェック&補充の実態

日本自動車タイヤ協会によると、推奨される『月1回のタイヤ空気圧チェック&補充』を実践している人は、わずか25%ほどしかいないという統計が出ています。

つまり、7割以上の人が満足に点検をしていないという事です。

また、その理由は下記の通りです。

  • 「自分でチェックする方法がわからない」・・・47.2%
  • 「面倒だから」・・・36.9%
  • 「あまり距離を走ることがないため」・・・25.6%

いずれも、以前の私にも当てはまる内容ですね…(汗)

ちなみに、走る距離に関係無く空気は抜けます。その量、1カ月で5%(10~20kPa)ほどと言われています。

空気の分子はタイヤゴムの分子構造の隙間よりも小さいので、あらゆる部分から空気は少しずつ抜けていってしまうという事なんです。

結構深刻かも。空気圧の低下で生じる7つのデメリット

タイヤ空気圧が低下することで様々なデメリットが生じます。中には重大なトラブルを引き起こしてしまうモノもあります。

ここでは空気圧の低下で生じる7つのデメリットを紹介します。

燃費が悪化する

指定空気圧より50kPa低いと、おおよそ4%ほど燃費が悪化すると言われています。

1カ月で10~20kPaほど減るので、2~3カ月間空気を補充しないと50kPaほど低下する計算ですね。

加速が鈍くなる

空気圧が低下すると、タイヤが潰れて接地面が増える為、摩擦抵抗が増え加速が鈍くなります。

ハンドルが重くなる

加速と同様、摩擦抵抗が増えることでハンドルが重くなります。

軽快な運転を楽しみたいなら、空気圧は適正値をキープしましょう。

車の安定性が悪化

ハンドルが重くなるのと関連して、車体が不安定になるという問題もあります。

タイヤの空気圧が低下すると潰れやすくなるわけですが、その状態でハンドルを切るとタイヤがよじれてしまい、不安定な動きになってしまうんですよね。

バーストするリスクが上がる

先ほど『ハンドルを切るとタイヤがよじれる』と話しましたが、直進状態でも似たような現象が起こります。

空気圧が低下した状態では、直進状態でもタイヤがたわみ変形しやすいので、無理な負荷がかかりバースト(破裂)してしまうという事です。

バーストは低速走行時より高速走行時のほうが起こりやすく、重大な事故に繋がる可能性が高いので気を付けましょう。

ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなる

ハイドロプレーニング現象とは、雨天走行時にタイヤと路面の間に水の膜が出来て、摩擦力が失われコントロール不能になってしまう現象です。

空気圧が低下してタイヤが潰れることで水を排出し難くなるので、ハイドロプレーニング現象のリスクが上がるのです。

タイヤの寿命を縮める

タイヤは適正な空気圧の時にバランス良く摩耗されるように作られています。なので、空気圧が低下すると本来のバランスが崩れ、偏って摩耗されてしまうわけです。

偏って摩耗されたタイヤは安全性に欠ける為、結果としてタイヤの寿命を早めることになるのです。

意外なモノが使える!素人でも自宅で簡単、空気圧チェック&補充の方法

空気圧を適正に保つことの重要性を説明したわけですが、月1ペースでガソリンスタンドやカー用品店でチェックするのは面倒な人も多いかと思います。

でも安心してください。

素人でも自宅にあるもので簡単に空気圧チェック&空気補充をすることが出来るんですよね。

それは『自転車の空気入れ』です。

自転車の空気入れで、車のタイヤに空気を入れられる!

