
ヘルダイバー2の評価・レビュー【口コミ・評判】荒れた理由も解説
『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』は、2024年2月8日にソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売された協力型のTPS(三人称視点シューティング)です。開発はスウェーデンのArrowhead Game Studiosで、PS5とPC(Steam)で同時に発売され、2025年8月にはXbox版も登場しました。4,480円という手頃な価格もあって世界的なヒットになり、口コミでは「仲間とワイワイ遊ぶと最高に楽しい」という声が圧倒的です。その一方で、バランス調整やアカウント連携をめぐって、何度も評価が荒れてきた作品でもあります。
この記事では、Metacritic、Steam、ファミ通のクロスレビュー、発売後の騒動の経緯をもとに、ヘルダイバー2の評価・レビューを整理し、今から始めても楽しめるのかを考えます。※2026年11月2日時点で確認した情報です。
ヘルダイバー2のメタスコアとユーザー評価
MetacriticのPS5版メタスコアは82点で、区分は「Generally Favorable(おおむね好評)」です。レビュー67件の内訳は、好意的62件(93%)、賛否4件(6%)、否定的1件(1%)でした。オンライン専用の協力ゲームは、発売時のサーバーや中身の薄さで評価を落としやすいジャンルですが、本作はメディアからほぼ一様に支持されています。
ユーザースコアは7.5(3,075件)で「おおむね好評」。ただし内訳は好意的72%、賛否11%、否定的17%で、否定的な票が2割近くあります。後で紹介するバランス調整やアカウント連携の問題に不満を持ったプレイヤーの票が、ここに表れていると考えられます。
国内では、週刊ファミ通(1839号)のクロスレビューで8・7・7・8点の合計30点でした。宇宙からの支援攻撃を呼ぶ緊張感と爽快感、協力プレイのハードルの低さが評価された一方、ソロでの難しさや、ジャンプや使いやすい回避がない操作感が好みを分けそうだと指摘されています。
各メディアのレビュー・評価
Metacriticに掲載されている主なレビューを要約しました(点数はMetacritic上の表記、2026年11月2日時点)。
Pocket-lint 100点
1人で野良のプレイヤーと遊んでも、兄弟と一緒に遊んでも、とにかく楽しいという点を最大の魅力に挙げています。
CGMagazine 90点
チームワークと戦術的なゲームプレイの力を証明する作品だと評価しています。
Digital Chumps 85点
目標に向かって進む楽しさを、映画『スターシップ・トゥルーパーズ』へのおちゃめなオマージュで包んだゲームだと表現しています。
Video Chums 81点
優れたユーモアのセンスと、たっぷり用意されたアンロック要素の手応えを評価しています。
The Jimquisition 35点
Metacriticで唯一の否定的なレビューで、「製品として壊れている」と厳しく批判しています。ゲームの楽しさとは別に、製品としての作りに問題を感じたという立場です。
Steamのユーザーレビュー
PC版のSteamでは、英語のレビューで642,261件中79%が好評の「やや好評」でした。件数の多さは、それだけ多くの人に遊ばれてきた証拠です。ただし、2026年11月2日時点の過去30日間は10,536件中35%しか好評がなく「やや不評」と表示されていました。直近の不評の原因は今回確認できていませんが、本作のSteamレビューは、アップデートや運営の判断があるたびに大きく揺れ動いてきた経緯があります。

評価されている点
コマンド入力で呼ぶ「ストラタジェム」
本作の代名詞が、空爆や武器、固定砲台などを宇宙から呼び寄せる「ストラタジェム(戦略支援)」です。ファミ通の先行レビューによると、支援ボタンを押しながら方向キーでコマンドを入力して呼び出す仕組みで、仲間の増援もこの方法で呼びます。敵に追われながら焦ってコマンドを打ち込み、支援が届くまでの数秒を耐える。この緊張感と、届いたあとの爽快感が、クロスレビューでも真っ先に評価されていました。
最後まで気が抜けないミッションの流れ
1回のミッションは、マップから降下地点を選び、敵の討伐や装置の起動といった目標をこなしたあと、脱出艇を呼んで離脱するまでが一区切りです。ファミ通の先行レビューによると、脱出艇が到着するまでは押し寄せる敵からの防衛戦になり、乗り遅れると脱出失敗になります。目標を達成しても最後の数分で全滅することがあるので、終盤ほど緊張感が高まる作りです。この山場があるからこそ、無事に脱出できたときの達成感が大きいんですよね。
フレンドリーファイアが生むハプニング
味方への攻撃は常に有効で、空爆の範囲に仲間を巻き込むこともしょっちゅうです。ミッション中の復活は4人合計で最大20回までという制限もあるため、うっかりミスがチームの命取りになります。それでも、失敗すら笑い話になるパーティーゲームのような楽しさがあると、ファミ通は紹介しています。真面目に作戦を立てても、思わぬ事故で全滅する。そんな「わちゃわちゃ感」が、本作が多くの人に愛される理由だと思います。
手頃な価格と、無料で追加され続ける要素
発売時の価格は4,480円(税込)で、フルプライスの新作の半額ほどです。クロスレビューでも「手頃な価格で仲間と賑やかに遊べる」点が挙げられていました。武器やアーマーをアンロックする「ウォーボンド」は、ゲーム内で集めたスーパークレジットでも解放できるので、お金をかけずに装備を増やしていくことも可能です。
記録的なヒットで、遊び相手が見つかりやすい
ソニーは2024年5月の決算説明会で、本作の販売本数が同年5月4日時点で1,200万本(PS5版とPC版の合算)に達したと明らかにしました。同じ期間の『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』の記録を上回ったとされています。プレイヤー人口が多いほど野良のマッチングもしやすく、協力ゲームにとっては大きな強みです。

