
グラブル リリンクの評価・レビュー【口コミ・評判】不満点も解説
2024年2月1日にCygamesから発売された『GRANBLUE FANTASY: Relink(グランブルーファンタジー リリンク)』は、PS5・PS4・PC(Steam)で遊べるアクションRPGです。スマホの人気RPG『グランブルーファンタジー』の世界を3Dのアクションに仕立てた作品で、口コミ・評判をひと言でまとめると「原作を知らなくても楽しめる、手触りの良いアクション」という評価が中心です。一方で、ストーリーの短さや物語の掘り下げについては、物足りないという声も少なくありません。
この記事では、Metacritic、Steam、ファミ通のクロスレビューや開発者インタビューをもとに、リリンクの評価・レビューを整理し、どんな人に向いているゲームなのかを考えます。※2026年11月2日時点で確認した情報です。
グラブル リリンクのメタスコアとユーザー評価
MetacriticのPS5版のメタスコアは80点で、区分は「Generally Favorable(おおむね好評)」です。レビュー件数は73件(機種切り替え欄の表記は75件)で、内訳は好意的61件(84%)、賛否12件(16%)、否定的0件でした。否定的なレビューが1件もない一方、16%が「賛否」に入っているのがポイントで、「良くできているが、手放しで絶賛とまではいかない」という温度感が読み取れます。
ユーザースコアは8.1(467件)で、こちらも「おおむね好評」。好意的76%、賛否15%、否定的9%と、メディアとプレイヤーの評価がほぼ同じ方向を向いているのが特徴です。発売後にユーザー評価だけが大きく崩れる作品も多い中で、これは安心材料と言えます。
国内では、週刊ファミ通(1836号)のクロスレビューで4人のレビュアー全員が9点をつけ、合計36点という高評価でした。原作の世界を3Dで再現した美しさ、イベントバトルの迫力、キャラクターごとに違う戦い方などが評価され、気になる点として挙がったのは「演出が派手すぎて状況が分かりにくい場面がある」程度です。
各メディアのレビュー・評価
Metacriticに掲載されている主なレビューを要約しました(点数はMetacritic上の表記、2026年11月2日時点)。
Malditos Nerds 100点
何時間でも遊び続けたくなる、まれなタイプのゲームだと絶賛。「なぜ自分がゲームを好きなのかを思い出させてくれる」とまで書いています。
RPG Fan 92点
テンポが良く、水増しのような退屈な部分がないことを高く評価。キャラクターアクションRPGの新しい基準になったとしています。
Gamersky 92点
最初の約20時間はストレートなアクションRPGとして進み、クリア後はMMORPGのような協力プレイ中心のゲームに変わる、という二段構えの構成を紹介しています。
Inverse 90点
ストーリーはRPGの名作に並ぶほどではないものの、戦闘が良すぎて手が止まらないという評価。物語より遊びの手触りを重く見たレビューです。
Eurogamer Germany 80点
世界観やキャラクター、戦闘は高く評価しつつ、ストーリーの深みが足りない点と、機種をまたいだクロスプレイに対応していない点を批判しています。
Steamのユーザーレビュー
PC版のSteamでは、英語のレビューで12,568件中92%が好評の「非常に好評」でした。過去30日間でも178件中85%が好評と、発売から2年以上たった今も評価は安定しています。2025年7月にCygamesが全世界累計200万本の突破を発表した際も、Steamの評価は「非常に好評」を保っていたと報じられていて、長く遊ばれているタイトルだと分かります。

評価されている点
キャラクターごとに操作感がまるで違う
口コミで最も多いのが、戦闘の手触りの良さです。AUTOMATONの開発者インタビューで、ゼネラルディレクターの福原哲也氏とディレクターの梶泰幸氏は、プレイアブルキャラクター全員に専用のアクションを持たせ、操作感をキャラクターごとに変えたと語っています。剣で連撃を重ねるキャラクターもいれば、溜めて大技を放つキャラクターもいて、使うキャラクターを替えるたびに別のゲームのような感覚になるんですよね。お気に入りのキャラクターを見つけて使い込む楽しさが、評価の高さにつながっていると思います。
原作未経験でも入りやすい
『グラブル』を遊んだことがない人にも勧められる点も、繰り返し評価されています。ファミ通のインタビューでは、体験版の配信直後から、原作未経験の人にもアクションRPGとして楽しまれていたことが紹介されていました。キャラクターの背景を掘り下げる「フェイトエピソード」が1人あたり約10話用意されていて、本編で語りきれない人物像を補える作りです。アクションが苦手な人向けには、自動で戦ってくれる「フルアシストモード」もあり、ストーリーを追うだけなら難しい操作は必要ありません。
美しい空の世界とイベントバトル
原作の背景美術を手がけたスタッフが参加し、手描きのテクスチャーで『グラブル』らしい空の世界を3Dで再現しています。浮島の景色や騎空艇の飛ぶ空は、見ているだけでも楽しい出来です。ボス戦では巨大な敵が画面いっぱいに暴れ回り、要所のイベントバトルの迫力は、ファミ通のクロスレビューでも真っ先に挙げられていました。
クリア後に本番が始まるやり込み
エンディングまでは約20時間ですが、開発者は「ストーリーを完走するには30〜40時間程度」と想定していると語っています。クリア後は高難度クエストが解放され、パッシブスキル「ジーン」を集めてキャラクターを強化していく育成が本格化します。オンラインで最大4人の協力プレイができるほか、CPUの仲間と組んでソロで遊ぶことも可能です。