特別な器具が必要と思われがちな車のタイヤの空気補充ですが、実は全然そんなことないんですよね。

車のタイヤ空気圧は自転車のタイヤよりも低いので、自転車より小さな力で補充することが可能なんです(車が200~290kPaなのに対し、自転車は300~900kPa)。

こういう1,000円ぐらいで売っている、昔ながらの空気入れですね。

ただ、自転車は英式バルブ、車は米式バルブを採用している事が多いので、変換アダプターが必要です。

また、昔ながらの自転車空気入れには空気圧ゲージが付いていないと場合が多いと思うので、それだと空気は入れられても空気圧チェックは出来ません。別途、空気圧ゲージ単体で購入する必要があります。

コスパ良く効率的に車のタイヤに空気を入れるならコレがオススメ

自宅でコスパ良く簡単に、車のタイヤの空気圧チェック&空気補充をするのであれば、『パナレーサー ワンタッチポンプ』がオススメです。

私がこの商品を選んだ理由は下記の通りです。

  • 1952年設立の日本老舗メーカーで高い信頼性を誇る
  • 空気圧ゲージを搭載しているので、空気圧を確認しながら空気を入れられる
  • エアリリースボタンを搭載し、入れ過ぎた空気を排出可能
  • シリンダーの改良により少ない力で空気を入れられる
  • 変換アダプター同梱で英式、米式、仏式バルブに対応
  • アナログメーターなので不具合が起きにくそう
  • 機能が充実している割にはコスパが良い

『パナレーサー ワンタッチポンプ』を使った空気圧チェック&空気補充の手順を解説

続いて、先ほど紹介した『パナレーサー ワンタッチポンプ』を使った場合の、空気圧チェック&空気補充の手順を解説していきます。

1. 付属の変換アダプターを装着する

まず、商品に付属されてる変換アダプターをタイヤ側のバルブに装着します。

パナレーサー ワンタッチポンプは基本、英式・仏式の2対応で、付属されている変換アダプターを使うことで米式にも対応する形になります。

ネジ式になっているので素早く取り付けましょう(モタモタしていると空気が抜けてしまうので)。

2. ノズルをバルブに装着する

パナレーサー ワンタッチポンプのノズル部分を、変換アダプター(米式 → 英式)を取り付けたバルブに装着します。

ノズルのグレーの出っ張りがある方が英式なので、こちらが出っ張っている状態でバルブに押し当てます。グっと押し当てるとブルーの部分が飛び出します(写真参照)。

3. 空気圧を確認する

装着が完了した時点では空気圧ゲージはゼロを指したままなので、1~2回ポンプをプッシュします。そうすると現在の空気圧を確認出来ます。

写真では240kPaを指しているので適正値より10kPaほど少ないですね(MAZDA3の場合)。

指定空気圧は運転席側ドアを開けた場所か、給油口のフタの裏側に書かれているので、ご自身の愛車を確認してみてください。

4. 必要に応じて空気を補充する

指定空気圧より低かった場合は空気を補充します。

10kPa程度であれば10~20回ほどプッシュすれば補充されます。しかも自転車よりも少ない力で注入可能です。

1カ月で低下する空気圧は10~20kPa程度なので、そこまで大変ではないんですよね(タイヤ4本で5分程度の作業)。

ちなみに、入れ過ぎた空気は、下の写真の黄色の丸で囲った部分にある『エアリリースボタン』を押すことで調整可能です。

6. ノズルを取り外す

ノズルを取り外す際は、飛び出たブルーの部分をへこますように力を入れると、簡単に取り外せます。

次にバルブに取り付けた変換アダプターを取り外します。空気が抜けないように素早く取り外しましょう。

これで作業完了です。

やってみると意外と簡単で面倒じゃない!安全性と燃費の向上の為にもぜひ試してみて!

ということで今回は、

  • タイヤ空気圧チェック&補充の実態
  • 空気圧が低下する事でのデメリット
  • 素人でも自宅で簡単に出来る、空気圧チェック&補充の方法

この3点を解説しました。

私も面倒で疎かにしていたタイヤ空気圧チェックですが、やってみると意外と簡単で、この作業なら週1ペースでも苦じゃないですね。

安全性と燃費を向上させる重要な要素なので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

また、今回紹介した『パナレーサー ワンタッチポンプ』もとても便利で良い商品なので、ぜひ使ってみてくださいね。

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