批判されている点
PSNアカウント連携をめぐる騒動
本作の評価を最も大きく揺らしたのが、2024年5月の騒動です。Steam版でもPSNアカウントとの連携を必須にする方針が示されると、Steamには48時間足らずで10万件を超える不評レビューが寄せられました。さらに、PSNが提供されていない150以上の国と地域でSteam版が購入できなくなり、反発が広がります。結局、PlayStationは5月6日に連携必須化のアップデートを見送ると発表しました。PS5版のプレイヤーには直接関係のない話ですが、運営への不信感として今も語られる出来事です。
弱体化中心のバランス調整
2024年8月の大型アップデートでは、最高難易度の追加と同時に、火炎放射器が不具合の修正をきっかけに実質的に弱体化したことなどから不満が噴き出し、Steamの直近の評価は「やや不評」まで落ちました。デザインチームを率いるChief Creative OfficerのJohan Pilestedt氏は、これまでの調整は「バランスだけを重視しすぎていた」と認め、9月のアップデートでは30種類以上の武器と戦略支援を調整し、硬い敵の装甲を弱める方向へ切り替えています。2026年4月のアップデートでも敵の調整が批判され、3日間で3,000件を超えるレビューの好評率が20%を下回りましたが、開発元はホットフィックスで調整前の性能に戻す対応を取りました。
ソロだと厳しい
ファミ通のクロスレビューでは、複数のレビュアーがソロでの難しさを挙げていました。敵の数に押されやすく、1人ではストラタジェムを呼ぶ余裕も作りにくいため、基本的には仲間と遊ぶことが前提のゲームです。野良のプレイヤーとの意思疎通の大切さも指摘されています。
テンポの重さと、似たミッションの繰り返し
ダッシュの遅さやリロードのもたつき、全体的に重いテンポは、好みが分かれるところです。似た印象のミッションが続くことや、ミッションに失敗すると経験値や素材が得られない仕様を「きつい」と感じたという声も、クロスレビューに載っていました。
なぜメディアの評価は高いのに、ユーザー評価は荒れるのか
中身ではなく「運営」への評価が混ざる
メディアのレビューは発売直後のゲームの中身を評価したもので、その中身はほぼ全員が「楽しい」と認めています。一方、Steamのレビューは今も書き込まれ続けていて、アカウント連携やバランス調整といった運営の判断があるたびに、不満が一気に数字へ表れます。つまり、評価の揺れの多くは「ゲームが面白いか」ではなく「運営の方針に納得できるか」の話なんですよね。
長く遊ぶ人ほど調整の影響を受ける
やり込んでいるプレイヤーほど、愛用の武器が弱くなったときの落胆は大きくなります。逆に言えば、これから始める人や、たまに友人と遊ぶ程度の人にとっては、こうした調整の影響はそれほど大きくありません。直近の評価が下がっていても、それが自分の遊び方に関係するかどうかを見極めるのが大切だと思います。
購入前に知っておきたいこと
価格とエディション
2026年11月2日時点のPlayStation Storeでは、スタンダードエディションが4,480円、追加のアーマーや武器が付くスーパー市民エディションが通常6,480円のところ20%オフの5,184円(11月4日まで)で販売されていました。追加装備を早く手に入れたい人以外は、スタンダードエディションで十分楽しめます。
プレイの条件
本作はオンライン専用で、PS5で遊ぶにはPlayStation Plusへの加入が必要です(別売り)。CEROレーティングはZ(18才以上のみ対象)なので、購入できる年齢にも注意が必要です。PS5 Proの性能を生かす「PS5 Pro Enhanced」にも対応しています。

ヘルダイバー2はおすすめ?口コミを踏まえた結論
口コミと評価を総合すると、一緒に遊べる友人がいるなら、今からでも十分に元が取れる協力ゲームです。運営をめぐる騒動や調整への不満は確かにありますが、ゲームの核にある「仲間と混乱しながら任務をこなす楽しさ」は、発売から2年以上たっても色あせていません。
ハマりやすい人
- 友人と通話しながら、作戦と事故の両方を笑い合って楽しみたい人
- 支援要請のコマンドを素早く打ち込む、独特の操作に燃えられる人
- 高難易度の協力ミッションに、何度も挑み続けるのが好きな人
- 手頃な価格で、長く遊べるオンラインゲームを探している人
向かないかもしれない人
- 基本的に1人で、自分のペースで黙々と遊びたい人
- 軽快に走り回ってジャンプするような、スピード感のある操作を好む人
- 武器の強さがアップデートで変わることに、強いストレスを感じる人
購入を決める前には、Steamの直近のレビュー傾向と最新のアップデート内容を一度確認しておくと安心です。そのうえで、一緒に降下してくれる仲間を誘えるなら、迷わず飛び込んでいい作品だと思います。