批判されている点
ストーリーが短く、掘り下げが浅い
批判で最も目立つのはストーリーです。約20時間というエンディングまでの長さは、アクションRPGとしては短めで、Eurogamer GermanyやInverseが指摘するように、物語の深さに物足りなさを感じる人もいます。高評価をつけたメディアでさえ、物語には触れずに戦闘の良さを推しているケースが目立つんですよね。物語に大作RPGのような重厚さを期待すると、肩すかしになるかもしれません。
派手すぎて画面が見づらい
4人のキャラクターが同時に技を出し、エフェクトが重なるため、何が起きているのか分かりにくい場面があります。ファミ通のクロスレビューで唯一挙がった気になる点もこれでした。ファミ通のインタビューでは、カメラやキーコンフィグへの要望を把握していて、対応できるものから検討するという趣旨の発言もありました。
周回と素材集めが作業になりやすい
最強の武器を作るには、強化素材やドロップ狙いの周回がある程度必要だと、開発者自身も説明しています。初回クリアの報酬だけでも最後まで進められる設計ではありますが、エンドコンテンツまで遊び尽くそうとすると、同じクエストを何度も回る時間が増えます。この反復を「やり込み」と受け取るか「作業」と受け取るかで、満足度が分かれるところです。
発売当時はクロスプレイ非対応
発売当時、PS5・PS4とSteamの間でクロスプレイができない点は不満として挙がっていました。ただし、2026年7月9日に発売された大型版『GRANBLUE FANTASY: Relink - Endless Ragnarok』では、インサイドの開発者インタビューで、全機種でのクロスプレイに対応すると語られています。
なぜ評価が高いのに「物足りない」という声も出るのか
何を期待して買ったかで見え方が変わる
リリンクは、ストーリーを楽しむRPGというより、キャラクターを動かすこと自体が気持ちいいアクションゲームです。Gamerskyの評のとおり、前半は一本道のアクションRPG、後半は協力プレイで強敵に挑むゲームという二段構えになっていて、後半まで遊んだ人ほど評価が上がりやすい構造なんですよね。逆に、エンディングで遊ぶのをやめた人は「短い」という印象だけが残りやすくなります。
7年以上の長期開発という背景
本作は2016年に発表され、当初はプラチナゲームズとの共同開発でしたが、2019年にCygames単独の開発へ切り替わった経緯があります。約200人体制で7年以上をかけた作品で、発売前は「本当に出るのか」と心配されたタイトルでもありました。その分、発売後に「ちゃんと面白い」と分かったときの反響が大きく、発売から11日で全世界累計100万本を突破しています。期待値が上がりきった中で出た作品だからこそ、ストーリーの短さが目立って語られた面もあると思います。
今から買うなら知っておきたいこと
価格とエディション
発売時の通常版の価格は8,778円(税込)でした。2026年11月2日時点のPlayStation Storeでは、ダウンロード版のスタンダード・エディションが4,840円で販売されていて、発売当初よりかなり手に取りやすくなっています。セールが開かれることも多いタイトルです。
大型版「エンドレスラグナロク」との関係
2026年7月9日には、追加要素を大幅に盛り込んだ『Endless Ragnarok』が、Nintendo Switch 2・PS5・PS4・Steamで発売されました。週刊アスキーの記事によると、Standard Editionは6,930円で、リリンクを持っている人向けには同じ機種内でセーブデータを引き継げるアップグレードキット(Standard 3,960円)も用意されています。開発者はコンテンツ量をリリンクのおよそ1.5倍以上と説明していて、アシスト機能をほぼ全てのコンテンツで使えるように見直したことも語っています。これから始めるなら、最初から大型版を選ぶか、リリンクを遊んでから必要に応じてアップグレードするかを比べてみるといいと思います。
オンラインで遊ぶ条件
PS5でオンラインの協力プレイを楽しむには、PlayStation Plusへの加入が必要です。ストーリーやCPUの仲間と組むクエストはオフラインでも遊べるので、まずは1人で始めて、クリア後に協力プレイへ広げる遊び方でも十分楽しめます。

グラブル リリンクは買い?口コミから見た結論
口コミと評価をまとめると、「キャラクターを動かす楽しさ」を求める人には、今でも強く勧められるアクションRPGです。ストーリーの短さは事実として受け止めたうえで、クリア後のやり込みまで含めて遊ぶつもりなら、価格以上の満足感を得やすい作品だと思います。
こんな人なら満足しやすい
- キャラクターごとに違う技や操作感を、乗り換えながら試したい人
- 原作は知らないけれど、アニメ調の美しいファンタジーの世界が好きな人
- クリア後に強敵へ挑み、育成を突き詰めるタイプのゲームが好きな人
- 友人と最大4人で、協力してボスを倒す遊びをしたい人
こんな人は慎重に考えたい
- 何十時間もかけて味わう、重厚な長編ストーリーを期待している人
- エフェクトが重なる派手な画面が苦手な人
- 同じクエストを繰り返して素材を集める遊びに抵抗がある人
迷っているなら、PlayStation Storeのセールを狙うのが手堅い選択です。気に入ったら大型版へのアップグレードという道もあるので、「まず触ってみる」のハードルは発売当時よりずっと下がっています。
