カーライフ
投稿日:2023年07月28日更新日:2023年07月28日

「最近の洗車機は傷付かない」は間違い。洗車傷が付いてしまう納得の理由

短時間で洗車が終わるので便利な洗車機ですが、手洗い洗車に比べて洗車傷が付きやすいというデメリットがあります。

最新の洗車機はほとんど傷が付きませんよ。」とオススメしてくる人もいますが、これは半分本当で半分間違いなんです。

というわけで今回は、『洗車機で洗車すると傷が付いてしまう納得の理由』を話していきます。

理由1. 洗車機は汚れの状態に関係無く決まった動作をする

まず1つ目の理由ですが、洗車機は決まった動きしか出来ないという事ですね。

いくつかのコースから選べるものの、結局は決まった数パターンの動きで洗車が行われるわけです。

洗車前の車の汚れ具合は千差万別です。

あまり汚れていないクルマであれば良いのですが、極端に汚れている車であれば、水で汚れが流れ落ちる前にブラシ洗車に移行するので、当然、傷になってしまうわけです…。

『汚れの状態を検知して水洗い時間が増減する』といった仕組みがあれば良いのですが、そういう可変的な動きは搭載されていないので、利用者側が気を付けて利用する必要があるのが現状です。

理由2. ブラシの汚れや劣化によってベストな状態を維持できない

当然ながら、洗車機のブラシは汚れたり劣化します。

つまり、ブラシの状態によっては傷つく可能性が高いという事になります。

直前に洗車したクルマがかなり汚れていた場合は致命的

洗車機の中にはブラシの自動洗浄機能が導入されているものもありますが、それも十分とは言えません

特に、ドロドロに汚れた車が洗車したら、そのブラシは悲惨な状態なはずです。自動洗浄でどうにかなるとは考えにくいです。

その次に利用する人の車には、しっかりと傷が入ってしまう可能性が高いと言えるでしょう。

ブラシの交換は数年に1回程度という現実

また、ブラシの交換頻度は数年に1回、耐用台数は45,000~60,000台と言われています。

手洗い洗車をしている人からすれば、45,000~60,000回も同じマイクロファイバータオルやスポンジを使うなんて考えられない事ですよね。

それだけ耐久性が高いという事なんだとは思いますが、交換時期が近い状態のブラシでの洗車はそれなりのリスクはあると思われます。

洗車機を使う場合、最低限やっておきたい事

利用者が洗車機のコンディションを把握するのは難しいと思うので、そのリスクは理解して利用する必要があると思います。

それとは別に、洗車機を利用する上で、最低限やっておきたいことを紹介します。

可能であれば予洗いをする

洗車場によっては予洗いをするスペースが用意されていたりします。

汚れが目立つ場合は、洗車機に通す前に予洗いをすることで、傷が付くリスクを最小限に出来ます。

洗車後の水滴の拭き上げは必ず行う

洗車において水シミ(イオンデポジット)は洗車傷よりも厄介と言われています(陥没して塗装が抉れてしまうこともあるため)。

なので、タオルを持参して、洗車後は必ず水滴を拭き取るようにしましょう。

夏場はあっという間に乾いてシミになってしまうので、吸水性の大判タオルで一気に拭き取ることが大切です。

『あすかさんガレージ』というユーチューバーさんが作った『OHAJIKI』というブランドのタオルがオススメです(下記動画の5:10~で使っているもの)。

利用者の評判もかなり良く、自身のブランドの看板を背負って商品を販売されているので、かなりクオリティの高い商品だと思います。

ちなみに、動画だとグレー色ですが、現在はブランドカラーに合わせた紺色に変更されているようです。

どんな洗車方法でも洗車傷は出来るのは避けられない。どこまで許容するかでベストな選択を

今回は、洗車機のデメリットにフォーカスした内容でしたが、洗車する以上はどの方法でもある程度の洗車傷は付きます

「時短を第一に考え、洗車傷をある程度許容する」のであれば洗車機は良い選択だと思いますし、「時間はかかっても良いけど、洗車傷は最小限に抑えたい」のであれば手洗い洗車が良いでしょう。

自分の目的・価値観に合わせてベストな選択をしましょう。

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